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八十年前、ユーラシア大陸の空に開いた穴から現れた多くの有害生命体。同時期、次元に干渉して特殊な力を引き出す異能者が爆発的に増える。異能者たちを中心に各都市に集まり、新たな経済圏を確立した。
有害生命体に対抗するため、都市ごとに駐在する特殊警備十二隊。そのOBである西南達樹は自らの伝手を頼りに探偵事務所を開いていた。
ある日、十二隊で世話になった先輩の娘で警察官の水地百合亜が中央都市で発生した事件の現場に西南を招く。それは十年前、吉田淳也が殉職した事件と関わりがあるようで、彼は否応もなく多次元流動生命体の一種である零魔との闘いに引きずり込まれていく。
一方、中央都市の外側に住んでいる異能者の子供である凛は、同い年の吉田淳と人間の言葉を話せる猫で異能持ちの三毛、今年五歳になる楓と共に住んでいた。彼女は中央都市に住んでいる両親を探していた。
淳と共に外側へ買い出しに行く途中、彼女は不気味な幻聴を聞くことになるが――?
世紀末感満載の近未来異能バトル。二つの視点が十年前の事件を紐解いていく。
文字数 36,909
最終更新日 2026.06.13
登録日 2026.06.13
国際機関の研究所が不慮の事故で世に解き放ってしまった食人生物・ムクロが世界中で人を喰らい続け、人類とムクロとの戦いは膠着状態に陥っていた。ムクロを完全に倒すことができるのは各地に点在する異界の穴の影響で超能力を得た一部の人々のみ。
そんな中、野球少年の吉田はひょんなことから異能を持っていると判明し、異能によって齎された難病に苦しむ少年の治療をするため病院へ通い始めることになる。三年間、彼らは友情を育み、本物の兄弟のような間柄になっていく。
国際異能理化学生体研究所、通称異研と呼ばれている、病院と併設されて建てられた研究所へ回診を行う研修医のモニカは彼らを見守る大人の一人だった。異研へ回診を行うようになってから意識が途切れ、いつの間にか朝になっている日々が増えていく。
病院全体を巻き込んだ恐ろしい事件を描くSFホラーとファンタジーが織りなす異色作。
貴方は物語の結末を予想できるか。
文字数 100,304
最終更新日 2026.06.10
登録日 2026.06.10
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