アルさんのシッポ

アルさんのシッポ

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ファンタジー 連載中 長編 R15
あらすじ 目を覚ますと、そこは森の中だった。 「……は?」 つい昨日まで、東京でしがないサラリーマンをしていた俺。三十七年間、ラノベを読みながら地味に生きてきた、平凡な人生。 昨夜も、いつものようにコンビニ弁当を食べて、ラノベを読んで、風呂に入って、ベッドで寝た。 なのに―― 「なんで俺、森にいるんだ!?」 見知らぬ服、見知らぬ肉体。 水たまりに映った自分の顔は、まったくの別人。二十代くらいの、整った顔立ちの青年。腹筋は割れ、筋肉質で引き締まった身体。 「……俺、誰?」 いや、記憶はある。 三十七年間の人生、全部覚えている。会社の名前も、同僚の顔も、昨日読んだラノベのタイトルも。 だが、この身体は俺じゃない。 これは、ラノベで何度も読んだ「異世界転生」だ。 試しに魔法を使ってみると―― 「エアカッター!」 風の刃が木を切り裂く。 魔法が使える。 しかも、イメージするだけで何でも発動できる。治癒魔法、攻撃魔法、転移魔法、クラフト魔法……。アイテムボックスも、サーチもアプレイザルも、全部使える。 「これって、チート能力じゃないか!」 状況は分からないが、生きていくための力はある。 俺は魔獣の巣窟「ルーンの森」で、三ヶ月間サバイバル生活を送った。 毒蜘蛛の魔獣ポイズンスパイダーをテイムして、名前をアラクネとつけ、寂しさを紛らわしながら暮らしていた。 そんなある日、森で魔物に襲われている一団を発見した。辺境伯令嬢アリシアと、護衛の兵士達を救出した俺は、彼らに領都へと招かれる。 そして、冒険者ギルドへの登録。 「魔力量……98000!?」 「Aランクゴーレムを10秒で撃破!?」 さらに、買取所でグリーンドラゴンの魔石と素材、ミスリル鉱石、そして自作のミスリル製品を売却。 一日で億万長者になってしまった。 だが、俺は知らない。 自分がなぜ、この世界に来たのか。 なぜ、別人の身体になったのか。 なぜ、チート能力を持っているのか。 その真相は――神界にある。 三ヶ月前、神々の飲み会で泥酔した女神エリシアが、上司のゼノンに逆ギレ。 放った雷撃が次元を超えて地球に落下し、部屋で寝ていた俺に直撃。 一瞬で消し炭になった。 魂まで消えかけた俺を、慌てたエリシアが神力で修復。 だが、神力の注ぎ過ぎで魂が半神に……
24h.ポイント 830pt
小説 1,593 位 / 219,971件 ファンタジー 259 位 / 51,121件
文字数 484,465 最終更新日 2026.03.30 登録日 2026.01.13
ファンタジー 連載中 長編 R15
あらすじ かつて世界を救った勇者は、救ったはずの王国と教会に裏切られ、すべてを失い、見捨てられた。 その最期を悔いと絶望で終えた彼は、次の瞬間――女神の前に立っていた。 「ごめんなさい。私は、あなたを守れなかった」 女神は自らの過ちを認め、謝罪し、記憶・スキル・空間収納、そして勇者専用の非常食である“万能丸薬”をすべて引き継がせ、彼を貧困な村の少年として転生させる。 ただし、今度は――“勇者としてではなく、一人の人間として生きてほしい”と。 誕生日の日、前世の記憶を完全に思い出した少年は、すべてを家族にだけ正直に打ち明ける。 勇者だったこと。 裏切られたこと。 王国が滅びたこと。 女神と和解したこと。 そして家族は、彼を疑わなかった。 恐れもせず、拒絶もせず、ただ「一緒に生きよう」と受け入れた。 少年はまず、飢えと病に苦しむ村人たちに万能丸薬を一粒ずつ配り、村を救う。 次に冒険者となり、魔物を狩り、素材を売り、家族を養いながら村の生活を立て直していく。 その裏で、家族には魔法と剣術を教え、気付けば――この家族だけ異常に強くなっていた。 やがて一家は村を導く存在となり、村長を任され、村は発展。 主人公は家族の代表として男爵に叙爵される。 一方、戦場では父が将軍を命懸けで守り、敗北寸前の戦を勝利に導き、同じく男爵位を得て帰還する。 勇者の正体を知るのは、最後まで家族だけ。 教会の偽りも、勇者を騙る者たちも、王国の腐敗も―― すべては“家族”の力で、静かに、そして痛快に打ち砕かれていく。 これは、元勇者が正体を隠さず家族に打ち明けた結果、 家族全員が最強になり、世界の歪みを正していく物語。 ――もう、勇者はいらない。 家族がいれば、それでいい。
24h.ポイント 397pt
小説 3,604 位 / 219,971件 ファンタジー 584 位 / 51,121件
文字数 369,866 最終更新日 2026.03.17 登録日 2026.02.04
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