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皇太子の苦悩
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アンナ王女への手紙を書こうと朝も早く起こしてもらって机に向かうが、弓の訓練のほうが簡単だと思う私は文章苦手?でもしかし、いやいや(表現おかしいだろ自分)頭の中の文章が文字にできないのはおかしいのだろうか?書いては消しては繰り返してはいるうちに夜は明け眩しくなってくる。気がつけば朝食の時間と告げられた。手紙の一ページの中盤にも差し掛かることのできない僅かな文字。いやはやこれが一番の難敵ではなかろうか。
訓練する兵士には十分な朝食をいただき合同訓練の訓練場まで移動するが、なにやら騒がしい。理由を兵に聞くとフルナールも参加するらしい。正式にハンド―ラが発表するまで自由時間で待機するように案内があったようだ。それならアーロ殿下に会ってくるとするか。
「アーロ殿下。フルナールから返事を頂けたのでしょうか?」
「アンドレア殿下へボールドから早馬が来ていたぞ。その文書だ」
「ありがとうございます。では、思っていた内容ですね」
「思っていた内容とは?」
「フルナールの合同訓練参加に加え国としての全面的な協力です。選択肢はありませんでしたのでこうなりますね」
「なぜそうなる?」
「仮にですが、最後まで聞いてください。ハンド―ラが東地区を明け渡す。北の超大国が南下する。ボールドが滅ぶ。ボールド取れるならフルナールも取れる。フルナールが滅ぶ。ハンド―ラが半分の領土になったなら敵ではないなと判断し北へ向かいハンド―ラも滅ぶ。領土が百五十パーセントになり三国の富も手に入れ、手のつけられない北出身の超大国にのし上がることになります」
「殿下のおっしゃる通りです。ゾッとしました。十分にありえます」
「最も厳しい状況を想定するとどの国も対抗できなくなる国になってしまうとルカと話していて気がつきました。私個人としては妻がフルナールの第一王女ですので参加してもらってホッとはしています」
「そうでしたか。おめでとうございます!」
「ありがとうございます。王女への手紙の一通も書けていません。これでも毎晩少しでも書いているのですが、本当に困っています」
「お気持ち十分にわかります。身分に縛られて恋愛できないので異性への対応は困りますね」
「ええ・・・」
午前中は自由時間になったので兵士は自主訓練に入っている。人気があるのは司令塔の魔法=ピーサレフと連絡の魔法=ユスポの訓練を抽選で当たった兵士が上空に上り偵察の威力を経験していた。一度でも上空の景色を見ることができると地上の兵士としている時もどのように見られているか意識することができるので、動きが変わっていく。警戒が強くなり動作にも俊敏さが見られる。
私もラウラに頼んで五種類の魔法を教えてもらう。実践で私が使うことはないが知っているのと知らないのでは視野が違うので少しでも経験も情報も集めておきたい。隣でルカはメモに忙しい。ルカは魔法を習っていないので使えないが、手本の覚書のようなものを考えて作成したいそうだ。
昼食後にハンド―ラからの発表があると聞いたのでルカとアロルド隊長とのんびり昼食をもらって雑談になっていた。兵士たちもリラックスしてハンド―ラとの交流も進んでいると聞く。週末は夕食でお酒を提供する晩餐会を開く予定だ。アーロ殿下からも期待してください。楽しむときは楽しむハンド―ラを見てくださいと声をかけられている。我が国からも名物の美味しいものを提供する予定だ。
アーロ殿下と宰相のあとに入ってきたのはサイラス三世国王陛下でハンド―ラの兵士が一斉に頭を下げるのでボールドの兵士も右に習う。
「ボールドのアンドレア殿下に王宮軍の諸君、頭を上げて座ってくれ。わしから説明いたす。ハンド―ラの兵士も」
「おす!」
「この合同訓練にフルナール国も参加すると連絡がフルナール国王ラファエル二世からの親書でもらった。この件に関してはボールドからの働きかけがありフルナールも参加しての訓練になる。諸君に重大な発表があるがフルナールの王宮軍が到着後にする。それまではボールドの諸君とハンド―ラの諸君一緒に切磋琢磨して立体作戦を磨いてくれ」
「おす!承知いたしました」
アーロ殿下からこちらへと呼ばれたのでルカと一緒に移動する。個室に移動するとハンド―ラのサイラス陛下が座っておられた。宰相のアーサー殿もお見えになる。
