あなたにおすすめの小説

旦那様は、聖女様を選ばれました。彼女の手柄は全て、私から奪ったものですが。 表紙

旦那様は、聖女様を選ばれました。彼女の手柄は全て、私から奪ったものですが。

「ミレイユは本当に素晴らしい女性だ」 旦那様がそう褒める聖女様。 けれど私は知っている。 彼女が周囲から称賛されているもののほとんどは、私が何年もかけて築き上げてきたものだということを。 領民からの信頼も。 孤児院も。 商人たちとの繋がりも。 気付けば、すべて聖女様の功績になっていた。 それでも私は何も言わなかった。 旦那様や領民たちが幸せなら、それでいいと思っていたから。 けれどある日、旦那様は私に言った。 「君も、少しはミレイユを見習ったらどうだ?」 その瞬間、私は決めた。 「では、私はもう必要ありませんね」 公爵夫人としてのすべてを手放し、私は屋敷を出る。 ――そして、私がいなくなった公爵家は少しずつ変わり始めた。 当然だ。だって、聖女サマは何も出来ないのだから。 「……どうして、こんなことに?」 ようやく旦那様が私の存在の大きさに気付いたときには、もう遅い。 「戻ってきてくれ……!!君が必要なんだ…!! リディア…!!」 「申し訳ありません、旦那様」 私は微笑んで首を横に振る。 だって私はもう、あなたに愛されることを望んでいないのだから。
恋愛 連載中 長編 R15
文字数:108,497
そんな役立たずの祝福、誰が欲しがるんだ」と笑われましたが、どうやら竜には必要だったようです 表紙

そんな役立たずの祝福、誰が欲しがるんだ」と笑われましたが、どうやら竜には必要だったようです

「壊れている場所がわかるだけ」の祝福を持つ伯爵令嬢セレナは、婚約者アーヴィンから役立たずと笑われ続けていた。 そんなある日、学院の騎竜訓練場で一頭の黒竜が暴れ出す。誰も原因を突き止められない中、セレナだけが騎乗具の内部に隠れた亀裂を発見する。 黒竜に近づくだけで暴れられ、「竜に嫌われた騎士」と噂されていた辺境伯令息レオンは、セレナの言葉を疑わなかった。 「壊れている場所がわかれば、直せる人間に頼める」 初めて自分の祝福を必要としてくれたレオンとともに原因を調べるうち、セレナは自分の力が本当に役立たずなのか疑い始める。 一方、そんな彼女に婚約者は言い放つ。 「なら壊れてから直せばいいだろう」 けれどセレナは、もう知っていた。 壊れてからでは、遅いことがあるのだと。
恋愛 完結 短編
文字数:18,707
王太子とさようならしたら空気が美味しくなりました 表紙

王太子とさようならしたら空気が美味しくなりました

「リリエル・フォン・ヴァレンシュタイン、婚約破棄を宣言する」 王太子の冷酷な一言 王宮が凍りついた——はずだった。
恋愛 完結 短編 R15
文字数:33,266
愛しの婚約者は王女様に付きっきりですので、私は私で好きにさせてもらいます。 表紙

愛しの婚約者は王女様に付きっきりですので、私は私で好きにさせてもらいます。

私にはイザックという愛しの婚約者様がいる。 ある日イザックは、隣国の王女が私たちの学園へ通う間のお世話係を任されることになった。 え?イザックの婚約者って私でした。よね…? 二人の仲睦まじい様子を見聞きするたびに、私の心は折れてしまいました。 ええ、バッキバキに。 もういいですよね。あとは好きにさせていただきます。
恋愛 完結 短編 R15
文字数:44,031
そのとき私の幸せは崩れた 表紙

そのとき私の幸せは崩れた

結婚して7年。幼馴染だった夫との仲も良好、息子もすくすく育ち、幸せだと思っていた。5歳の息子の誕生日に、夫の不貞が発覚するまでは。
恋愛 連載中 短編 R15
文字数:21,425
王太子殿下が欲しいのなら、どうぞどうぞ。 表紙

王太子殿下が欲しいのなら、どうぞどうぞ。

貴族が集まる舞踏会。 王太子の側に侍る妹。 あの子、何をしでかすのかしら。
恋愛 完結 ショートショート R15
文字数:3,244
「股ゆる令嬢」の幸せな白い結婚 表紙

「股ゆる令嬢」の幸せな白い結婚

公爵令嬢のフェミニム・インテラは、保持する特異能力のために、第一王子のアージノスと婚約していた。だが王子はフェミニムの行動を誤解し、別の少女と付き合うようになり、最終的にフェミニムとの婚約を破棄する。そしてフェミニムを、子どもを作ることが出来ない男性の元へと嫁がせるのである。それが王子とその周囲の者たちの、破滅への序章となることも知らずに。 ※タイトルは下品ですが、R15範囲だと思います。完結保証。
恋愛 完結 短編 R15
文字数:14,207
私の婚約者は、私のものを勝手に配って周囲に感謝される人でした 表紙

私の婚約者は、私のものを勝手に配って周囲に感謝される人でした

婚約者に贈ったものは、いつの間にか彼の友人たちの手に渡っていた。 お弁当、本、刺繍入りのハンカチ、ノート、ブローチ。 「みんな喜んでいた。君だって、役に立てて嬉しいだろう?」 私の婚約者は、誰かに感謝されるためなら、私のものを勝手に差し出す人だった。 そして、次に彼が差し出そうとしたのは——私自身だった。
恋愛 完結 ショートショート
文字数:7,640