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フルナールは動の国
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フルナール国への協力要請の件はどこまで進んでいるのか。実のところは最短スピードで進んでいた。フルナールへの協力要請の早馬はハンド―ラの王宮に届き五分で折り返しの早馬が走り、ボールドの王宮につき、その場でフルナールへの親書を持った早馬が走る国家間の早馬リレーで記録を取っていなかったのが残念だったと後世の学者は言ったらしい。
最短の連絡でフルナールに到着した協力要請はやはり王宮での会議が必要な重要事項として緊急の臨時会議が行われることとなった。夜もふけてからだったが大臣と地区の代表の議員が集まってきた。今回は審議内容が国の行く末を決める最重要事項と陛下の判断により王家も成人は集まる特別な会議となる。
「なあマチアス。緊急招集ってはじめての経験だけどね。議題なのだと思う?」
「殿下、私にわからないって知っていて話振っていません?」
「だって重苦しい雰囲気だと感じるから。なんでもいいから話していたいと思わない?」
「わかりますが、もう議場に到着しましたので、、、いつも通りに戻ってください」
「皇太子にもどりま~す!」
集まっているのは大臣と王家の成人の連中か。王家が集められるには相当な話があるとの覚悟がいるようだな。陛下と宰相の入場まで時間があるから大臣に挨拶と行くか。
「夜分、ご苦労様。僕は初めてだがこんな招集はいつ以来?」
「こんばんは、殿下。十年以上ぶりです。前回は申し訳ないのですが覚えていないです」
「僕なんか子供だったから知らないよ。今日はどんな話か誰か聞いている?」
「殿下、ここにいる面々ではだれも知らないです」
「そうか、ありがとう」
宰相が到着して陛下をお迎えする。
「挨拶は不要だ。要件に入ろう。宰相」
「集まってもらった要件に入ります。ボールドの国王陛下からハンド―ラ国との合同訓練にフルナールも入るように要請が参りました」一同ざわつく。
「質問は最後に、話の最後までまずは聞いてください。今回の要請は今後五年以内に起きる北の超大国との決戦に備えてとなります。なぜ決戦が起きるのかは五年前に超大国からハンド―ラへハンド―ラの東地区を金銭と銀山一つで明け渡す要求でした。陛下の結論は十年の時間を稼ぎ十年のうちに決戦を試みる決断となり、もう五年経過しています。先日の反乱軍がボールドに攻め込んだのを機会にボールドに国王自ら謝罪して国家機密魔法五つを提供することで合同訓練を行っています。ボールドとしてもハンド―ラが東地区を明け渡されると自分たちが滅ぼされると判断して合同訓練に参加して後にフルナールへ親書で参加要請をしたわけです」
「驚いただろうが真実ではある。ボールドの国王の親書の意味はわかる。もしもハンド―ラが東地区を明け渡すとボールドが北の超大国に滅ぼされる。その後は南下せずに次はフルナールだと暗に知らせているのだ。そしてフルナールが滅ぼされると北に進みハンド―ラを壊滅させるつもりだろう。宰相とじっくりと考えての結論だ」
だれも言葉がでない・・・
「全員わかってくれたようだな。返事は一つしかない。座して死を待つつもりはフルナールにはない。合同訓練に参加すると伝える」
「御意!」
「では宰相早馬を。明日の朝八時に隊長を呼んでくれ。八時半に王宮軍を集めてくれ」
「承知いたしました」
「遅くまでご苦労だった。解散する。すぐに寝るように」
「はい!おやすみなさい陛下」
部屋に戻りワインを飲みながら考える。北の超大国の狙いはなんだろう。南下するのが当たり前のように誰もが思うが本当にそうだろうか?それと十年も待つだろうか?軍事力を前面に押し出せば南下なんぞ造作もないことだろうに。疑問はつきない。
「殿下、一人で表情を瞬時に変えていますが考え事ですか?」
「ああ、マチアス。そんな風に見えたか?」
「見えたから申しているのです」
「そうか、では聞いてくれ。北の超大国の狙いはなんだ?ハンド―ラの返事に十年待つだろうか?」
「北の寒い地域しか持たないので南には憧れますね。ハンド―ラの国としての十年の約束などあっという間ですので気にせずに軍事力の増強に忙しいのではないでしょうか?」
