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異世界転生!?
仲間①-2
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「おい!フィン!聞いたぜ!仲間のトロールがやられたらしいな!」
「あの野郎さえ居なけりゃ、お前なんかただの雑魚だろうが!」
「ガキのくせに、よくも美人局なんかしやがったな!」
フィンと呼ばれた少女は3番目に声をあげた男に前髪を掴まれ、壁に叩きつけられていた。
「やめなさい!」
雛乃が駆けつけると、相手の3人組はニヤニヤ笑ってフィンを雛乃に向かって突き飛ばす。
「こいつのせいで因縁つけられて酷い目遭わされた奴は数知れねぇ。」
「俺達はあの野郎を倒した新入りに楯突く気はねーよ。
けど、コイツを仲間にするってんなら力になりたくないな。」
「あ?つーか、コイツじゃないだろ。レベル1だぜ?」
3番目がまたも声をあげる。
すかさず他2人が目を剥いた。
「なんだ、なら別に
フィン離さなくて良かったんじゃねーか。」
「おいガキ、その女寄こせ。」
流石主人公辞めた連中。
詠唱練習した成果を試すのに丁度いいクズ具合だ。
そう思いながら先程書物から学んだ初級火炎魔法を詠唱する。
「炎よ、我に仇なす者を取り巻き動きを封じよ。
火炎の蛇!」
刹那、蛇のように滑らかに動く炎が3人組を個体毎に囲む。
「は!こんな程度か!」
と、1人が皮肉った笑みを浮かべながら輪になった炎を飛び越えた。
より炎の輪を狭めて対象を燃やす事も、蛇の形で飛びかからせる事も可能な、応用の効く魔法だということを雛乃は知っていた。
だが争いが苦手な性格から足止めを狙い、乗り越えられたと分かっても、何も出来なかった。
ここで必要なのは冷酷な合理主義者だ。
「炎を高く出来る?ひな。
頭の上まで炎を上げて酸欠にすれば殺さずに撃退できるよ。」
冷静な、通る声が後ろからかかり、思わず振り返りそうになる衝動を抑えて、炎に指示を出す。
「大きく、相手の頭が見えなくなるくらい炎を高くして。」
1人目に続いて飛び越えようとしていた2人は、迷っていた数秒で完全に炎に包まれた。
雛乃の指示に従い、炎の蛇は塒を巻きながら自身の体を伸ばしていく。
そして、燃焼に合わせて輪の中の酸素濃度は下がっていく。
2人分の頭が見えなくなってから、抜け出してきた1人に目を向ける。
「調子に乗りやがって!」
今、雛乃の後ろに来たのがトロールハーフの巨漢を倒した新入りだと知らず、突っ込んでくる最後の1人。
「調子に乗ってんのはアンタだろ。」
譲は安定した無感情さで言い放ち、雛乃の後ろから庇うように前に滑り出て詠唱する。
「対象を貫け。氷の槍。」
瞬間的に、譲の手から現れた水が鋭い氷の塊に変化し対象の左胸を貫く。
「ゆず!殺しちゃダメだよ!」
「心臓はもう少し下だから大丈夫。
今度は呪いもかけないよ。魔力勿体無いし。
…別にこんなの死んでもいいと思うけど。」
こんな下らない八つ当たりをするような奴のせいで俺と雛乃はこの世界に来させられたんだ。
と心の中で恨み言を呟きながら術の第2段階を展開させる。
「氷漬けにしろ。」
その一言で、槍の刺さった所から乾いた紙に水滴を垂らしたような速度で氷の層が広がっていく。
雛乃が息を呑む間に、最後の1人は氷のオブジェ状態になった。
「あの野郎さえ居なけりゃ、お前なんかただの雑魚だろうが!」
「ガキのくせに、よくも美人局なんかしやがったな!」
フィンと呼ばれた少女は3番目に声をあげた男に前髪を掴まれ、壁に叩きつけられていた。
「やめなさい!」
雛乃が駆けつけると、相手の3人組はニヤニヤ笑ってフィンを雛乃に向かって突き飛ばす。
「こいつのせいで因縁つけられて酷い目遭わされた奴は数知れねぇ。」
「俺達はあの野郎を倒した新入りに楯突く気はねーよ。
けど、コイツを仲間にするってんなら力になりたくないな。」
「あ?つーか、コイツじゃないだろ。レベル1だぜ?」
3番目がまたも声をあげる。
すかさず他2人が目を剥いた。
「なんだ、なら別に
フィン離さなくて良かったんじゃねーか。」
「おいガキ、その女寄こせ。」
流石主人公辞めた連中。
詠唱練習した成果を試すのに丁度いいクズ具合だ。
そう思いながら先程書物から学んだ初級火炎魔法を詠唱する。
「炎よ、我に仇なす者を取り巻き動きを封じよ。
火炎の蛇!」
刹那、蛇のように滑らかに動く炎が3人組を個体毎に囲む。
「は!こんな程度か!」
と、1人が皮肉った笑みを浮かべながら輪になった炎を飛び越えた。
より炎の輪を狭めて対象を燃やす事も、蛇の形で飛びかからせる事も可能な、応用の効く魔法だということを雛乃は知っていた。
だが争いが苦手な性格から足止めを狙い、乗り越えられたと分かっても、何も出来なかった。
ここで必要なのは冷酷な合理主義者だ。
「炎を高く出来る?ひな。
頭の上まで炎を上げて酸欠にすれば殺さずに撃退できるよ。」
冷静な、通る声が後ろからかかり、思わず振り返りそうになる衝動を抑えて、炎に指示を出す。
「大きく、相手の頭が見えなくなるくらい炎を高くして。」
1人目に続いて飛び越えようとしていた2人は、迷っていた数秒で完全に炎に包まれた。
雛乃の指示に従い、炎の蛇は塒を巻きながら自身の体を伸ばしていく。
そして、燃焼に合わせて輪の中の酸素濃度は下がっていく。
2人分の頭が見えなくなってから、抜け出してきた1人に目を向ける。
「調子に乗りやがって!」
今、雛乃の後ろに来たのがトロールハーフの巨漢を倒した新入りだと知らず、突っ込んでくる最後の1人。
「調子に乗ってんのはアンタだろ。」
譲は安定した無感情さで言い放ち、雛乃の後ろから庇うように前に滑り出て詠唱する。
「対象を貫け。氷の槍。」
瞬間的に、譲の手から現れた水が鋭い氷の塊に変化し対象の左胸を貫く。
「ゆず!殺しちゃダメだよ!」
「心臓はもう少し下だから大丈夫。
今度は呪いもかけないよ。魔力勿体無いし。
…別にこんなの死んでもいいと思うけど。」
こんな下らない八つ当たりをするような奴のせいで俺と雛乃はこの世界に来させられたんだ。
と心の中で恨み言を呟きながら術の第2段階を展開させる。
「氷漬けにしろ。」
その一言で、槍の刺さった所から乾いた紙に水滴を垂らしたような速度で氷の層が広がっていく。
雛乃が息を呑む間に、最後の1人は氷のオブジェ状態になった。
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