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ラウラの想い人
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「さすがに頭の弱い自分でもわかりますな。ハンド―ラの国王は自分の国だけ助かろうとは思っていないわけですな。国の半分を売ろうと十分な金銭と銀山が手に入る。しかしそのあとの南下によりボールドは侵略されて無くなる。その隣のフルナールもついでで侵略して無くなる。より強大になり手のつけられなくなった北の超大国は悠々と南下していく。これを阻止するためですか?」
「すべて北の超大国に運命を左右されてたまるかと思うハンド―ラの陛下のお気持ちもわかる。それよりもハンド―ラだけでは勝てない相手だが十年かけて北の超大国を欺きボールドも侵略されるなら一緒に戦う糸口を五年間探し続けていたのだから陛下の並々ならぬ決意を感じる」
ラウラが手を挙げた。
「五年後には国の存亡をかけた戦いが待っている、我が国としてはより強大な軍を持つハンド―ラが一緒に戦ってもらえるのですから、私とウィードは協力を惜しみません。正直に打ち明けてくれたハンド―ラの陛下に感謝すべきではないでしょうか?」
ルカが賞賛の拍手を送る。
「殿下、私からも言わせて下さい。王宮軍の隊長と小隊長の前ではなんですが、少し前まで市井の人だった私から言えば一市民にはこのような話は伝わってきません。そこで提案です。国民にもいつ頃どのような戦いがあるかを公表してもらえませんか?正々堂々と戦いを申し込むのであれば民衆からも協力をもらえるのではないでしょうか?国同士の駆け引きがあり国と軍の進むべき方向がありますので私のようなものが口を挟むのはおこがましいことではありますが、なにかの参考になれば幸いです」
なにか言いたいが、真剣な意見に咄嗟に反応できない自分がいる。とりあえずグラスのワインを飲み干して時間を稼ぎ、お代わりを頼んで一息をつく。まずはラウラからだ。
「ラウラ、協力に感謝する。ウィードにもこれからも頼りにしている。もっと忙しくもなるし人も育て増やさなくてはならない。ハンド―ラ陛下には改めてお礼を申し上げておく。ラウラ個人にだが家庭を持ってのちに復職してくる模範になってもらうことは可能かな?実は姉のケイトにもできないかアーロ殿下に頼んである」
端正な顔立ちが真っ赤になるのは男殺しな表情だ、アロルド隊長はラウラの表情に目が話せない。
「姉はアーロ殿下に頼んで・・・デートできたそうです・・・」
「それは拍手だ!!私が聞くのも野暮だが、ラウラにも思う人がいるなら橋渡しはするよ。国としても大事な人だよラウラは」
「本当にいいですか?」
「いいよ。私にできることは最大限するよ!」
「耳をお貸しいただけますか?」
「わかった」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「まずは最初に趣味が合う乗馬だな。お互いに護衛をつけなければいけない立場だがそこは遠のきにつけるように指示するから半日過ごしてこい。今度の土曜日で調整する」
「ありがとうございます、殿下。頼んで良かったです」泣かないでラウラ!
せっかくの美貌が真っ赤な照れで台無しになるよラウラ・・・
ラウラの相手はルカだった。聞きたいことはあるがルカなのは間違いない。
「わかった」
ラウラはこくこくと頷く。
「みんなから話を聞くことができて感謝する。陛下も宰相もハンド―ラと一緒に戦うつもりだ。ここだけの話にしてほしいがハンド―ラに許可をもらいフルナールへも事情を説明し協力してもらうつもりで動いている」
「誠ですか?」
「今頃はハンド―ラから陛下のところに返事の早馬が向かっているはず。おおよそ許可されるはずだからフルナールへの早馬がすぐに向かうはずだ」
「フルナールは動きますでしょうか?」
「私の妻はフルナールの弟一王女だ。両国の絆の高さを見せつけるように私の結婚式は国を挙げての盛大な式にするつもりだそうだ」
「なるほど。いいことですな。どんな式になるのか楽しみです」
「私も憧れます。結婚式を心待ちにします、殿下」
宿の部屋にもどり妻となるフルナールのアンナ王女に手紙を書こうと試みる。姉たちから多種多様な情報はもらったのでなんかしたいのだが、頭の中の名文も書いてみると陳腐だ。書いた文字をみて自分で恥ずかしい。顔から火が出るってこんなことをいうのだろう。
「殿下、手紙書かれていますか?外しましょうか?」
「あ、だ、大丈夫。アンナ王女に手紙を書こうと思ったが書いていて恥ずかしくて。手伝ってもらうこともあるかもしれないからその時はよろしく。それと今度の土曜日は空いているか?」
「手伝いはいつでも相談ください。土曜日は空いていますよ」
「土曜日は一緒につきあってくれ」
「承知いたしました。土曜日はラウラ小隊長と殿下約束されていませんでしたか?」
「そうだ。ラウラの想う人はルカだ」
「あの、どの、、、綺麗な人と、、あちらは年上です・・・」
「うろたえるな・・・ルカ。年上でも問題ないだろう。二人の時間を過ごしてこい。話があるならそのあとでいいだろう」
「ありがとうございます。殿下。先に休みます」
「お休み」
ラウラが二十一歳でルカが十七歳。
私はなにも問題はないと思うが、恋の女神はどうされるのか?
