2つめは、年下からなめられたときでも笑って流さないことだ。
最近の年下は年上から何かをされたら、「パワハラで訴える」という強力な武器を持っているので、図に乗っている人も多い。もちろん、仕事をするべき職場で小競り合いなどありえないが、なめられっぱなしで許すのはいけない。相手はドンドン増長していくからだ。
ではどうすればいいか? 優しい人が年下になめられたときにやりがちなのだが、ヘラヘラ笑って「やめてくれよー」みたいな弱腰の対応をしてはいけない。そうではなく、きっちり捕まえて反撃するのだ。
たとえば、年下の相手からこちらを侮ったりバカにするような言動が見られた場合、「それ、どういう意味?」と質問するのがいい。
なめてくる年下は、年上がやり返してこない確信を持っているからこそ、チクチクと嫌らしい攻撃を仕掛けてくる。その一方で、自分がやっていることは社会的に決して褒められたものではないという自覚もあり、法に触れない範囲で小馬鹿にするゲームを楽しんでいる面もある。なので、堂々と質問すればいいのだ。筆者はそうしている。
新しい仕事を上司から振られ、その様子を見た年下が「果たして先輩にできるんですかねー」みたいに嫌味を言ってきたら、「それ、どういう意味?」と質問する。これだけで相手にしっかり刺すことができる。
それにも動じず、「だって、ミスが多いじゃないですかー」とヘラヘラ言ってきたら、「それって公然の場で明確に私を侮辱したという解釈になるが、大丈夫そう?」とじっと目を見て追加で質問をする。これをされてそれ以上攻撃を続けられる根性のある人などほとんどいないので、翌日から攻撃の手がやむだろう。
あまり考えられないが、それでも相手がムキになって攻撃を続けてくるなら、そのまま人事に報告すればいい。「この人をバカにすると返り血を浴びることになる」と理解すれば、間違いなく攻撃はやむ。
この、質問をするという対処法は、事実を確認しているに過ぎないので、パワハラにはならない。それに加えて、相手がこちらを侮辱する問題行為をしていたと自覚させる効果がある。
年下からなめられると、つい感情的になってしまったり、おどけてごまかしてしまったりしがちだが、まずは落ち着こう。そして感情を抑えて、努めて冷静に「それ、どういう意味?」と質問するのだ。これなら、パワハラが不安で反撃できない人にも使いやすいはずだ。