ボク地方領主。将来の夢ニート!の完結にあたって後書き

これは所謂後書きです。
卑屈な内容ともなりますので、余韻に浸りたい人やネタバレが嫌なかた、弱気な発言が苦手な方はお引き取りください。

さて、私は小説を書くにあたって毎度、何らかの私の趣味に合わない書き方を行います。
その上で、「ボク地方領主。将来の夢ニート!」で挑戦した書き方とは、「プロットを書かない」というものです。
私はいつも必ず、本編開始前に何があったのかというバックボーンと、物語全体の序破急を書いてから小説を書きます。
しかし、この物語ではプロットを書かずに進めてみたかったのです。

というのも、私はこの一生をかけて連綿と続く壮大な大河を書いてみたいと思ったからです。
結果は……恐らく読んだ通りかと思います。
軸のない物語はあっちへフラフラこっちへフラフラ。
書きたいことはあるのに具体的なイメージとして固まってないので、上手く文章に表現できません。
訂正前のガッツォンなど瞬間移動までしていました。
もしかしたら、私の気付かない大きな矛盾がまだあるかも知れません。

さて、私のメタ的な目標の話はここまでにして、物語そのものへと踏み込んだ話をしようと思います。

この物語は、既にご存知の方も多いと思いますが「三国志」がモデルです。
国民が政府へ不満を抱き、カルト教が反乱
目立たなかった人達が鎮圧の功で頭角を表し、同胞を擁立する権力争いで天下が騒乱す。
西方出身でやたら強い武人のガ・ルスはまさに呂布がモデルです。気づいていただけて嬉しかったです。
妹を擁立しようとしたオルモードはもちろん、弟を擁立しようとした董卓ですね。
カルシオスはもちろん宦官ですが、西方へと逃れたオルモードとカルシオスはリカクとカクシがモデルです。仲違いするのも同様ですね。
この辺は董卓軍の一連の流れを2人で再現してもらう形となっております。

ただ、プロットがなかった事と相まって、どんどん物語が三国志のパクリと化していたため、急な舵取りが私には必要でした。

このように行き当たりばったりで話を進めた最大の被害者はハルアーダだったのかも知れません。
彼は曹操に当たるキャラなので、好色家な行動を取る事になったのですが、正直キャラと役割が合っていなかった気がします。

さて、この作品を書いて思ったことは、次からはプロットを作ってから書くということです。ではもしよろしければ次の作品で会いましょう。
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登録日 2019.09.14 23:14

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