夢宮

夢宮

ファンタジー小説を趣味で書いてるのでごじゃる
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ファンタジー 連載中 長編 R15
潮の匂いが、暮れなずむ町にゆるやかに満ちていく。 港町ルアーナ。 その一角、名もない居酒屋の火が、今宵もまた静かに灯る。 店を預かるのは、かつて剣を振るった男──ベネリオ・ファルカ。 冒険の時代を過ぎ、今は炭を起こし、魚を焼く。 潮と火の香りが交わるとき、人もまた、何かを交わしにやってくる。 誰もが、ひと皿の料理とひとときのぬくもりを求め、 朱色の庇の下に腰を下ろす。 火を囲み、語らずとも伝わるものがある。 それは潮の記憶、焦げ目の香り、季節の影。 変わらぬ炭火のなかで、変わりゆく心がぽつり、ひとつずつほぐれていく。 ──これは、名もない店と、その夜ごとの物語。 潮の香りに引かれ、誰かがまた、戸を開ける。 ※毎日19時更新。 ※投稿はアルファのみです。 ※サブタイトル変更
24h.ポイント 285pt
小説 5,187 位 / 202,059件 ファンタジー 807 位 / 46,748件
文字数 93,580 最終更新日 2025.06.30 登録日 2025.06.05
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。 雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。 女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。 異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。 調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。 そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。 ※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。 ※サブタイトル追加しました。
24h.ポイント 582pt
小説 2,563 位 / 202,059件 ファンタジー 411 位 / 46,748件
文字数 229,688 最終更新日 2020.02.13 登録日 2019.11.19
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