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恋人の場所
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「あ……ぅ………」
顔を真っ赤にして俯くルインを眺めて、トロンはようやく意識してもらえた満足感と、この先も我慢が必要なんだろうなぁ、という諦めに満ちていた。
「どう?続きしていい?」
「や、その……待って、ちょっと、考えるから……」
おや?
内心で首を傾げる。
想像ではもっと、完全に羞恥心で拒絶されるか、天然な残酷さで返されると思っていたのに、これは、いけるかも?
むらり、と湧き上がる欲望と、悪戯心。
「なぁ、こういうのって相性もあるんだ」
「え、相性?」
「そ、身体の相性が悪くて別れる恋人もいるんだって」
「こ、こい……っ!?」
恋人と聞いてさらに、耳まで赤くする姿を見て、確信する。
これ、脈アリだ。
「さっきの、どうだった?気持ちよかった?」
「さっきのって……なんか、よくわかんなかった」
俯いたまま、細い声で答えるルインの顎に指をそわせて、優しく上を向かせる。
「口、開いて?」
「え………………んむぅ…」
トロンは再び、ルインの口内を、今度はゆっくりとなぞっていく。
「ん………んふ……」
小さな吐息が漏れ、くちゅくちゅと舌が絡み合う音がルインの思考を溶かしていく。
自身の鼓動がやけに早く感じる。
「……ふはぁ……はぁ……」
そっと解放されて、足りなくなった空気を求めて喘いでいるルインの口端、溢れたそれを、トロンは指ですくいとってぺろりと舐めた。
「んな!?ちょ!…………なに、してるの?」
「ルインの味がする」
「~~っ!!」
その混乱した、熱に浮かされた頭へと言葉を滑り込ませる。
「恋人にはなって欲しいけど、まず相性確認しよっか?」
「えと、その、えぇっと…………」
何やらわたわたと腕や指を空回りさせた後、ルインは一度だけ、わずかにこくりとうなづいた。
---
2人の着ていたものは床に折り重なり、長椅子の上、正面から抱き合っている、いや、抱きかかえられているルイン。
トロンの体温を受け入れ、心地よさに瞳を閉じて、表情はすっかり緩んでいた。
「どう?嫌な感じする?」
問いかけに、真剣に、真面目に、自らの感覚を確認して、受け入れた。
「……なんか、あったかいし、気持ちいい」
ルイン自身の言葉に、身体の力はさらに抜け、ぴっとりと重なり合う。
「じゃあ、相性は良いみたいだね」
「…………うん」
---
「ほら、ルイン。こっち来て」
「……こう?」
長椅子の上、胡座をかいたトロンに重なるように、ルインはすっぽりと座り込んだ。
頭を背後の胸へと預け、そのまま上を向いてトロンの顔を見上げる。
トロンはルインの膝裏へと腕を回し、両足を割ると同時に体勢を少し変えさせる。
「うん、ルインは上手だね。さ、相性確認の本番行こうか」
「えと……うん」
---
「あ、また、冷たい」
「ごめんごめん、でも、ポーションで解さないとルインが痛い思いしちゃうかもしれないんだよ」
「やっぱ、痛いの、かな?」
何度もポーションを追加されながら、トロンはルインの窄まりをいじり続けていた。時折ぴくりと震えながらも、いまだに慎ましやかに閉じられている。
「嫌だったらすぐ止めるから、すぐに言ってね?」
「……うん、でも、ちょっと怖い」
不安そうなルインの言葉。
トロンはもう片方の腕をしっかりとルインの腹周りに巻き付けて、ポーションで濡れそぼったそこにあてがった指先を、埋め込んだ。
「んっ」
小さく漏れる声、僅かに震える身体。
「大丈夫?」
「ちょっと、痛い、けど、まだ、大丈夫」
「わかった、一回このままにしておくね。そうすると、ルインのここは俺の指のこと覚えてくれるから」
---
「そろそろ、動かすよ」
指を伝わせて、ポーションをしっかりと絡めつつ、トロンが囁くと、ルインはこくりと一度頷いた。
きゅ、とトロンの指が軽く締め付けられる。
こくり
ルインには気づかれず、その喉が上下した。
ゆっくりと、ポーションを足されながら出し入れされる指、動きが滑らかに、わずかに速度が増したころ、ルインの体がぴくりと跳ねた。
「あ、そこ、何?」
