「針仕事の女を妻にはできん」と追放された被服係——糸の守りを失った騎士団が、戦場で崩れた
騎士団の鎧下に術を込めた糸を縫い込み、六年間一人も戦死者を出さなかった被服係イレーネ。
だが婚約者の副団長には「まじない」と笑われ、街の仕立屋に仕事を奪われ、婚約を破棄される。
去って三ヶ月、守りを失った騎士団では重傷者が激増。
辺境の小さな自警団で団長トーマスと出会い、糸の光が見える彼のもとで二十四人の命を守り始めたイレーネの元に、かつて彼女を捨てた男が現れる。
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