バイオリンの話のあとがき
いつもお読みいただきありがとうございます。
ようやく完結いたしました。
自分の中で長い道のりでしたので、少しほっとしています…。
今回の『Vravo!』では、他作品のマリアンナ(『赤い目が光る時』)や、クラリス(『港町恋物語』)のように、ある程度"人格のできた女性"ではなく、姉達に囲まれて少しわがままに育った伯爵令嬢をヒロインにあてました(わがままといっても厳格な父親がいるので、絵に描いたような横暴さはありませんが)。
また、19世紀半ばのヨーロッパの中欧から北イタリア各地を舞台にさせていただきました。ありがたいことにこの辺りの時代だと地図がしっかり残っているんですね。鉄道ブームでもあるので旅行者がぐっと増えた時期でもあり、その影響もあって町の地図が正確に作られるようになったのかもしれません。
本作品を書くきっかけになったのは、アストル・ピアソラ(1921-1992)作曲の「リベルタンゴ」のバイオリン演奏を聴いたことにあります(時代はもちろん本作品よりもずっと後になります)。作品の中にはそれぞれイメージを持ったものがありますが、読者様の心に響く音楽を想像していただければ幸いです。
半年ほどかけての更新になりましたが、いつもお読みくださる読者様の存在がとても支えになりました。
ほんとうにありがとうございました。
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登録日 2019.11.23 17:56
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