「ここ?ここはね、恋人しか触っちゃダメな場所」
「え、そんな、ぁ、あっ!?」
「これで俺はルインの恋人だね」
「ぁっ、あぅっ、やめっ!」
ビクビクとルインの背が反らされ、足がもがくように宙をかく。
わずかに持ち上がっていた、ルインの前にあるものが、震えながら反りたって行く。
「あ、ほら、ルインのここ、立っちゃってる、気持ちいんだな」
「っわか、わかんないよぅ……ぁ、なんか、なんか来てる!?」
トロンはすでに出し入れをやめ、ルインのいいところをぐぅと押し込む動きへと移っていた。
「はぁ、ぁ、やめっ、そこ、変になってる……」
「変にしてるんだよ、ほら、これは?」
指を硬くなっているところからは外さずに、ぐりぐりとこねられて、ルインの先端からは、こぷり、と透明な蜜が溢れ出していた。
「……ぁ、れ?」
唐突に、刺激を止められて、呆けたような声、トロンは引き抜いた指へとポーションを再び絡めて、中の、恋人の場所へと再び押し込む。
「ひゃぁ!?ぁ、も、出ちゃう、え、なんで!?出ちゃう!」
前には一切触れられていないのに感じる限界、ルインは混乱しながらトロンの刺激を受け入れ続けていた。
とく、とぷ
「あぅ、ああ、あ……あぁ…」
トロンのぐーぅとした指の動きに押し出されるように、ルインの先端は白いものをゆっくりと垂らしている。
次第に溢れるモノが減っていき、ぱくぱくと先端を開け閉めする様子が見えるようになり、トロンはゆっくりと指を引き抜いた。
「………ぁ、はぁ…」
脱力し切ったため息のような声。ルインはそのままトロンの胸へと体を預け、意識は深い眠りの中へと沈んでいった。
---
「お疲れ様、ちょっと、初めて相手にやり過ぎちゃったかな?」
トロンはゆっくりとルインの頬を撫でながら呟く。
「でも、これからたっぷり、甘やかして、教え込んで、俺から離れられないようにしてあげる」
その表情はどこまでも優しくて、瞳の奥には熱いものをはらんでいた。
顔を真っ赤にして俯くルインを眺めて、トロンはようやく意識してもらえた満足感と、この先も我慢が必要なんだろうなぁ、という諦めに満ちていた。
「どう?続きしていい?」
「や、その……待って、ちょっと、考えるから……」
おや?
内心で首を傾げる。
想像ではもっと、完全に羞恥心で拒絶されるか、天然な残酷さで返されると思っていたのに、これは、いけるかも?
むらり、と湧き上がる欲望と、悪戯心。
「なぁ、こういうのって相性もあるんだ」
「え、相性?」
「そ、身体の相性が悪くて別れる恋人もいるんだって」
「こ、こい……っ!?」
恋人と聞いてさらに、耳まで赤くする姿を見て、確信する。
これ、脈アリだ。
「さっきの、どうだった?気持ちよかった?」
「さっきのって……なんか、よくわかんなかった」
俯いたまま、細い声で答えるルインの顎に指をそわせて、優しく上を向かせる。
「口、開いて?」
「え………………んむぅ…」
トロンは再び、ルインの口内を、今度はゆっくりとなぞっていく。
「ん………んふ……」
小さな吐息が漏れ、くちゅくちゅと舌が絡み合う音がルインの思考を溶かしていく。
自身の鼓動がやけに早く感じる。
「……ふはぁ……はぁ……」
そっと解放されて、足りなくなった空気を求めて喘いでいるルインの口端、溢れたそれを、トロンは指ですくいとってぺろりと舐めた。
「んな!?ちょ!…………なに、してるの?」
「ルインの味がする」
「~~っ!!」
その混乱した、熱に浮かされた頭へと言葉を滑り込ませる。
「恋人にはなって欲しいけど、まず相性確認しよっか?」
「えと、その、えぇっと…………」
何やらわたわたと腕や指を空回りさせた後、ルインは一度だけ、わずかにこくりとうなづいた。
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2人の着ていたものは床に折り重なり、長椅子の上、正面から抱き合っている、いや、抱きかかえられているルイン。
トロンの体温を受け入れ、心地よさに瞳を閉じて、表情はすっかり緩んでいた。
「どう?嫌な感じする?」
問いかけに、真剣に、真面目に、自らの感覚を確認して、受け入れた。
「……なんか、あったかいし、気持ちいい」
