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29.妻を差し出すことが条件
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ハルはラインハルトを警戒し、キッと睨みつける。
「私に話とはなんですか? 夜会での私の態度が悪かったことを謝罪しろとかそのようなお話ですか?」
「ああ」
ラインハルトは不遜な笑みを浮かべる。
「あのくらい、気にしておらん。むしろハルヴァードのことを気に入ったよ。ただ見た目がいいだけのオメガかと思って油断していたら、勇敢で驚いた。私は気が強いオメガが好きだ」
「ではなんですか? ゼインさまのことですか? ゼインさまのおっしゃっていたことは正論です。何も間違ってはいません」
ゼインの言葉は強かったかもしれないが、決して間違ってはいない。交渉のやり方は幾通りもあったと思うが、ハルにしてみればゼインが悪いとは思わなかった。
「そうだ。リディアックとしても、できることならアレドナールと全面戦争は避けたい所存だ。我々の戦力は拮抗していて、いざ戦いになれば、勝敗がついたとしてもお互い無事ではすまない。今は和平の道を歩むのが一番だと改めて気づかされたよ」
「本当ですか……? でしたらゼインさまの提案を呑んで、アレドナールで罪を犯したリディアックの民に対して国家として相応の処罰を与えてください。それが友好の証となります」
ラインハルトにも歩み寄る気持ちが芽生えたのだろうか。
もし今、ラインハルトが法の制定を決断してくれたら今回ゼインが来訪した目的は達成される。
「そうするつもりだよ。ゼインも私の条件を呑んでくれるようだからな」
「条件……?」
ハルは眉をひそめる。ゼインはいったい何を認めたのだろう。ハルには皆目見当がつかない。
「私には娘がいてな。今は二十六歳になるのだが、売れ残りなのだ。その娘をゼインの側室として迎えてくれと再三伝えていたのだが、さっきゼインがそれを交換条件として認めた。これでリディアックとアレドナールの和平は保たれることになるだろう」
「ゼインさまが側室を迎えられる……」
ハルは頭を殴られるくらいにショックを受けた。いつかの日にゼインは「側室などいらない」と豪語していたから、勝手に側室はとらないと思い込んでいた。
だがゼインは王太子だ。
ハルが政略的な妃であるように、側室だってそうだ。
そこにゼインの意思など関係ない。国のために必要だと判断すればゼインは側室を迎えるだろう。
「そのためにカーディン王ではなく、ゼインが来たんだろう?」
ラインハルトの言葉でハルはやっと気がついた。
何も知らなかったのはハルだけだった。てっきりゼインの功績が認められて今回のリディアックとの交渉を任せられたのかと思っていたが、そうではなかったのだ。
ゼインはきっとこのカードを切り札として持っていた。話し合いでダメなら、娘を側室として迎えることを最初から決めていたのではないか。
ハルにはそのことを一切話してくれなかった。報告するまでもないと思っていたのかもしれない。信用してもらえてなかったのでは。
「ハルヴァードは知らなかったのか。たった今、ゼインが決めたことだからな、知らなくて当然だ」
ハルの心がどんどん沈んでいく。
側室を迎えたからといって、ハルがゼインの妃である事実に変わりはない。ゼインとの関係性も変わらないと思う。
でも、胸が苦しい。
ゼインのそばにいられるだけでいいなんて自分に言い聞かせていたが、本当はゼインの唯一の存在になりたかったのだ。ゼインを独り占めしたくて、ゼインにも愛されたかった。
本当の自分は、なんて自分勝手で醜いのだろう。
「ゼインがなぜ妃と番わないのか、知りたいと言っていたな?」
ラインハルトはハルの肩を抱いた。ハルにはその手を跳ねのける気力がない。
「王家にはよくあることだ。私も最後までオメガの妃とは番わなかった。美人だったが欲深く、嘘ばかりつくところもまったく好きになれなかった」
「政略結婚ですか……?」
聞くのも恐ろしいが、今の自分の姿とラインハルトの正妃のことを重ねてしまう。
「もちろん。妃の座は相手と友好的な関係を結ぶために最適だ。本当に好きな相手は側室にすればよい。側室は何人でも迎えることができるのだから」
「そうですよね……」
当たり前のことを聞いてしまって、当たり前の返答をされて、ハルは後悔する。
政略結婚のくせに、なぜ頑張ればゼインに好かれると思っていたのだろう。一年経っていまだに手も出されないのに、呑気にゼインに振り向いてもらえる日を夢見ていた自分がバカみたいだ。
「だがな、私は美人な妃を迎えられて実によかったと思っている」
「なぜですか?」