「ああ、そうか。疑問はマチアスのおかげで解決した。ありがとう。明日は朝早いので休むな」
「殿下、おやすみなさい」
マチアスがいてくれてよかった。不安が伝わっているかもしれないが、いつも助けてもらっている。そこまでのお礼は恥ずかしいので言えないけど。
最短の連絡でフルナールに到着した協力要請はやはり王宮での会議が必要な重要事項として緊急の臨時会議が行われることとなった。夜もふけてからだったが大臣と地区の代表の議員が集まってきた。今回は審議内容が国の行く末を決める最重要事項と陛下の判断により王家も成人は集まる特別な会議となる。
「なあマチアス。緊急招集ってはじめての経験だけどね。議題なのだと思う?」
「殿下、私にわからないって知っていて話振っていません?」
「だって重苦しい雰囲気だと感じるから。なんでもいいから話していたいと思わない?」
「わかりますが、もう議場に到着しましたので、、、いつも通りに戻ってください」
「皇太子にもどりま~す!」
集まっているのは大臣と王家の成人の連中か。王家が集められるには相当な話があるとの覚悟がいるようだな。陛下と宰相の入場まで時間があるから大臣に挨拶と行くか。
「夜分、ご苦労様。僕は初めてだがこんな招集はいつ以来?」
「こんばんは、殿下。十年以上ぶりです。前回は申し訳ないのですが覚えていないです」
「僕なんか子供だったから知らないよ。今日はどんな話か誰か聞いている?」
「殿下、ここにいる面々ではだれも知らないです」
「そうか、ありがとう」
宰相が到着して陛下をお迎えする。
「挨拶は不要だ。要件に入ろう。宰相」
「集まってもらった要件に入ります。ボールドの国王陛下からハンド―ラ国との合同訓練にフルナールも入るように要請が参りました」一同ざわつく。
「質問は最後に、話の最後までまずは聞いてください。今回の要請は今後五年以内に起きる北の超大国との決戦に備えてとなります。なぜ決戦が起きるのかは五年前に超大国からハンド―ラへハンド―ラの東地区を金銭と銀山一つで明け渡す要求でした。陛下の結論は十年の時間を稼ぎ十年のうちに決戦を試みる決断となり、もう五年経過しています。先日の反乱軍がボールドに攻め込んだのを機会にボールドに国王自ら謝罪して国家機密魔法五つを提供することで合同訓練を行っています。ボールドとしてもハンド―ラが東地区を明け渡されると自分たちが滅ぼされると判断して合同訓練に参加して後にフルナールへ親書で参加要請をしたわけです」
「驚いただろうが真実ではある。ボールドの国王の親書の意味はわかる。もしもハンド―ラが東地区を明け渡すとボールドが北の超大国に滅ぼされる。その後は南下せずに次はフルナールだと暗に知らせているのだ。そしてフルナールが滅ぼされると北に進みハンド―ラを壊滅させるつもりだろう。宰相とじっくりと考えての結論だ」
だれも言葉がでない・・・
「全員わかってくれたようだな。返事は一つしかない。座して死を待つつもりはフルナールにはない。合同訓練に参加すると伝える」
「御意!」
「では宰相早馬を。明日の朝八時に隊長を呼んでくれ。八時半に王宮軍を集めてくれ」
「承知いたしました」
「遅くまでご苦労だった。解散する。すぐに寝るように」
「はい!おやすみなさい陛下」
部屋に戻りワインを飲みながら考える。北の超大国の狙いはなんだろう。南下するのが当たり前のように誰もが思うが本当にそうだろうか?それと十年も待つだろうか?軍事力を前面に押し出せば南下なんぞ造作もないことだろうに。疑問はつきない。
「殿下、一人で表情を瞬時に変えていますが考え事ですか?」
「ああ、マチアス。そんな風に見えたか?」
「見えたから申しているのです」
「そうか、では聞いてくれ。北の超大国の狙いはなんだ?ハンド―ラの返事に十年待つだろうか?」
「北の寒い地域しか持たないので南には憧れますね。ハンド―ラの国としての十年の約束などあっという間ですので気にせずに軍事力の増強に忙しいのではないでしょうか?」
「ああ、そうか。疑問はマチアスのおかげで解決した。ありがとう。明日は朝早いので休むな」
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