第9回 開幕投手奥川がようやく掴んだ今季初勝利―― チームの苦況に変わりはないが、「まだまったく諦めていない」
2025.07.25
東京ヤクルトスワローズ 髙津流マネジメント2025
こうした点から、ぺこりは「チップ文化を輸入する会社」ではなく、“感謝の流通”をアップデートする企業へと進化しようとしているといえる。
三宅氏はインタビューの最後に、次のように語った。
「サービス業の人が報われる仕組みを作りたい。ポーカー業界で仕組みが広がれば、そこから他業界にも波及する。良い接客が可視化されれば、業界の質も上がり、希望を持てる人が増える」
日本のサービス業には、優秀なスタッフが多数いるにもかかわらず、評価が均一化される構造的問題がある。その課題に対して、ぺこりは「小さなチップカード」というアプローチで切り込んだ。
ナイスディーラーカードは、単なるポーカーブームの産物ではなく、日本社会における“評価の非対称性”を是正する試みでもある。市場拡大が続くポーカー業界を起点に、どこまで横展開できるか。インバウンド市場、接客業全般へ広がれば、サービス業の働き方は大きく変わるかもしれない。

(文=BUSINESS JOURNAL編集部)