十夢矢夢君(とむやむくん)

十夢矢夢君(とむやむくん)

タイ在住。言葉で紡ぐ物語の魅力に魅了され、第二の人生で作家としての道を歩み始める。歴史や文化、そして異なる国の人々の絆に触れ「人と人が繋がる瞬間」を読者に心温まるエピソードで届けたい。

プロダクション・ノート:『サヤームの鈴 ―日本人村の軍師になった男―』~400年前のアユタヤ王朝、君に渡せなかった鈴が今、歴史の彼方から鳴り響く~

たぶん、読者の皆様はこのタイトルの「サヤーム」という意味をご存知ないと思います。「サヤーム」というのはあの、微笑の国で有名なアジアの国「タイ王国」の昔の呼び名で、日本では「シャム」と呼ばれていると思います。
 そうです、あの「シャム猫」のシャムですね。しかしながら、タイの人に「シャム」と言っても通じないのが残念です。正しい発音は「サヤーム」なんですね。
 また、英語の表記になると「SIAM」となり、「サイアム」と発音されます。でもそれでもタイ人に言わせると「違います」と言われます。正しい、発音は「サヤーム」と聞こえます。สยาม これがタイ語の綴りで、発音にするとまさに「サヤーム」となります。
 筆者はタイ語を勉強して30年以上になるので、はやる気持ちを抑えながら「シャム」とせずに「サヤーム」と題をつけました。
 さて、内容といえば、そう、みなさんも日本の教科書で習ったかぁ・・・17世紀(日本では関ヶ原の戦いが終わった頃かな)に単身、日本を飛び出し「サヤーム」の国へ渡り(タイ王国はまだできていませんよ)アユタヤ王朝があった、アユタヤという場所の日本人町の頭領にまで出世した人、「山田長政」にまつわる話なんですね。
 これまでに「山田長政」に関わる書籍は多数あって、知る人ぞ知る歴史上の有名人なのですが、私は敢えて山田さんを主人公にせず、あるタイ人の青年を主人公にしました。
 しがないドキュメンタリー作家のレックは、日本留学経験もあり、日本大好き青年なんですね、でも悲しいことに大好きだった恋人の有希さんを亡くしてしまいます。
 そのショックから立ち直れないまま、ふと、アユタヤの遺跡公園にある歴史資料館を訪れます。
 そう、資料館にあった昔のある町娘の手紙…あれを読みかけた時に時間が逆行…
 憧れの山田さんに会うのですが、なかなか当時の言葉になじめず、変人扱いされるのですね。それでもめげずに健気に山田さんをサポートしながら、その世界で生きる術を確立していくのです。
 戦いあり、裏切りあり、嫉妬あり、恋愛ありのファンタジーに仕上げました。
 是非、みなさまの応援と最後まで辛抱強くお読み頂けますこと、先だって御礼申し上げます!
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登録日 2026.04.06 22:19

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