橋本 直

橋本 直

通りすがりのSF書きです

『遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』と『戦時の青春』と『初デート』と更新しました!

最新話『第30話 戦争前の新さん』更新しました!
豊川の東和の地方都市ならどこにでもあるスーパーの豊かな様は戦争と敗戦後の混乱の中を生きて来たお蔦の心を締め付けるほどにその隔絶した世界にしか見えなかった。
甲武と同じ顔をした男女が話している内容は甲武では何が手に入るかなのに対して東和では何を手に入れるかだった。
もし小作人の成果から女郎屋である相模屋に売られなければ新聞で戦禍の被害と領主の無能が重なった地方ではありふれた光景の餓死者の山を積み上げた光景が当たり前の甲武を思い出しお蔦は心が詰まった。
そんなお蔦の様子を察してレイチェルはお蔦を街に連れ出した。
どれも同じような形の家、そして甲武では職のない人間が山といるので絶対にありえない自動販売機にお蔦は目を奪われた。
そのお茶を飲みたいというお蔦の言葉を聞いたレイチェルはアメリアが隠れ家としている喫茶店にお蔦を案内した。
喫茶店と言えば女給が春を売るところということしか知らないお蔦の言葉にマスターは言葉を失った。
レイチェルがアメリアのお気に入りのブレンドを頼むがマスターはアメリア向けだとコーヒー初心者には厳しいとミルクを多く用意するという。
そんなマスターの言葉を聞くとレイチェルは楠木も語らない戦争前のお蔦が知っている平和な時代の嵯峨について聞かせて欲しいとお蔦にせがんだ。

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登録日 2026.10.26 19:34

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