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「祝福の儀式」で授かった属性魔法は無属性魔法だった。無属性と書いてハズレや役立たずと読まれている属性魔法を極めて馬鹿にしてきた奴らの常識を覆して見返す「ざまあ」系ストーリー。
不定期投稿作品です。
文字数 26,405
最終更新日 2025.12.10
登録日 2025.10.22
東京発沖縄着の船で修学旅行に出港した都立東品川高等学校2年4組の生徒35人は出港して2時間が過ぎた頃に突然の嵐に巻き込まれてしまい、船が転覆してしまって海に投げ出されてしまった。男子生徒の宮間景太郎が目を覚ますと、そこはどこかの森の中だった。海に投げ出されたのに、何で森の中にいるんだ?不思議に思って呆然としていたら、森の奥から聞き覚えのある女子生徒達の悲鳴が聞こえてきた。考えるより先に体が動いた。足元にあった折れて先端が尖った木の枝と石コロを取って森の奥へと駆け出した。そこには3人の女子生徒が5匹の身長160cmくらいの緑色の肌色のバケモノに襲われていた。そのバケモノは異世界アニメやコミックでお馴染みのゴブリン?だった。距離は10mはある。短剣を持ったのと木製の棍棒を持ったゴブリンの内、棍棒を持ったのがソレを振り下ろすのを防ぐのは無理な距離。ならばと、拾っておいた石コロを全力投球投。全くの無警戒だった場所からかならの威力で投げられた石コロが頭に命中して、そのまま倒れてしまったので他のゴブリン共も動揺した。その隙に女子生徒達とゴブリン共の間に立ち塞がり、拾った木の枝(棒?)を振り回して距離を置き、斃したゴブリンから棍棒を拾ってそこからはタコ殴りに殴りまくった。棍棒や短剣を弾くと、頭、首、肩、腕、足と、それはもうフルボッコのボッコボコにして斃してから暫くして女子生徒達に「大丈夫か?」と声をかけると、3人ともポカーンと口を開けて呆然としていた。まあ、無理もない。何故なら景太郎はクラスでは寡黙で、いつも1人で行動しているそれは、ぶっちゃけて言うと、完全な『ボッチくん』だったからだ。そんな景太郎が自分達の命を助けてくれた。それも今まで誰も見た事のない熱く必死な戦い方でだ。これは謂わゆる『吊り橋効果』ではあるが、こうまで男らしい姿を見せられては惚れるなというほうが無理だろう。その瞬間から女子達による景太郎の取り合い合戦が始まった。
【毎週火曜日に投稿します】
文字数 5,053
最終更新日 2025.12.09
登録日 2025.12.02
本所北割下水七十俵五人扶持小柳一郎兵衛が三男伝三郎は心鏡一刀流の腕前を買われて常日頃から南町奉行所年番方与力笹村重蔵に頼まれて凶賊や辻斬りなどの捕物出役の手伝いをする事がしばしばあった。その功績を認められて、南町奉行大岡越前守忠相様から直々に異例の事ではあるが、五十俵二人扶持にて同心としてお召し抱えいただけるというお話しがあったので、伝三郎は一も二もなく食い付いた。また、本来なら朱房の十手なのだが、数多の功績と比類を見ない剣術の腕前、人柄の良さを考慮されて、恐れ多くも将軍家から大岡越前守忠相様を介して『紫房ノ十手』と『斬り捨て御免状』、同田貫上野介二尺三寸五分、備前祐定一尺五寸、定羽織、支度金二十五両を下賜された。ここに後の世に『人斬り鬼三郎』と呼ばれる同心が誕生したのだった。
文字数 58,949
最終更新日 2025.10.19
登録日 2025.08.07
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