「大人扱いしていい?」〜純情当主、執務室で策士な従兄の『相性確認』にハメられる〜

中山(ほ)

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おやつのおさそい

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「ルイン、ちょっと休憩しない?」

 そう言ってトロンが運んできたお盆の上にはお茶と焼き菓子、そして一本の細身の瓶。

「え……それ、って」

 可愛らしいカップや、動物の形に抜かれたクッキー。 そこに並ぶ、女性にも好まれそうな、縦長の、少し丸みを帯びた意匠の、粘度の高いポーションの瓶。

「そ、おさそい」

 意味深に見つめてくる従兄の視線を、ルインは頬をわずかに染めながらかわした。

「無理、まだ今日の執務残ってる」

「手伝うよ」

 さらりと放たれる言葉に、胸中が掻き乱される。

「~~っ!普段は頼んでもやってくれないくせに!!」


 ---


 空になったカップ、要望書の束が処理されて何も無くなった執務机、そして……

「ど?こないだより気持ちいい?」

 トロンは長椅子に仰向けになっているルインへと声をかけた。

「そんなの、わかんないよ、ただ、前より、痛くは、ないかも?」

 真っ赤になった顔を両腕で庇うようにしながら、言葉を返す。
 腰の下にクッションを挟まれ、割り広げられた両足の間、トロンは人差し指をゆっくりと抜き差ししながら、もう片方の手で瓶を傾けて、ポーションを指へと垂らしていた。

 くち、くちゅ

 少しずつ、指をたどって中へと塗り込められていく。

「ルインのここ、俺の指が大好きみたい。柔らかく絡んでる」

「っ!?そんなの、言わないでよ!」

 耳まで赤くなったルインを眺めて、トロンは満足げに頷いた。


 ---


「……ぁ、そこ」

 ぴくりとルインの体が震える。
 トロンは内側の、わずかに感触の違う部分をそぅっとなぞった。

「ここ?」

「あっ……うん、そこ、ちょっと、怖い」

「そっかぁ、なら、今はやめといてあげるよ」

 そんな言葉にルインは安心したように返す。

「うん、ありがとう。あとは、なんか、入り口?穴の周り?そこはちょっと気持ちいい」

「わかった」

 トロンは素直に頷いて、ポーションを追加しつつ、指をくるりと回して縁をなぞる。

「はぁ、あ、それ、好きかも」

 うっとりと、瞳を潤ませてルインが呟いた。


---


「ふぅ、あ……ん……トロン?」

「どうかしたの?」

 途切れ途切れになる言葉、そんな中での呼びかけに、優しく問い返す。

「僕ばっかり、あん、気持ちよく、なってる……僕も、何か、んっ、したほう、がいぃ?」

 びくりと、トロンの昂ぶったものが震えたが、トロンの顔を見つめるルインは気づく素振りもなかった。

「大丈夫だよ、ルインが今、気持ちよくなってくれると、俺も気持ちよくなれるから」

「そっか……あ、指、増やすの?入る?」

 濡れそぼったそこへとあてがわれた揃えた2本。
 つぷりと埋め込まれていく。

「痛かったら言ってね?すぐやめるから」

「うん………ふぁ、痛くは、ないかも?なんか、すごく、押し開かれてる感じ、だけど」

 ゆっくりと、ポーションの滑りを借りて根元まで、

「はぁ、あ、広げられて、気持ちいい、かも?」

 トロンはそこで動きを止めた。

「そっか、痛くないならよかった。一回このまま馴染ませるよ?」

「うん」


---


 ルインの、少し上擦った吐息が響く執務室、トロンは埋め込んでいるものとは反対の手で、ゆるゆるとルインの昂ぶりを扱いていた。

「あっ………とろ、ん、もっと、つよくぅ」

「だぁめ、あんまりイっちゃうとすぐ疲れちゃうだろ?それに、そろそろこっちも緩んできた」

 そう言って、中途半端なままに放置されて、ルインは切なげに腰を揺らしていた。
 くぷ、とわずかに引き抜いて、揺れる腰をしっかりともう片方の手で押さえ込み、ゆっくりと指を広げていく。
 ちゅく
 開かれた中からポーションの湿った音がした。

