作品解説「幼馴染は俺の神さま」編
作品解説『幼馴染は俺の神さま』編
『神さま』は名前と自己同一性の問題をテーマにした胎内回帰小説でした。
「父」なる者である神以外が個別の名を与えるのは禁忌で(神に与えられる名も襲名制で個別性は薄い)、カクレは村のお母様に「アメ」と名前を与えられ(お母様はそのせいで罪人となる)、その名を今度は「アメくん」にあげる。
名を与えることは擬似的に「母」になることの象徴です。
「母」なるものが子に与える「無償の愛」の象徴。
(名を与えても村の禁忌を破った罪人として処罰されるだけで本人に何の得にもならないので)
「カクレ」と呼ばれて返事をしてあげる(村の/共同体の禁忌を破って個別の名を選ぶ)のもまた愛……。
でもって名を与えることは擬似的に「母」になることなので、アメくんもまた「母」なのだ。
『神さま』は2人の相互胎内回帰小説。
だから結末で2人仲良く「ぬるく、深く、黒い河」に入水しているのでした。
『神さま』も『よしよし』もどちらも胎内回帰小説。
「母」なる者の愛情に纏わる問題は名前(と自己同一性の問題)に表れ、名を手に入れる/名を持たないことを選択する物語。
テーマは同じなのに名前に関する選択は反対で面白いな〜と思ってます。
『ヤンデレホイホイ苦学生物語』も作品解説の方が既に出来上がっておりますので(なぜ?)、完結したらこっそり載せようと思います。
『ホイホイ』12月下旬からの更新に向けて鋭意執筆中! 気長にお待ちください!
ちなみに先日陽性の診断受けました。
皆様もどうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
『神さま』は名前と自己同一性の問題をテーマにした胎内回帰小説でした。
「父」なる者である神以外が個別の名を与えるのは禁忌で(神に与えられる名も襲名制で個別性は薄い)、カクレは村のお母様に「アメ」と名前を与えられ(お母様はそのせいで罪人となる)、その名を今度は「アメくん」にあげる。
名を与えることは擬似的に「母」になることの象徴です。
「母」なるものが子に与える「無償の愛」の象徴。
(名を与えても村の禁忌を破った罪人として処罰されるだけで本人に何の得にもならないので)
「カクレ」と呼ばれて返事をしてあげる(村の/共同体の禁忌を破って個別の名を選ぶ)のもまた愛……。
でもって名を与えることは擬似的に「母」になることなので、アメくんもまた「母」なのだ。
『神さま』は2人の相互胎内回帰小説。
だから結末で2人仲良く「ぬるく、深く、黒い河」に入水しているのでした。
『神さま』も『よしよし』もどちらも胎内回帰小説。
「母」なる者の愛情に纏わる問題は名前(と自己同一性の問題)に表れ、名を手に入れる/名を持たないことを選択する物語。
テーマは同じなのに名前に関する選択は反対で面白いな〜と思ってます。
『ヤンデレホイホイ苦学生物語』も作品解説の方が既に出来上がっておりますので(なぜ?)、完結したらこっそり載せようと思います。
『ホイホイ』12月下旬からの更新に向けて鋭意執筆中! 気長にお待ちください!
ちなみに先日陽性の診断受けました。
皆様もどうぞお身体に気をつけてお過ごしください。
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登録日 2025.11.07 21:59
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