ルイン自身の言葉に、身体の力はさらに抜け、ぴっとりと重なり合う。
「じゃあ、相性は良いみたいだね」
「…………うん」
---
「ほら、ルイン。こっち来て」
「……こう?」
長椅子の上、胡座をかいたトロンに重なるように、ルインはすっぽりと座り込んだ。
頭を背後の胸へと預け、そのまま上を向いてトロンの顔を見上げる。
トロンはルインの膝裏へと腕を回し、両足を割ると同時に体勢を少し変えさせる。
「うん、ルインは上手だね。さ、相性確認の本番行こうか」
「えと……うん」
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「あ、また、冷たい」
「ごめんごめん、でも、ポーションで解さないとルインが痛い思いしちゃうかもしれないんだよ」
「やっぱ、痛いの、かな?」
何度もポーションを追加されながら、トロンはルインの窄まりをいじり続けていた。時折ぴくりと震えながらも、いまだに慎ましやかに閉じられている。
「嫌だったらすぐ止めるから、すぐに言ってね?」
「……うん、でも、ちょっと怖い」
不安そうなルインの言葉。
トロンはもう片方の腕をしっかりとルインの腹周りに巻き付けて、ポーションで濡れそぼったそこにあてがった指先を、埋め込んだ。
「んっ」
小さく漏れる声、僅かに震える身体。
「大丈夫?」
「ちょっと、痛い、けど、まだ、大丈夫」
「わかった、一回このままにしておくね。そうすると、ルインのここは俺の指のこと覚えてくれるから」
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「そろそろ、動かすよ」
指を伝わせて、ポーションをしっかりと絡めつつ、トロンが囁くと、ルインはこくりと一度頷いた。
きゅ、とトロンの指が軽く締め付けられる。
こくり
ルインには気づかれず、その喉が上下した。
ゆっくりと、ポーションを足されながら出し入れされる指、動きが滑らかに、わずかに速度が増したころ、ルインの体がぴくりと跳ねた。
「あ、そこ、何?」
「ここ?ここはね、恋人しか触っちゃダメな場所」
「え、そんな、ぁ、あっ!?」
「これで俺はルインの恋人だね」
「ぁっ、あぅっ、やめっ!」
ビクビクとルインの背が反らされ、足がもがくように宙をかく。
わずかに持ち上がっていた、ルインの前にあるものが、震えながら反りたって行く。
「あ、ほら、ルインのここ、立っちゃってる、気持ちいんだな」
「っわか、わかんないよぅ……ぁ、なんか、なんか来てる!?」
トロンはすでに出し入れをやめ、ルインのいいところをぐぅと押し込む動きへと移っていた。
「はぁ、ぁ、やめっ、そこ、変になってる……」
「変にしてるんだよ、ほら、これは?」
指を硬くなっているところからは外さずに、ぐりぐりとこねられて、ルインの先端からは、こぷり、と透明な蜜が溢れ出していた。
「……ぁ、れ?」
唐突に、刺激を止められて、呆けたような声、トロンは引き抜いた指へとポーションを再び絡めて、中の、恋人の場所へと再び押し込む。
「ひゃぁ!?ぁ、も、出ちゃう、え、なんで!?出ちゃう!」
前には一切触れられていないのに感じる限界、ルインは混乱しながらトロンの刺激を受け入れ続けていた。
とく、とぷ
「あぅ、ああ、あ……あぁ…」
トロンのぐーぅとした指の動きに押し出されるように、ルインの先端は白いものをゆっくりと垂らしている。
次第に溢れるモノが減っていき、ぱくぱくと先端を開け閉めする様子が見えるようになり、トロンはゆっくりと指を引き抜いた。
「………ぁ、はぁ…」
脱力し切ったため息のような声。ルインはそのままトロンの胸へと体を預け、意識は深い眠りの中へと沈んでいった。
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「お疲れ様、ちょっと、初めて相手にやり過ぎちゃったかな?」
トロンはゆっくりとルインの頬を撫でながら呟く。
「でも、これからたっぷり、甘やかして、教え込んで、俺から離れられないようにしてあげる」
その表情はどこまでも優しくて、瞳の奥には熱いものをはらんでいた。
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