山龍遼士郎

山龍遼士郎

「さんりゅうりょうしろう」と申します。日本歴史時代作家協会会員。歴史の海に溺れてくださいまし!

【完結】『芸者お糸、名を売らず』終章公開しました

お世話になっております。山龍です。

8月10日㈪から毎朝7時に一章ずつ公開してきました、

『芸者お糸、名を売らず』

本日8月14日㈮、終章「名を売らず」の公開をもって、全五章立てが完結しました。

作品はこちらです。
https://kakuyomu.jp/works/2912051604920143144

天保十三年、大坂。

町触によって「芸者」という名で生きる道を狭められていく中、二十二歳のお糸が、自分の名と仕事、そして自分自身の生き方を誰に決めさせるのかを追った物語です。

第一章「下りる灯」から始まり、

第二章「紙と嘘」
第三章「女の値段」
第四章「最後の唄」
終章「名を売らず」

まで、五日間で一つの物語として書き切りました。

旧稿『糸の名を奪う――天保の町触』からは、人物、構成、会話、事件の運びを大きく見直しています。

旧稿ご覧になりたい方はこちらです。
https://rekishijidai.com/2026/07/sanryu_ryoshiro01/

今回の改稿では、

「仕事の名を奪われるとはどういうことか」
「人の名に、誰が値段をつけるのか」
「名を捨てることと、売らないことは同じなのか」

という問いを、最後まで一本、筋を通したつもりです。

そのため、今回については各章への応援コメントはもちろん、ご感想を頂戴できますと、非常にありがたい限りです。

お糸、お勢、おきぬ、お菊、庄次郎、惣兵衛。
印象に残った人物や場面、作品を読み終えた時に残ったものなど、短い一言でも嬉しいです。

華やかな芸者の物語ではありません。
町触、帳面、借金、名替え。
そうした紙と制度の向こう側で、それでも自分の名を自分のものとして残そうとした一人の女の物語です。

五日間お付き合いいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

『芸者お糸、名を売らず』
これにて、おしまいでございます。
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登録日 2026.08.14 07:33

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