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3章 隣国へ
3-3 彼を探して
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全身の血が、一気に引いたように感じた。
例の法律が頭をよぎる。
──ペンダントを盗んだ者は、死刑──
死刑……イザークが?
思考がピタリと止まる。
頭が理解を拒否する。
空のケースを前に、私はしばらく立ち尽くしていた。
「……アナベル様?」
呼ばれて、ハッと我に返った。
慌ててケースの蓋を閉め、振り向く。
レオナルドが付けてくれた年配の侍女が、背後に立っていた。
笑顔に戸惑いがにじんでいる。
「もうお目覚めでいらしたのですね。着替えをお手伝いいたしましょうか?」
「あ、う、うん。ありがとう」
落ち着け、自分。
ここで呆然としていても、どうにもならない。
イザークがペンダントを持ち去った、と決めつけるのは早計だ。
仮にイザークが盗んだとしても、事情があるはず。
とにかく彼に話を聞こう。
私は着替えと朝食を手早く済ませると、ジョルジュさんを連れて城を出た。
お忍び用の地味な馬車に乗り、町外れへ向かう。
森の手前で降りて、ジョルジュさんと先を急ぐ。
イザークの屋敷が見えてくる。
開けた場所へ出た時、屋敷から人が出てきた。
一瞬ドキッとしたけど、イザークより背がかなり低い。
お団子にまとめられた髪は白く、足首丈のスカートを履いている。
明らかにおばあさんだ。
以前、イザークが話していた通いのメイドさんだろうか。
おばあさんは大きなトランクを重そうに持ち、こっちに向かって歩いてきた。
なんとなく嫌な予感がして、私は思わず立ち止まった。
ジョルジュさんが心配そうに尋ねてくる。
「アナベル様、どうかなさいましたか?」
「うん、ちょっと……」
「ずいぶん急いでおられましたが、処刑人が何か?」
「いや、別に……」
曖昧な受け答えをしている間に、おばあさんはどんどん近付いてくる。
そのうち、彼女は私たちに気づいた。
「あら、あなたたちは?」
視力があまりよくないのだろう、しわに囲まれた目をショボショボさせている。
そのせいか、私が聖女だとばれていないようだ。
「私は……イザークの友達です。イザークはいますか?」
「それが、旦那様は引っ越しなさって。今朝早く出発なさったのよ。知らなかった?」
おばあさんは済まなさそうに言った。
「……そんな」
イザークの訪問後になくなったペンダント。
逃げるようにいなくなったイザーク。
どうしても二つが繋がってしまう。
「引っ越しって、どこに……?」
「さあ、何もおっしゃらなかったから……もう仕事をしなくていい、と言われたのがつい昨日で。慌てて荷物をまとめていたし」
そう言ったおばあさんは、気遣わしげに「でもね」と続けた。
「しばらく故郷へ帰るって。それがどこかはわからないけど」
故郷──ファルガランだろうか。
きっとそうだ。
イザークはサムエルさんに、ファルガランについて尋ねていた。
「……わかりました。ありがとうございます、助かります」
「そう?お役に立ててよかったわ。じゃあ、私はこれで」
「あっ、よかったら馬車に乗りませんか」
「馬車?」
おばあさんは不思議そうな顔をして、私について来た。
そして、お忍び用の馬車──一般市民には持てない個人用馬車を前に、固まってしまった。
ジョルジュさんと一緒に、おばあさんを馬車に乗せ、聞き出した住所へ向かう。
人目につかない場所に馬車を停めた時、おばあさんはようやく自分を取り戻したらしい。
「馬車をお持ちで、旦那様を訪ねてくるなんて……まさか、あなたは……アナベル様?」
「ええ、まあ」
「アナベル様が旦那様と親しい、という噂は本当だったのですね……ご、ご無礼をいたしました」
