釜借 イサキ

釜借 イサキ

自称火星人。本当は冥王星人。

50円玉の思い出

おはようございます。こんにちは。こんばんは。

初めまして。松岡と申します。

この記事を書こうと思ったら、自分のPN を忘れてしまいました。

現在、『相席中@14日間』を執筆させていただいております。

ちらほらと、読んでくださっている方もいるようで、嬉しい限りです。ありがとうございます。

さて、今回、本作品も、『じんわり・ほっこり大賞』に応募させていただいている訳ですが、このテーマを聞いたとき、真っ先に思い出したことがあります。

作者は小学生の頃、道を歩いていて50円玉を拾ったことがあります。

拾ったは良いが、どうすれば良いのか分からず、近くの商店のおじちゃんの所に相談に行きました。

最終的には、そのおじちゃんから警察署に50円玉を届けてくれるようになりました。

元々、父を通しての知り合いだったこともあり、安心してその日は帰宅しました。

一ヶ月後、父から、『警察署のおいちゃんより』と書かれた茶封筒を渡され、中身を確認すると届けた50円玉が入っていました。

その頃は、ただ良いことをして良かったとしか思いませんでしたが、今思い返すと、きっと、それは大人たちの思い遣りだったのだろうと思います。

もしも警察署に届けてくれていたのなら、忙しい仕事の合間を縫ってそれを届けてくれた。

落とし物など、滅多に拾うことなど無いでしょう。

慣れない人にとって、公官庁での手続きはとても大変なことだと思います。

それにも関わらず、きちんと警察署に届けて、帰ってきたものをちゃんと返してくれた。

もしも、商店で預かっておいて、その後その50円玉を返してくれたのなら、その場で機転をきかせてくれた。

どちらも、思い遣りがないと出来ないことだと思います。

作者は、中々やんちゃな子どもだったので、沢山の大人たちに育てられました。

このお話は、その一例です。

何を以て大人とするのかは、正直よくわかりません。

そんな中で、作者は、若輩者ではあるものの、大人と呼ばれる歳になってしまいました。

口では語らないけれど、相手のことを思い遣る、50円玉のおじちゃんのようなーーそんな大人になりたい、今日この頃です。
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登録日 2018.08.05 02:04

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