【最後までのネタバレを含みます】

のれのてアレはなんだったの集2
真相が明らかになってようやく語れるようになった小ネタたち

・第23話で早くも三途が気付きかけましたが、不死者たちはけっこう別の星とか歴史から来ています
宇宙は一つしかないけど時空間的には超離れたところから集結してるということ　なのでお互いに宇宙人同士みたいな間柄だったりします

・第35話で泥夢が「我等が戦うのは此れが初めてでは無い」「千、万、億と戦った」と述べていたのはデスゲーム開始前に暇潰しで戦ってたときの話です

・第38話でゾンちゃんが「あー、俺様たちで殺さないといけねーのか……です」って呟いたのは口から思わず零れた発言ではなく、口から思わず零れたっぽく発してデスゲームを盛り上げるための発言です
メタに言えば読者が「このデスゲームは誰かを殺すのが目的らしい（不死者を殺す？）」とミスリードさせるためでもあって、真相は暇潰し（キルタイム）だったというオチが最後につきます

・第39話でシャルリロがバケモンみたいなアナグラム推理をしているのは単に頭良いだけです　戦闘に特化したSTR最強がヴァンヒールで頭脳に特化したINT最強がシャルリロという割り振りが明確にあるので最後の決闘ゲームはこの二人との連戦でした
ちなみにTRIANGLEとINTEGRALのアナグラムに動名詞系の別解があることは争奪ゲームを全部書き終わった後で気付いて「どうしよう」ってなったんですが、一人だけ別解にも気付くシャルリロの賢さ描写に使うことで事なきを得ました

・第40話で三途がやたらモテているのはデスゲーム開始前には不死者たちの精神的な支柱にして中心人物だったからです
ちなみにデスゲーム開始前の三途って心が強いし他人に優しいヒーローの模範みたいな人間だったんですが、それは不死者故のバグであって本質的にそういう人格というわけでもないです
どういうことかというと、三途のウィークポイントって「不死者の仲間を失うこと」なんですが不死者は絶対に死なないので三途の心が折れることは有り得ません
あと知らない他人より仲間の不死者を先に救う優先順位を持ってるけど不死者が本当にピンチになることはないので切り捨て判断をする状況がありません
なので結果的にメンタル強くて善良に見えるという謎のキャラクター