「いえ、普通に接してもらえる方が助かります。聖女がウロウロしてたら、騒ぎになっちゃうんで」
「そ、そうですね……あの」
「はい?」
「引っ越しのこと、本当に何も聞かれていないのですか?」
「……そうなんです。嫌われちゃったんですかね」
ショックをごまかすため、肩をすくめる。
すると、おばあさんは「いいえ」とかぶりを振った。
「今朝、旦那様は王宮を見つめて『必ず返します』と呟いていました。何かお貸ししたのでしょう?」
貸したというか、取られたというか。
私は無言で頷いた。
「でしたら、旦那様はまた帰って来ますよ」
「そう、でしょうか……」
正直なところ、「裏切られた」「見捨てられた」という思いがなかったわけじゃない。
だけどおばあさんの話で、そうした気持ちが消えていく。
おばあさんは馬車を降りると、何度も頭を下げ、帰路についた。
彼女が大通りに入るのを見守りつつ、私は考えを頭にめぐらせた。
イザークは、私を裏切るつもりじゃなかった。
それなら、何を思って姿を消したのか。
そして「かならず返す」ということは……
やはりペンダントを盗んだのはイザークなのか。
彼を追いたい。
でも、一人で闇雲に探しても見つからないだろう。
誰かに相談しないと。
すぐに思い浮かんだのは、情けないことにイザークだった。
ここに彼はいないのに。
だんだん心細くなってくる。
早く誰かに相談しなくちゃ。
精霊たちだって、どうしているか。
冷静に聞いてくれそうなのは……
まず、レオナルドだろうか。
あの子はイザークに一番同情的だ。
それに、私の転生直前──アナベルがリリィに掴みかかったあとも、彼だけはアナベルを哀れんでいた。
よし、レオナルドに相談しよう。
王宮へ引き返し、レオナルドに取り継いでほしい、と近衛兵に伝える。
通されたのは国王の執務室だった。
そこにいたのはレオナルドと、もう一人。
「アナベルか」
「あ、あら……お父様じゃないですか」
まずい。
父の前では絶対に相談できない。
「イザークを捕らえて処刑だ」と即決される。
「あのぉ……お父様。陛下と大事な話をしたいのですが」
「政治関係か?それなら私も同席しよう」
「いやあ、それが……本当に、本っ当に大事な話なので、ほかの方に聞かれるのは……」
父はちょっと眉をひそめたが、「まあいい」と言い、ドアへと歩き出した。
「そこまで言うなら席を外そう。陛下、私に伝えるべきだと判断なさったら、すぐにお話しください」
「あ、ああ、わかった。みんな、部屋の前で待機してくれないか」
レオナルドが声をかけると、父に続いて親衛隊も、ジョルジュさんも執務室を出ていった。
二人きりになって、外から鳥の声が聞こえるだけになって……
私はゴクリと喉を鳴らし、レオナルドに向き直った。
「レオナルド。落ち着いて聞いてくれる?」
「何……?」
レオナルドは表情を強張らせた。
「あのね、まず……ああ、そうだ。謝らないと。ごめん。本当に、ごめんなさい。私、完全に油断してた」
「な、何のこと?」
「聖女のペンダントがなくなったの。状況的に、イザークが持って行ったんだと思う」
レオナルドの口が半開きになった。
間の抜けた顔に、みるみる驚愕が広がっていく。
「何だって──!」
「しーっ!しーっ!!」
「……っ、ご、ごめん」
レオナルドは胸を押さえて、何回も何回も深呼吸をした。
そして、「そうであってほしい」と言いたげに呟いた。
「……何か、理由があるはずだ」
「私もそう思う。とにかく、早くイザークを探さなくちゃ。『返す』とは言ってたらしいけど、その前にペンダントがないってばれたら大騒ぎになるよ」
ひとまず、話は聞いてもらえた。
私は胸をなで下ろしたが、レオナルドの表情は硬かった。
「そうだね、イザークを探そう。だけど……アナベル、今から残酷なことを言うよ」
例の法律が頭をよぎる。
──ペンダントを盗んだ者は、死刑──
死刑……イザークが?
