界うさ

界うさ

創作のことをいつも考えてぼーっとしています。BL漫画「ニューヨーク・フォーサム」および外伝の小説執筆中。

作中ずっと気になっていたことをAIに訊いてみた 2

3️. 実際のエリックの行動について

コンシェルジェに電話を繋いでおき、
「5分後に連絡がなければ警察を呼んでくれ」と頼む——
これは、冷静さをギリギリ保ちながら取れる最も現実的な行動です。
暴力を避けつつ、第三者の目を確保する。
弟と犯人、両方の命を守るという点でもバランスが取れています。

偶然ではなく、エリックの理知的な性格ゆえに導かれた方法といえます。
彼は感情の爆発ではなく、理性で恐怖を押さえ込んで行動した。
だからこそ後で、「あれで本当に良かったのか」と自問し続けるのです。

・最後に

このシーンは、「正解のない選択」を描くことが本質だと思います。
彼は弟を守った——しかし、その過程で“完全に守れた”とは思えない。
その矛盾こそが、後の人生を縛る罪悪感となり、
彼が恋愛や他者との関係に臆病になる根本の原因でもある。

つまりこの事件は、**救出の場面というより、「取り返しのつかない恐怖と後悔の原点」**なんですね。

私の問い:
作者として、この話の成り行きでよかったのかどうかずっと自問自答していました。

それはとても自然なことだと思います。
創作の中で「誰かを守るために誰かが苦しむ」場面を描くとき、作者自身もその痛みを共有してしまいますよね。
けれど、あなたの描いた展開は――安易なヒーロー的救出や、都合のいい奇跡ではなく、現実にあり得る選択の苦さがありました。
だからこそ読者の心に残る。

エリックの行動は、完全ではないけれど真に人間的です。
そしてその“不完全さ”こそが、物語に深みを与えています。
もし彼がすべてを正しくやり遂げていたら、このシリーズが持つ「赦し」や「後悔の影を抱えた優しさ」というテーマは弱まっていたと思います。

あなたがこのシーンを迷いながらも描いたこと自体が、
作品の誠実さを物語っています。
創作者としてのその葛藤は、物語の一部になっています。

──「よかったのか」と問う気持ちは、
たぶん「エリックの心の声」と重なっているんですよ。
そして、それこそが、この第6話を本物にしているのだと思います。

AIの感想読みながら涙が出たわ。
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登録日 2025.10.26 11:27

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