伯爵夫人の“親切”

ハルトマン商会の品評会で、初参加のエルミーナは伯爵夫人クローディアに“親切”な案内を受ける。

けれどその案内は、上品な笑顔に包まれた格付けそのものだった。

「私どもと仲良くしておけば、悪いようにはいたしませんわ」

穏やかに微笑むエルミーナだったが、品評会の終盤、クローディアの夫が現れた瞬間、空気は一変する。

伯爵が膝を折った相手――それは、ヴァレンシア公爵夫人だった。
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