思考がピタリと止まる。
頭が理解を拒否する。
空のケースを前に、私はしばらく立ち尽くしていた。
「……アナベル様?」
呼ばれて、ハッと我に返った。
慌ててケースの蓋を閉め、振り向く。
レオナルドが付けてくれた年配の侍女が、背後に立っていた。
笑顔に戸惑いがにじんでいる。
「もうお目覚めでいらしたのですね。着替えをお手伝いいたしましょうか?」
「あ、う、うん。ありがとう」
落ち着け、自分。
ここで呆然としていても、どうにもならない。
イザークがペンダントを持ち去った、と決めつけるのは早計だ。
仮にイザークが盗んだとしても、事情があるはず。
とにかく彼に話を聞こう。
私は着替えと朝食を手早く済ませると、ジョルジュさんを連れて城を出た。
お忍び用の地味な馬車に乗り、町外れへ向かう。
森の手前で降りて、ジョルジュさんと先を急ぐ。
イザークの屋敷が見えてくる。
開けた場所へ出た時、屋敷から人が出てきた。
一瞬ドキッとしたけど、イザークより背がかなり低い。
お団子にまとめられた髪は白く、足首丈のスカートを履いている。
明らかにおばあさんだ。
以前、イザークが話していた通いのメイドさんだろうか。
おばあさんは大きなトランクを重そうに持ち、こっちに向かって歩いてきた。
なんとなく嫌な予感がして、私は思わず立ち止まった。
ジョルジュさんが心配そうに尋ねてくる。
「アナベル様、どうかなさいましたか?」
「うん、ちょっと……」
「ずいぶん急いでおられましたが、処刑人が何か?」
「いや、別に……」
曖昧な受け答えをしている間に、おばあさんはどんどん近付いてくる。
そのうち、彼女は私たちに気づいた。
「あら、あなたたちは?」
視力があまりよくないのだろう、しわに囲まれた目をショボショボさせている。
そのせいか、私が聖女だとばれていないようだ。
「私は……イザークの友達です。イザークはいますか?」
「それが、旦那様は引っ越しなさって。今朝早く出発なさったのよ。知らなかった?」
おばあさんは済まなさそうに言った。
「……そんな」
イザークの訪問後になくなったペンダント。
逃げるようにいなくなったイザーク。
どうしても二つが繋がってしまう。
「引っ越しって、どこに……?」
「さあ、何もおっしゃらなかったから……もう仕事をしなくていい、と言われたのがつい昨日で。慌てて荷物をまとめていたし」
そう言ったおばあさんは、気遣わしげに「でもね」と続けた。
「しばらく故郷へ帰るって。それがどこかはわからないけど」
故郷──ファルガランだろうか。
きっとそうだ。
イザークはサムエルさんに、ファルガランについて尋ねていた。
「……わかりました。ありがとうございます、助かります」
「そう?お役に立ててよかったわ。じゃあ、私はこれで」
「あっ、よかったら馬車に乗りませんか」
「馬車?」
おばあさんは不思議そうな顔をして、私について来た。
そして、お忍び用の馬車──一般市民には持てない個人用馬車を前に、固まってしまった。
ジョルジュさんと一緒に、おばあさんを馬車に乗せ、聞き出した住所へ向かう。
人目につかない場所に馬車を停めた時、おばあさんはようやく自分を取り戻したらしい。
「馬車をお持ちで、旦那様を訪ねてくるなんて……まさか、あなたは……アナベル様?」
「ええ、まあ」
「アナベル様が旦那様と親しい、という噂は本当だったのですね……ご、ご無礼をいたしました」
「いえ、普通に接してもらえる方が助かります。聖女がウロウロしてたら、騒ぎになっちゃうんで」
「そ、そうですね……あの」
「はい?」
「引っ越しのこと、本当に何も聞かれていないのですか?」
「……そうなんです。嫌われちゃったんですかね」
