異世界召喚されたアラサー聖女、王弟の愛人になるそうです

 日々の生活に疲れたOL如月茉莉は、帰宅ラッシュの時間から大幅にずれた電車の中でつぶやいた。
「はー、何もかも投げだしたぁい……」
 直後電車の座席部分が光輝き、気づけば見知らぬ異世界に聖女として召喚されていた。

 十六歳の王子と結婚?未成年淫行罪というものがありまして。
 王様の側妃?三十年間一夫一妻の国で生きてきたので、それもちょっと……。
 聖女の後ろ盾となる大義名分が欲しい王家と、王家の一員になるのは荷が勝ちすぎるので遠慮したい茉莉。
 そんな中、王弟陛下が名案と言わんばかりに声をあげた。

「では、私の愛人はいかがでしょう」
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