「はぁん、あ、じんじんする、僕、広がってる」

「うん、すっかり柔らかくなってる、3本目、入れよっか」

「うん」

 ぬちゅりと引き抜かれ、3本の指を先を窄めるように入口へとあてがう。

「入れるよ?ゆっくり、力抜いて」

「はぁ、ぁ、ぁ……はいってる」

 とろけ切ったルインは開かれる感触すら快感に変換され、トロンの指を飲み込んでいく。

「ん、ここまでかな、動かすよ?」

「あ、はぁ、すご、太い」

 ゆっくりと小刻みに揺らされて、さらに追加のポーションを垂らされて、痛みもなく、滑らかに、暴かれていく自身を、ルインはすっかり受け入れていた。


---


 ちゅぷん

 唐突に引き抜かれ、パクパクと物欲しげにうごめく入口をうっとり眺めて、トロンはようやく自らの昂ぶりを取り出した。

「あ、はぁ、とろん、中、さみしぃよぅ」

「うん、すぐ、いっぱいにしてあげるから、ね?」

 ルインへと宥めるように声をかけて、自らのモノを片手でしっかりと入り口へとあてがう。

「あ、熱い、あれぇ?」

 ルインの不思議そうな声には返事をせずに、そのままぬぷりと埋め込んだ。

「は……あは………はぇ?」

「どう?ルイン、辛くない?」

「あ、ぅん、すご、中、いっぱい……」

 両手でしっかりとルインの腰を掴み、そのままゆっくりと進んでいく。

「はぁ、気持ちいい、ルイン、中熱いね」

「はぁ、はぁん、熱いのは、トロンの方……」


---


 ぴとりと互いの体がくっつき合い、トロンは大きく息をついた。

「上手に全部入ったよ、ルイン、頑張ったね?」

「はぁ、あっ、全部?あ、いっぱいだぁ」

 そう言いながら、ルインは自らの腹へと右手を当てて、幸せそうに微笑んだ。

「っ!?はぁ、ルインはかわいいね?」

「そんな、成人済みに、かわいいとか……」

 口を尖らして不満を漏らそうとしたルイン。
 その顔の両側へと手をつき、覆い被さるようにして、トロンはその口を塞いだ。
 そのままぬくり、ずくりと腰を動かし始める。

「んっ……んぅ………」

 その優しい刺激にルインの瞳はゆるゆると溶けていく。

「……ふはぁ」

 ようやく解放された口、トロンは耳元でそっと囁いた。

「ルイン、俺とこうするの、好き?」

「ぅん、とろん、大好き、気持ちいい」

「俺も、大好きだよ」

 そのまま、ひたすらに優しく揺すられて、ルインはうっとりと目を閉じた。

 ぬぷん

 ゆっくりと引き抜かれ、ルインは全身を震わせた。

「トロン?やめちゃうの?」

 不満そうに見上げる顔、その頬を、トロンが優しく撫でた。

「今日はここまで、あんまり激しくすると、ルインが明日寝台から出られなくなっちゃう」

「うぅ、それは、困るかも」

 そんなルインを心底愛おしそうに眺めて、トロンは腕を引いて起き上がらせた、そのまま向かい合わせとなり、ルインを自らのあぐらの上に座らせる。
 2人の昂ぶりが、ぴとりと重なり合った。

「ほら、今日はこのまま2人で気持ちよくなろっか?」

「え、なんか、恥ずかしい」

 頬を染めて俯くルインの手を取って、トロンは2人のものへと導いた。


---


「ちょっと冷たいけど、我慢してね」

 そう言って、瓶に残っていたわずかなポーションを全て垂らし切る。

「ひゃぁ!」

「あはは、かわいい声」

「むぅ、えい」

 ルインは突然にトロンの先端へと指を伸ばして押しつけた。

「うわっ!?」

「あは、びくってなった」

「そういうことするのか……」

 それからは、互いにどれだけ翻弄できるのかを競うように手を動かし……。


---


 長椅子に、幸せそうに抱きしめあって寝転がる2人の姿。
 この後の掃除も、2人で呆れた声を出しながら、どこか楽しげに行われたのだった。
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