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激変する日常
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適当な言い訳だったけど、そういえば文化祭の時期だった。
なんて暢気なことを思いながら歩いていたが、国王がしきりに周りを気にしている事で大事な話を思い出す。
「そうだ!国王様!
もしかしたら私のいとこがヘリクセンかもしれないんです!」
「何!?」
結構大きな声で言ってしまったが、まだ今は『第九坂』の入り口辺りだから大丈夫。
生徒の大半はこっちからではなく学校から正面に駅に向かって伸びる道で通学している。
「…ん?話いきなり変わっちゃうんですけど、
昨日なんで白峰君はここに居たんでしょう…?」
「そな…林さんを待っていたんだ。」
「え!!」
ブレーキが壊れていなかったら避けようとしていたし、壊れていた事でひいてしまっているのだからメチャクチャ申し訳ない!という思いもありながら驚いて国王を見る。
「本当は内容を読んでいたのにはぐらかした事を詫び…謝りたかったのと、
小説の内容が妙に懐かしくて、続きが読みたかったからだ。」
前世の記憶だったって事を知る前なら小躍りしたくらい嬉しい言葉だったのに、と内心臍を噛む。
「それがきっかけで仲良くなれたら、と思っていた。」
そこは今でも素直に嬉しい。
そうだったんだ、と両想いの幸せに浸ろうとするのを国王が現実に引き戻す。
青春の甘いひと時ではなく、今のこの非現実的内容が現実だというのだから、おかしな話だ。
「何故ヘリクセンだと思ったんだ?」
「昨日16時に父にいきなり間借りさせて欲しいって
連絡してきたらしいんです。
10年以上音沙汰なかったくらい疎遠な親戚だったのに。」
どう考えても不自然な話だ。
国王も私が疑うのも無理はないと納得してくれた様子。
「上京してきたい理由もまだわからなくて…。」
「年齢的にはいくつなんだ?」
「え?18だと思いますけど、何故?」
昨日1つ上だと言っていたような気がする。
「今日から流行り病で来れていなかった教育実習生が来るという話だったと
思うんだが、それじゃないかと心配したんだ。」
「ああ、そういえば…」
うちの学校では教育実習生が通常9月にくるのだが、今回流行している伝染病にかかった人が出た事で開始時期を見合わせていた。という事情がある事をあまりに前の事過ぎてすっかり忘れていた。
「多分18歳だからまだ…大学生になっていたとしても
教育実習に来るほどの学年ではないので大丈夫ですね。」
「そのようだ。」
また喋り方戻ってますよ、と肘で小突く。
そんな会話をしているうちに、地獄の第九は終わりを迎えようとしていた。
なんて暢気なことを思いながら歩いていたが、国王がしきりに周りを気にしている事で大事な話を思い出す。
「そうだ!国王様!
もしかしたら私のいとこがヘリクセンかもしれないんです!」
「何!?」
結構大きな声で言ってしまったが、まだ今は『第九坂』の入り口辺りだから大丈夫。
生徒の大半はこっちからではなく学校から正面に駅に向かって伸びる道で通学している。
「…ん?話いきなり変わっちゃうんですけど、
昨日なんで白峰君はここに居たんでしょう…?」
「そな…林さんを待っていたんだ。」
「え!!」
ブレーキが壊れていなかったら避けようとしていたし、壊れていた事でひいてしまっているのだからメチャクチャ申し訳ない!という思いもありながら驚いて国王を見る。
「本当は内容を読んでいたのにはぐらかした事を詫び…謝りたかったのと、
小説の内容が妙に懐かしくて、続きが読みたかったからだ。」
前世の記憶だったって事を知る前なら小躍りしたくらい嬉しい言葉だったのに、と内心臍を噛む。
「それがきっかけで仲良くなれたら、と思っていた。」
そこは今でも素直に嬉しい。
そうだったんだ、と両想いの幸せに浸ろうとするのを国王が現実に引き戻す。
青春の甘いひと時ではなく、今のこの非現実的内容が現実だというのだから、おかしな話だ。
「何故ヘリクセンだと思ったんだ?」
「昨日16時に父にいきなり間借りさせて欲しいって
連絡してきたらしいんです。
10年以上音沙汰なかったくらい疎遠な親戚だったのに。」
どう考えても不自然な話だ。
国王も私が疑うのも無理はないと納得してくれた様子。
「上京してきたい理由もまだわからなくて…。」
「年齢的にはいくつなんだ?」
「え?18だと思いますけど、何故?」
昨日1つ上だと言っていたような気がする。
「今日から流行り病で来れていなかった教育実習生が来るという話だったと
思うんだが、それじゃないかと心配したんだ。」
「ああ、そういえば…」
うちの学校では教育実習生が通常9月にくるのだが、今回流行している伝染病にかかった人が出た事で開始時期を見合わせていた。という事情がある事をあまりに前の事過ぎてすっかり忘れていた。
「多分18歳だからまだ…大学生になっていたとしても
教育実習に来るほどの学年ではないので大丈夫ですね。」
「そのようだ。」
また喋り方戻ってますよ、と肘で小突く。
そんな会話をしているうちに、地獄の第九は終わりを迎えようとしていた。
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