卯花月影

卯花月影

卯の花の垣根ばかりや村雨の ふる夜も月の影残すらむ

新作『無窮花咲く国』を書いています。

題材は、豊臣秀吉による朝鮮出兵――文禄・慶長の役です。

これまで戦国ものをいくつも書いてきましたが、この戦については、日本側の武将の活躍としてではなく、「そこへ行かされた人々は何を見たのか」というところから描いてみたいと思いました。

主人公は、滝川一益の子・七郎。

滝川家の再興を願って朝鮮へ渡った若い武士が、兵糧を運び、病人を見送り、戦場で人が殺されるのを目にしながら、少しずつ「戦とは何なのか」を知っていく物語です。

第一部では、豊臣秀勝、牧村兵部らとの出会いと別れ、平壌撤退、晋州城攻防までを書きました。

そして、いま第二部を書き始めています。

第二部では、朝鮮へ渡ったイエズス会士グレゴリオ・デ・セスペデスや石田三成も登場する予定です。

戦を終わらせたい人はいる。
故郷へ帰りたい人もいる。
それでも、戦はなかなか終わらない。

そんな時代の中で、人が何を見て、何を忘れずに生きるのかを書いていけたらと思っています。

まだ先は長そうですが、ゆっくりお付き合いいただければ嬉しいです。
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登録日 2026.10.01 12:04

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