「交渉に使えるのだ。世の中には人のものを寝取るのが好きだという男が意外に多い。番ってしまったら使い物にならなくなるが、番わなければオメガは何人でも男をひっかけることができるだろう? だから私は最後まで妃と番わなかった」
肩にあったラインハルトの手が背中を伝い、ハルの腰を抱く。
「ダ、ダメですっ、結婚しているのですから、夫以外の人と関係を持ってはいけませんっ」
「皆、わかっているよ。だから隠れてするんだ。これは貴族に限ったことではない。平民でもそうだ。純粋な目をしている箱入りのハルヴァードでも聞いたことがあるだろう? 結婚しているくせに他の相手と関係を持つ者の話を」
言われればそうだ。結婚の誓いを破って、他の相手にうつつを抜かす人はたしかにこの世に存在する。
「ゼインは賢い男だ。これだけの美貌を持ったオメガなら、番わないほうがよい。交渉に使うべきだ」
ラインハルトはハルの身体を撫で回す。ハルが抵抗しないことをいいことに、ラインハルトの手はますます亢進してきた。
「交渉……?」
「これは和平のための二つ目の条件だ。妻をひと晩私に貸し出すこと。これもゼインは了承したよ」
「ゼインさまが私を陛下に差し出したのですか……?」
「そうだ。ゼインの差し金だ。このくらい容易いものだろう? 言わねば誰にもわからん。どの貴族も妻を私に差し出しておる」
ゼインの差し金だと言われてハルの胸は引き裂かれそうになる。
いくら自分がハルの身体に興味がないからといって、まるで所有物のように妃を他の男に差し出すとは。
「ハルヴァードが好みだと言ったら、いとも簡単に差し出してきたぞ。私は気が強いオメガが好きなんだ。私に反抗的な目を向けてきた奴が、目の前でよがってあられもない姿を見せるのはたまらない」
「いとも、簡単に……」
ハルの目から涙がこぼれる。
国のために、ゼインのために役に立ちたいとずっと思っていた。でも、まさか、妃なのに夫に番われることもなく、交渉のために娼婦のような仕事をさせられるとは思いもしなかった。
これから何をされるのか怖くて仕方がない。
でもゼインがそれを望むなら、しっかりと役割を果たさなければ。一生懸命に任務を遂行すれば、よくやったとゼインも褒めてくれるかもしれない。
「こんなに綺麗な男オメガは初めて見た。今までハルヴァードに一目惚れしたアルファは大勢いるだろう?」
ラインハルトはハルの頬を撫でる。ねっとりとしたその手が気持ち悪くてならない。
「ハルヴァード。覚悟を決めなさい。ゼインが冷酷で残忍な男だということは、そばにいるお前が一番よくわかっているだろう?」
「あ……う……」
ゼインがどんな人なのか、この一年間一緒にいてよくわかった。
「私に話とはなんですか? 夜会での私の態度が悪かったことを謝罪しろとかそのようなお話ですか?」
「ああ」
ラインハルトは不遜な笑みを浮かべる。
「あのくらい、気にしておらん。むしろハルヴァードのことを気に入ったよ。ただ見た目がいいだけのオメガかと思って油断していたら、勇敢で驚いた。私は気が強いオメガが好きだ」
「ではなんですか? ゼインさまのことですか? ゼインさまのおっしゃっていたことは正論です。何も間違ってはいません」
ゼインの言葉は強かったかもしれないが、決して間違ってはいない。交渉のやり方は幾通りもあったと思うが、ハルにしてみればゼインが悪いとは思わなかった。
「そうだ。リディアックとしても、できることならアレドナールと全面戦争は避けたい所存だ。我々の戦力は拮抗していて、いざ戦いになれば、勝敗がついたとしてもお互い無事ではすまない。今は和平の道を歩むのが一番だと改めて気づかされたよ」
「本当ですか……? でしたらゼインさまの提案を呑んで、アレドナールで罪を犯したリディアックの民に対して国家として相応の処罰を与えてください。それが友好の証となります」
ラインハルトにも歩み寄る気持ちが芽生えたのだろうか。
もし今、ラインハルトが法の制定を決断してくれたら今回ゼインが来訪した目的は達成される。
「そうするつもりだよ。ゼインも私の条件を呑んでくれるようだからな」
「条件……?」
ハルは眉をひそめる。ゼインはいったい何を認めたのだろう。ハルには皆目見当がつかない。
「私には娘がいてな。今は二十六歳になるのだが、売れ残りなのだ。その娘をゼインの側室として迎えてくれと再三伝えていたのだが、さっきゼインがそれを交換条件として認めた。これでリディアックとアレドナールの和平は保たれることになるだろう」
「ゼインさまが側室を迎えられる……」
ハルは頭を殴られるくらいにショックを受けた。いつかの日にゼインは「側室などいらない」と豪語していたから、勝手に側室はとらないと思い込んでいた。
だがゼインは王太子だ。
ハルが政略的な妃であるように、側室だってそうだ。
そこにゼインの意思など関係ない。国のために必要だと判断すればゼインは側室を迎えるだろう。
「そのためにカーディン王ではなく、ゼインが来たんだろう?」
