星野なつめ

星野なつめ

Web で小説を書いてる心の冒険家。 あとエブリスタとなろうにも生息しています

『タカちゃん』

小学時代、私はヒッキーであった
説明として、ヒッキーとは引きこもりのことを指す。
そしてもう1つ言っておくと、私のヒッキーは現実的には家に引きこもっていたわけではなく、心の中が常にヒッキーであった
いわば、内向的人間と言ったところだろうか?

そんな私は常に頭の中で世界を作り出し、その自身の世界の中で神のような存在となって生きてきたのだ。

これだけ聞くと、とても中二病である
…だが、安心したまえ
中二病のように「うっ!右目が!!」や「右手と力がぁっ!!くっ!みんなっ!俺から離れろっっ!!」などと周りから見たら痛いくなるようなことは言わない。

…しかし、そんな私のクラスメイトの1人、『シンイチくん(仮名)』はよくそんなことをいい
最悪、階段の上段から技名を叫びながら飛んで3点着地をし右足の足の腱を切るという大怪我をした。

シンイチくん(仮名)、お元気かい?
私はお元気だ?
まあ君とは話したことないけれどね

―さて、ここでまた話を戻すが私はヒッキーであった。

しゃべるのは好きだが、それは独り言のようなもので『誰かと話す』などということは、あまり得意ではなかった人間である。

それこそ 今で言うイマジナリーフレンドなどというものを生み出し、その者たちと会話をしていたような人間である

ちなみに、イマジナリーフレンドの中で一番仲が良かった子は『タカちゃん』だった。
『タカちゃん』は好奇心旺盛で私と同じく創作が大好き
そして何より 冒険が大好きな子だった。
私はよくそんな『タカちゃん』と絵を書いたり、 心の世界の中で冒険を一緒にしてよく遊んだものだ。

あの当時はイマジナリーフレンドと現実の子供の見分けがつかず、そして不幸中の幸いと言うべきか、それともこれこそが不幸というべきなのか『友人』と言える友人がいなかった。
そのため『タカちゃん』の話題を切り出すことは一切なく たまに家族と友達と遊んだぐらいで終わっていた。

しかし そんな私も大きくなり 小学から中学になった頃、初めて『タカちゃん』が現実にいないことを知ってとても絶望した。

その現実に気づいてしまった私と、
私のその状況に気付いた『タカちゃん』、
絶望しながらも『タカちゃん』は自身が曖昧になっても消えるまで私と相談相手として話し相手になってくれた。

ありがとう、『タカちゃん』今の私は元気だ。
またね、
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登録日 2026.02.10 07:29

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