ゆるりこ

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村原由芽ちゃん視点3


「フィーリス……と申します。その、御髪を整えさせていただきたいのですが……よろしいですか?」

「え? おぐし? 髪の毛ですか? いえいえいえ、そんなの自分でできますので大丈夫ですよ」

 何気に眼鏡を上げようと手を鼻の上に持って行って、空振りしたのに気がついた。あれ? 耳の脇にあるはずの蔓もない。眼鏡がない! 枕元に置いてあった眼鏡を見つけて掛けてみると、世界が歪んでいて、目眩がした。何これ、度があっていない! そう言えば、両眼0.01+きつい乱視だから眼鏡がない状態で眼鏡を探すことなんて出来ないはずだった。なぜ見える? 異世界仕様なの?

「わ、私どもの仕事でございます。させていただかないと叱られて家に戻されてしまうかもしれませんので、どうか、どうかお世話をさせていただけないでしょうか?」

 真っ赤な顔で目をうるうるさせながら懇願されたら、押しの弱い日本人の私は小さく頷くしかない。それにしても何故明らかに外国人と普通に会話ができるのか。

「ボセグゲン・ジヅ?」

「?」

 グ○ンギ語(byク○ガ)は通じないようだ。あたりまえか~。
 シーツを巻き巻きしたまま鏡台の前に座らされると、目の前の鏡に自分の姿が映った。

「バンザ・ゴセパ?」

 しまった。ついグ○ンギ語を使ってしまった。私の後ろに映っているフィーリスさんが首を傾げている。私も首を傾げた。ニキビもニキビの痕もない、つるつるのお肌になっているではないか。思わず頬に手をやると吸い付くような、もちもちのすべすべである。腫れぼったいいつも半開きの目はすっきりと切れ長になり、ガサガサだった唇もピンク色のぷるんぷるんだ。髪はつやつやのさらっさらで、なんというか、別人と化していた。


つづく
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登録日 2018.02.15 12:46

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