「アンドレア殿下とルカ殿は五年前の北の超大国からの親書の件はご存じですな」
「はい承知しております」
「フルナールの到着時にノア皇太子殿下も到着されるはずなので三人の皇太子に説明をしていただこうかと話していたのだが・・・どう思われますか?」
訓練する兵士には十分な朝食をいただき合同訓練の訓練場まで移動するが、なにやら騒がしい。理由を兵に聞くとフルナールも参加するらしい。正式にハンド―ラが発表するまで自由時間で待機するように案内があったようだ。それならアーロ殿下に会ってくるとするか。
「アーロ殿下。フルナールから返事を頂けたのでしょうか?」
「アンドレア殿下へボールドから早馬が来ていたぞ。その文書だ」
「ありがとうございます。では、思っていた内容ですね」
「思っていた内容とは?」
「フルナールの合同訓練参加に加え国としての全面的な協力です。選択肢はありませんでしたのでこうなりますね」
「なぜそうなる?」
「仮にですが、最後まで聞いてください。ハンド―ラが東地区を明け渡す。北の超大国が南下する。ボールドが滅ぶ。ボールド取れるならフルナールも取れる。フルナールが滅ぶ。ハンド―ラが半分の領土になったなら敵ではないなと判断し北へ向かいハンド―ラも滅ぶ。領土が百五十パーセントになり三国の富も手に入れ、手のつけられない北出身の超大国にのし上がることになります」
「殿下のおっしゃる通りです。ゾッとしました。十分にありえます」
「最も厳しい状況を想定するとどの国も対抗できなくなる国になってしまうとルカと話していて気がつきました。私個人としては妻がフルナールの第一王女ですので参加してもらってホッとはしています」
「そうでしたか。おめでとうございます!」
「ありがとうございます。王女への手紙の一通も書けていません。これでも毎晩少しでも書いているのですが、本当に困っています」
「お気持ち十分にわかります。身分に縛られて恋愛できないので異性への対応は困りますね」
「ええ・・・」
午前中は自由時間になったので兵士は自主訓練に入っている。人気があるのは司令塔の魔法=ピーサレフと連絡の魔法=ユスポの訓練を抽選で当たった兵士が上空に上り偵察の威力を経験していた。一度でも上空の景色を見ることができると地上の兵士としている時もどのように見られているか意識することができるので、動きが変わっていく。警戒が強くなり動作にも俊敏さが見られる。
私もラウラに頼んで五種類の魔法を教えてもらう。実践で私が使うことはないが知っているのと知らないのでは視野が違うので少しでも経験も情報も集めておきたい。隣でルカはメモに忙しい。ルカは魔法を習っていないので使えないが、手本の覚書のようなものを考えて作成したいそうだ。
昼食後にハンド―ラからの発表があると聞いたのでルカとアロルド隊長とのんびり昼食をもらって雑談になっていた。兵士たちもリラックスしてハンド―ラとの交流も進んでいると聞く。週末は夕食でお酒を提供する晩餐会を開く予定だ。アーロ殿下からも期待してください。楽しむときは楽しむハンド―ラを見てくださいと声をかけられている。我が国からも名物の美味しいものを提供する予定だ。
アーロ殿下と宰相のあとに入ってきたのはサイラス三世国王陛下でハンド―ラの兵士が一斉に頭を下げるのでボールドの兵士も右に習う。
「ボールドのアンドレア殿下に王宮軍の諸君、頭を上げて座ってくれ。わしから説明いたす。ハンド―ラの兵士も」
「おす!」
「この合同訓練にフルナール国も参加すると連絡がフルナール国王ラファエル二世からの親書でもらった。この件に関してはボールドからの働きかけがありフルナールも参加しての訓練になる。諸君に重大な発表があるがフルナールの王宮軍が到着後にする。それまではボールドの諸君とハンド―ラの諸君一緒に切磋琢磨して立体作戦を磨いてくれ」
「おす!承知いたしました」
アーロ殿下からこちらへと呼ばれたのでルカと一緒に移動する。個室に移動するとハンド―ラのサイラス陛下が座っておられた。宰相のアーサー殿もお見えになる。
「アンドレア殿下とルカ殿は五年前の北の超大国からの親書の件はご存じですな」
「はい承知しております」
「フルナールの到着時にノア皇太子殿下も到着されるはずなので三人の皇太子に説明をしていただこうかと話していたのだが・・・どう思われますか?」
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