好きな人と結婚出来ない俺に、姉が言った

グレイキャット伯爵家の嫡男ジョージには、平民の恋人がいた。

彼女を妻にしたいと訴えるも、身分の差を理由に両親から反対される。
両親は彼の婚約者を選定中であった。
伯爵家を継ぐのだ。
伴侶が貴族の作法を知らない者では話にならない。

平民は諦めろ。
貴族らしく政略結婚を受け入れろ。


好きな人と結ばれない現実に憤る彼に、姉は言った。


「――で、彼女と結婚するために貴方はこれから何をするつもりなの?」


待ってるだけでは何も手に入らないのだから。
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