バイオリンの話
いつもお読みいただきありがとうございます。
『Bravo!』において、また今回の26話で、「ジプシー」(gypsy)という単語を使わせていただいておりますが、本来であればこれは差別用語とされており、「ロマ」という単語を使うべきなのですが、当時19世紀半ばを生きたテオやマルグレーテの視線に合わせた世界を描くために「ジプシー」と表記しております。ご了承ください。
マルグレーテは伯爵令嬢としてドイツ語以外にイタリア語とフランス語、多少の英語は学んでおりますが、ハンガリー語はわかりませんでしたね。テオは経験上、言語の区別がつく程度でした。
ちなみに彼らが夕食で食べているのはハンガリーの料理グヤーシュという煮込み料理です。パプリカやクミンなどのスパイスが入っております。
あと、ハンガリーの楽器として、打弦楽器のツィンバロムや、クラリネットに似た木管楽器のターロガトーが出てきました。ブラームスがハンガリー舞曲を作曲していますが、この物語はもう少し前の時代が舞台となっております。
(ちなみに私は「ジプシー音楽」としてはユダヤ系のクレズマー(Klezmer)が好きです、ごめんねハンガリー)
さて、クレモナに向けて旅をしている二人ですが、長距離を歩いたことのないマルグレーテには大変な苦労ですね。ですがテオについていくと行った手前、弱音を吐くわけにはいきません。目的地までもうすぐなので、がんばってほしいところです。
申し訳ないことに、9月は私情によりものすごく忙しくなりますので、更新が遅れる、または滞るかもしれません……気長にお付き合いいただければ幸いです。
夏の疲れが出てくる頃、ご無理をなさいませぬよう。
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登録日 2019.08.31 16:29
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