宵月淡夏音

宵月淡夏音

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恋愛 連載中 長編 R18
「…私のこと殺す気ですか。」             「そんなん勿体ない。殺すよりもっとええことしたい。お前が思ってるより、もっと危ないこと考えてるよ。」                       立花会、若頭。 冬美凛音(ふゆみりんね)/27歳/187cm。 “畏怖の極道”、“鬼美の若頭”と恐れられる男。 鍛え上げられたしなやかな体。冷え切った陶器のような肌。 白銀色の無造作な髪の隙間から覗くのは、吸い込まれるほど澄んだ、淡いブルーの切れ長の瞳。 凛として、余りにも整った顔立ち。 その秀麗な佇まいは、誰もが寒気を覚えるほど冷たい危険な色気を纏っている。 一方、 立花会、雑用新人構成員。 冬美さく(ふゆみさく)/27歳/162cm。 凛音と苗字が同じだが、ただの偶然。 周囲の影響で関西弁がうつったエセ。 関西弁は強そう、という妙な思想を持っている。 鈍感、無自覚、度胸あり。本人にそれらの自覚は全くない。 「究極の愛って、何だと思いますか?」 「俺のは、呪いに近いわ。お前はどう思うん?」 「…相手の心臓刺して、自分のも刺して、一緒に死ぬこと。全部ぐちゃぐちゃになって、血まで溶け合うこと。それが究極だと思う。」 「なんやそれ。最高やな。お前は、俺にそこまでさせてくれるん?」 秀麗な畏怖極道と、鈍感な無自覚キラー。 少し狂っている。 だから優しくて、焦れったくて、甘ったるくて、危うい。 その関係が、いつの間にか絡みついて離れない。 冷たい気高さを纏った執着と狂気は、甘いのだろうか。 じわじわと、凛とした執愛に溶けていく。
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文字数 22,936 最終更新日 2026.06.02 登録日 2026.05.13
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