ラインハルトの言葉でハルはやっと気がついた。
何も知らなかったのはハルだけだった。てっきりゼインの功績が認められて今回のリディアックとの交渉を任せられたのかと思っていたが、そうではなかったのだ。
ゼインはきっとこのカードを切り札として持っていた。話し合いでダメなら、娘を側室として迎えることを最初から決めていたのではないか。
ハルにはそのことを一切話してくれなかった。報告するまでもないと思っていたのかもしれない。信用してもらえてなかったのでは。
「ハルヴァードは知らなかったのか。たった今、ゼインが決めたことだからな、知らなくて当然だ」
ハルの心がどんどん沈んでいく。
側室を迎えたからといって、ハルがゼインの妃である事実に変わりはない。ゼインとの関係性も変わらないと思う。
でも、胸が苦しい。
ゼインのそばにいられるだけでいいなんて自分に言い聞かせていたが、本当はゼインの唯一の存在になりたかったのだ。ゼインを独り占めしたくて、ゼインにも愛されたかった。
本当の自分は、なんて自分勝手で醜いのだろう。
「ゼインがなぜ妃と番わないのか、知りたいと言っていたな?」
ラインハルトはハルの肩を抱いた。ハルにはその手を跳ねのける気力がない。
「王家にはよくあることだ。私も最後までオメガの妃とは番わなかった。美人だったが欲深く、嘘ばかりつくところもまったく好きになれなかった」
「政略結婚ですか……?」
聞くのも恐ろしいが、今の自分の姿とラインハルトの正妃のことを重ねてしまう。
「もちろん。妃の座は相手と友好的な関係を結ぶために最適だ。本当に好きな相手は側室にすればよい。側室は何人でも迎えることができるのだから」
「そうですよね……」
当たり前のことを聞いてしまって、当たり前の返答をされて、ハルは後悔する。
政略結婚のくせに、なぜ頑張ればゼインに好かれると思っていたのだろう。一年経っていまだに手も出されないのに、呑気にゼインに振り向いてもらえる日を夢見ていた自分がバカみたいだ。
「だがな、私は美人な妃を迎えられて実によかったと思っている」
「なぜですか?」
「交渉に使えるのだ。世の中には人のものを寝取るのが好きだという男が意外に多い。番ってしまったら使い物にならなくなるが、番わなければオメガは何人でも男をひっかけることができるだろう? だから私は最後まで妃と番わなかった」
肩にあったラインハルトの手が背中を伝い、ハルの腰を抱く。
「ダ、ダメですっ、結婚しているのですから、夫以外の人と関係を持ってはいけませんっ」
「皆、わかっているよ。だから隠れてするんだ。これは貴族に限ったことではない。平民でもそうだ。純粋な目をしている箱入りのハルヴァードでも聞いたことがあるだろう? 結婚しているくせに他の相手と関係を持つ者の話を」
言われればそうだ。結婚の誓いを破って、他の相手にうつつを抜かす人はたしかにこの世に存在する。
「ゼインは賢い男だ。これだけの美貌を持ったオメガなら、番わないほうがよい。交渉に使うべきだ」
ラインハルトはハルの身体を撫で回す。ハルが抵抗しないことをいいことに、ラインハルトの手はますます亢進してきた。
「交渉……?」
「これは和平のための二つ目の条件だ。妻をひと晩私に貸し出すこと。これもゼインは了承したよ」
「ゼインさまが私を陛下に差し出したのですか……?」
「そうだ。ゼインの差し金だ。このくらい容易いものだろう? 言わねば誰にもわからん。どの貴族も妻を私に差し出しておる」
ゼインの差し金だと言われてハルの胸は引き裂かれそうになる。
いくら自分がハルの身体に興味がないからといって、まるで所有物のように妃を他の男に差し出すとは。
「ハルヴァードが好みだと言ったら、いとも簡単に差し出してきたぞ。私は気が強いオメガが好きなんだ。私に反抗的な目を向けてきた奴が、目の前でよがってあられもない姿を見せるのはたまらない」
「いとも、簡単に……」
ハルの目から涙がこぼれる。
国のために、ゼインのために役に立ちたいとずっと思っていた。でも、まさか、妃なのに夫に番われることもなく、交渉のために娼婦のような仕事をさせられるとは思いもしなかった。
これから何をされるのか怖くて仕方がない。
でもゼインがそれを望むなら、しっかりと役割を果たさなければ。一生懸命に任務を遂行すれば、よくやったとゼインも褒めてくれるかもしれない。
「こんなに綺麗な男オメガは初めて見た。今までハルヴァードに一目惚れしたアルファは大勢いるだろう?」
ラインハルトはハルの頬を撫でる。ねっとりとしたその手が気持ち悪くてならない。
「ハルヴァード。覚悟を決めなさい。ゼインが冷酷で残忍な男だということは、そばにいるお前が一番よくわかっているだろう?」
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