死に戻りの魔女は溺愛幼女に生まれ変わります

「灰色の魔女め!」
私を睨みつける婚約者に、心が絶望感で塗りつぶされていきます。

 聖女である妹が自分には相応しい?なら、どうして婚約解消を申し込んでくださらなかったのですか?

 私だってわかっています。妹の方が優れている。妹の方が愛らしい。
 だから、そうおっしゃってくだされば、婚約者の座などいつでもおりましたのに。

 こんな公衆の面前で婚約破棄をされた娘など、父もきっと切り捨てるでしょう。
 私は誰にも愛されていないのだから。
なら、せめて、最後くらい自分のために舞台を飾りましょう。
 灰色の魔女の死という、極上の舞台をー
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