『聖女を騙った嘘つき』と国を追放された私、本物の神子でした。
「セレナこそが真の聖女。お前は、妹の座を妬んで偽りを口にした、卑しい嘘つきだ」 そう断じられ、リーリエは"聖女詐称"の罪で、生まれ育った国を追放された。
けれど――誰も知らない。守護竜の加護を宿す真の神子は、義妹セレナではなく、追放されたリーリエ自身であったことを。すり替えたのは、継母の企み。神殿すら欺いた、周到な嘘だった。
追放されたリーリエは、辺境の花畑で、静かに暮らし始める。
そして数年後。偽りの聖女セレナでは、決して守護竜を鎮められぬまま、国を覆う竜の加護は、日に日に綻んでいった。ついに守護竜が暴走を始め、王国が滅びの淵に立たされたとき――たった一人、竜の前に立てる者がいた。
守護竜を統べる孤高の"竜公"ラーズが、まっすぐにリーリエへと手を差し伸べる。
「竜は、ずっとあなたを待っていた。――私も、だ」
今さら国が「帰ってきてくれ」と縋ってきても、もう遅いのです。だってわたくしは、もう、この竜と、この人のものなのですから。
けれど――誰も知らない。守護竜の加護を宿す真の神子は、義妹セレナではなく、追放されたリーリエ自身であったことを。すり替えたのは、継母の企み。神殿すら欺いた、周到な嘘だった。
追放されたリーリエは、辺境の花畑で、静かに暮らし始める。
そして数年後。偽りの聖女セレナでは、決して守護竜を鎮められぬまま、国を覆う竜の加護は、日に日に綻んでいった。ついに守護竜が暴走を始め、王国が滅びの淵に立たされたとき――たった一人、竜の前に立てる者がいた。
守護竜を統べる孤高の"竜公"ラーズが、まっすぐにリーリエへと手を差し伸べる。
「竜は、ずっとあなたを待っていた。――私も、だ」
今さら国が「帰ってきてくれ」と縋ってきても、もう遅いのです。だってわたくしは、もう、この竜と、この人のものなのですから。
あなたにおすすめの小説
妹に魅了された婚約者の王太子に顔を斬られ追放された公爵令嬢は辺境でスローライフを楽しむ。
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
マクリントック公爵家の長女カチュアは、婚約者だった王太子に斬られ、顔に醜い傷を受けてしまった。王妃の座を狙う妹が王太子を魅了して操っていたのだ。カチュアは顔の傷を治してももらえず、身一つで辺境に追放されてしまった。
「病弱な妹に婚約者を譲れ」と言われたので譲った結果、実家は破滅したようです
「マリアベル。君との婚約を棄させてほしい。……いや、正式には、僕の婚約者を、ルサルカに変更することに、君の同意をもらいたい」
部屋の空気が、ぴたりと止まる。
妹のルサルカは、ジュリアンの肩に顔を寄せ、可憐に震えてみせた。
「お姉様、ごめんなさい……。でも、私、ジュリアン様なしでは生きていけないの。ジュリアン様も、私を愛してくださって……。お姉様には、ハルデン侯爵夫人の座は重すぎると、ジュリアン様もおっしゃって……」
「お前には、長女としての義務がある。ルサルカの幸せを第一に考えるのが、お前の役目だ。ジュリアン殿は、我が家にとっても最高の婿殿となる。あの子の身体のことも考慮し、ハルデン家が全面的にサポートしてくれると約束してくださったのだ。お前は一歩引き、妹の門出を祝うのが筋というものだ」
(祝う……?)
私の婚約者を奪い、私の名誉を泥に塗れさせ、その上で、笑顔で祝福しろと言うのか。
この瞬間、マリアベルの心は決まった。
母の中で私の価値はゼロのまま、家の恥にしかならないと養子に出され、それを鵜呑みにした父に縁を切られたおかげで幸せになれました
伯爵家に生まれたケイトリン・オールドリッチ。跡継ぎの兄と母に似ている妹。その2人が何をしても母は怒ることをしなかった。
なのに母に似ていないという理由で、ケイトリンは理不尽な目にあい続けていた。そんな日々に嫌気がさしたケイトリンは、兄妹を超えるために頑張るようになっていくのだが……。
【短編】もう、どうでもよくなったので
伯爵令嬢のレイチェルは婚約者のレオルドと長年不仲だった。
理由は簡単で彼が生徒会長であるアリアナ王女に対し日も夜もなく焦がれ続けているからだ。
将来彼女の護衛騎士を目指す彼は、レイチェルと二人でいる時も王女に夢中だった。それは恋では無いらしいが、だからといって許容できるわけではない。
婚約者である自分のことも大切にして欲しい、そうレイチェルはレオルドに訴え続けたが彼が頷くことは無かった。だからこそ不仲だったのだ。
けれど最近のレイチェルは機嫌がよく、レオルドと喧嘩することも無い。
レオルドもそんな婚約者に満足げだった。
だから口にした「いつもこうならお前と結婚しても上手くやれそうだ」
レイチェルはにこやかに答えた「そんな未来はございませんわ」
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
家の全仕事を請け負っていた私ですが「無能はいらない!」と追放されました。
主人公のミア・スコットは幼い頃から家の仕事をさせられていた。
兄と妹が優秀すぎたため、ミアは「無能」とレッテルが貼られていた。
しかし幼い頃から仕事を行ってきたミアは仕事の腕が鍛えられ、とても優秀になっていた。
それは公爵家の仕事を一人で回せるくらいに。
だが最初からミアを見下している両親や兄と妹はそれには気づかない。
そしてある日、とうとうミアを家から追い出してしまう。
自由になったミアは人生を謳歌し始める。
それと対象的に、ミアを追放したスコット家は仕事が回らなくなり没落していく……。
ログインすると感想の投稿ができます。