ドレスは姉の手柄、裂けた裾は私のせい。王宮を追われた仕立て係ですが、王妃さまの愛犬が袖を離さず、大公殿下は「君の縫った服なら着る」と言います
王妃付きの仕立て係ソレーヌの縫ったドレスは、いつも姉の手柄だった。王妃さまの誕生祝いの夜会で裾が裂けると、姉は大勢の前で言い放つ。「裾の始末だけは妹に任せておりました」。王宮を追われたソレーヌを迎えたのは、軍服しか着ないと噂の寡黙な大公殿下。「君の縫った服なら着る」と夜会服を頼まれ、王妃さまの愛犬は彼女の膝から降りようとしない。誰の目にも見えない三針の隠し縫いが、やがて御前で姉の嘘を暴いていく。全七話。
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