「魔法を使わない魔術師を切り捨てた国は、取り返しのつかない後悔をする

魔法を使わない魔術師は、役に立たない。
そう判断した王国は、彼女を「不要」と切り捨てた。

派手な魔法も、奇跡も起こさない。
彼女がしていたのは、魔力の流れを整え、結界を維持し、
魔法事故が起きないよう“何も起こらない状態”を保つことだけだった。

代わりはいくらでもいる。
そう思われていた仕事は、彼女がいなくなった途端に破綻する。

魔法は暴走し、結界は歪み、
国は自分たちが何に守られていたのかを知る。

これは、
魔法を使わなかった魔術師が、
最後まで何もせずに証明した話。

※主人公は一切振り返りません。
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