2
件
見舞い客のない病室でただ死を待つはずだったイリナは、ある日選ばれてしまった。
「俺たちの為に生きるなら延命してやる」
レイ、ノア、そしてフェルという3人の悪魔が探し求める25の兆候を持つ生け贄になる為の計画に巻き込まれる。どうせ望まれなかった命を今度は彼らに預け、また死を待つ日々に戻るだけと思っていたイリナだったが、始まったのは独占欲と庇護欲が横行する甘々溺愛共同生活だった……?!!
25周年カップ用に書いてたのに間に合わなかったので、書き溜めてからまた投稿したいと思います。ありがとうございました。
文字数 14,632
最終更新日 2025.11.25
登録日 2025.11.07
年頃のセレーナに降って湧いた縁談を周囲は歓迎しなかった。引く手あまたの伯爵がなぜ見ず知らずの子爵令嬢に求婚の手紙を書いたのか。幼い頃から番犬のように傍を離れない年上の幼馴染アンドリューがこの結婚を認めるはずもなかった。
「婚約破棄されてこい」
セレーナは未来の夫を試す為に自らフラれにいくという、アンドリューの世にも馬鹿げた作戦を遂行することとなる。子爵家の一人娘なんだからと屁理屈を並べながら伯爵に敵意丸出しの幼馴染に、呆れながらも内心ほっとしたのがセレーナの本音だった。
伯爵家との婚約発表の日を迎えても二人の関係は変わらないはずだった。アンドリューに寄り添う知らない女性を見るまでは……。
文字数 27,062
最終更新日 2024.12.25
登録日 2024.12.22
2
件