ショックをごまかすため、肩をすくめる。
すると、おばあさんは「いいえ」とかぶりを振った。
「今朝、旦那様は王宮を見つめて『必ず返します』と呟いていました。何かお貸ししたのでしょう?」
貸したというか、取られたというか。
私は無言で頷いた。
「でしたら、旦那様はまた帰って来ますよ」
「そう、でしょうか……」
正直なところ、「裏切られた」「見捨てられた」という思いがなかったわけじゃない。
だけどおばあさんの話で、そうした気持ちが消えていく。
おばあさんは馬車を降りると、何度も頭を下げ、帰路についた。
彼女が大通りに入るのを見守りつつ、私は考えを頭にめぐらせた。
イザークは、私を裏切るつもりじゃなかった。
それなら、何を思って姿を消したのか。
そして「かならず返す」ということは……
やはりペンダントを盗んだのはイザークなのか。
彼を追いたい。
でも、一人で闇雲に探しても見つからないだろう。
誰かに相談しないと。
すぐに思い浮かんだのは、情けないことにイザークだった。
ここに彼はいないのに。
だんだん心細くなってくる。
早く誰かに相談しなくちゃ。
精霊たちだって、どうしているか。
冷静に聞いてくれそうなのは……
まず、レオナルドだろうか。
あの子はイザークに一番同情的だ。
それに、私の転生直前──アナベルがリリィに掴みかかったあとも、彼だけはアナベルを哀れんでいた。
よし、レオナルドに相談しよう。
王宮へ引き返し、レオナルドに取り継いでほしい、と近衛兵に伝える。
通されたのは国王の執務室だった。
そこにいたのはレオナルドと、もう一人。
「アナベルか」
「あ、あら……お父様じゃないですか」
まずい。
父の前では絶対に相談できない。
「イザークを捕らえて処刑だ」と即決される。
「あのぉ……お父様。陛下と大事な話をしたいのですが」
「政治関係か?それなら私も同席しよう」
「いやあ、それが……本当に、本っ当に大事な話なので、ほかの方に聞かれるのは……」
父はちょっと眉をひそめたが、「まあいい」と言い、ドアへと歩き出した。
「そこまで言うなら席を外そう。陛下、私に伝えるべきだと判断なさったら、すぐにお話しください」
「あ、ああ、わかった。みんな、部屋の前で待機してくれないか」
レオナルドが声をかけると、父に続いて親衛隊も、ジョルジュさんも執務室を出ていった。
二人きりになって、外から鳥の声が聞こえるだけになって……
私はゴクリと喉を鳴らし、レオナルドに向き直った。
「レオナルド。落ち着いて聞いてくれる?」
「何……?」
レオナルドは表情を強張らせた。
「あのね、まず……ああ、そうだ。謝らないと。ごめん。本当に、ごめんなさい。私、完全に油断してた」
「な、何のこと?」
「聖女のペンダントがなくなったの。状況的に、イザークが持って行ったんだと思う」
レオナルドの口が半開きになった。
間の抜けた顔に、みるみる驚愕が広がっていく。
「何だって──!」
「しーっ!しーっ!!」
「……っ、ご、ごめん」
レオナルドは胸を押さえて、何回も何回も深呼吸をした。
そして、「そうであってほしい」と言いたげに呟いた。
「……何か、理由があるはずだ」
「私もそう思う。とにかく、早くイザークを探さなくちゃ。『返す』とは言ってたらしいけど、その前にペンダントがないってばれたら大騒ぎになるよ」
ひとまず、話は聞いてもらえた。
私は胸をなで下ろしたが、レオナルドの表情は硬かった。
「そうだね、イザークを探そう。だけど……アナベル、今から残酷なことを言うよ」
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