【完結】王妃はもうここにいられません

「受け入れろ、ラツィア。側妃となって僕をこれからも支えてくれればいいだろう?」

 長年王妃として支え続け、貴方の立場を守ってきた。
 だけど国王であり、私の伴侶であるクドスは、私ではない女性を王妃とする。

 私––ラツィアは、貴方を心から愛していた。
 だからずっと、支えてきたのだ。

 貴方に被せられた汚名も、寝る間も惜しんで捧げてきた苦労も全て無視をして……
 もう振り向いてくれない貴方のため、人生を捧げていたのに。
「君は王妃に相応しくはない」と一蹴して、貴方は私を捨てる。


 胸を穿つ悲しみ、耐え切れぬ悔しさ。
 周囲の貴族は私を嘲笑している中で……私は思い出す。
 自らの前世と、感覚を。


「うそでしょ…………」

 取り戻した感覚が、全力でクドスを拒否する。
 ある強烈な苦痛が……前世の感覚によって感じるのだ。

「むしろ、廃妃にしてください!」

 長年の愛さえ潰えて、耐え切れず、そう言ってしまう程に…………





   ◇◇◇

 強く、前世の知識を活かして成り上がっていく女性の物語です。
 ぜひ読んでくださると嬉しいです!



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