アンナ王女への手紙を書くのは今晩無理だ!
「すべて北の超大国に運命を左右されてたまるかと思うハンド―ラの陛下のお気持ちもわかる。それよりもハンド―ラだけでは勝てない相手だが十年かけて北の超大国を欺きボールドも侵略されるなら一緒に戦う糸口を五年間探し続けていたのだから陛下の並々ならぬ決意を感じる」
ラウラが手を挙げた。
「五年後には国の存亡をかけた戦いが待っている、我が国としてはより強大な軍を持つハンド―ラが一緒に戦ってもらえるのですから、私とウィードは協力を惜しみません。正直に打ち明けてくれたハンド―ラの陛下に感謝すべきではないでしょうか?」
ルカが賞賛の拍手を送る。
「殿下、私からも言わせて下さい。王宮軍の隊長と小隊長の前ではなんですが、少し前まで市井の人だった私から言えば一市民にはこのような話は伝わってきません。そこで提案です。国民にもいつ頃どのような戦いがあるかを公表してもらえませんか?正々堂々と戦いを申し込むのであれば民衆からも協力をもらえるのではないでしょうか?国同士の駆け引きがあり国と軍の進むべき方向がありますので私のようなものが口を挟むのはおこがましいことではありますが、なにかの参考になれば幸いです」
なにか言いたいが、真剣な意見に咄嗟に反応できない自分がいる。とりあえずグラスのワインを飲み干して時間を稼ぎ、お代わりを頼んで一息をつく。まずはラウラからだ。
「ラウラ、協力に感謝する。ウィードにもこれからも頼りにしている。もっと忙しくもなるし人も育て増やさなくてはならない。ハンド―ラ陛下には改めてお礼を申し上げておく。ラウラ個人にだが家庭を持ってのちに復職してくる模範になってもらうことは可能かな?実は姉のケイトにもできないかアーロ殿下に頼んである」
端正な顔立ちが真っ赤になるのは男殺しな表情だ、アロルド隊長はラウラの表情に目が話せない。
「姉はアーロ殿下に頼んで・・・デートできたそうです・・・」
「それは拍手だ!!私が聞くのも野暮だが、ラウラにも思う人がいるなら橋渡しはするよ。国としても大事な人だよラウラは」
「本当にいいですか?」
「いいよ。私にできることは最大限するよ!」
「耳をお貸しいただけますか?」
「わかった」
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「ありがとうございます、殿下。頼んで良かったです」泣かないでラウラ!
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ラウラの相手はルカだった。聞きたいことはあるがルカなのは間違いない。
「わかった」
ラウラはこくこくと頷く。
「みんなから話を聞くことができて感謝する。陛下も宰相もハンド―ラと一緒に戦うつもりだ。ここだけの話にしてほしいがハンド―ラに許可をもらいフルナールへも事情を説明し協力してもらうつもりで動いている」
「誠ですか?」
「今頃はハンド―ラから陛下のところに返事の早馬が向かっているはず。おおよそ許可されるはずだからフルナールへの早馬がすぐに向かうはずだ」
「フルナールは動きますでしょうか?」
「私の妻はフルナールの弟一王女だ。両国の絆の高さを見せつけるように私の結婚式は国を挙げての盛大な式にするつもりだそうだ」
「なるほど。いいことですな。どんな式になるのか楽しみです」
「私も憧れます。結婚式を心待ちにします、殿下」
宿の部屋にもどり妻となるフルナールのアンナ王女に手紙を書こうと試みる。姉たちから多種多様な情報はもらったのでなんかしたいのだが、頭の中の名文も書いてみると陳腐だ。書いた文字をみて自分で恥ずかしい。顔から火が出るってこんなことをいうのだろう。
「殿下、手紙書かれていますか?外しましょうか?」
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「手伝いはいつでも相談ください。土曜日は空いていますよ」
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「承知いたしました。土曜日はラウラ小隊長と殿下約束されていませんでしたか?」
「そうだ。ラウラの想う人はルカだ」
「あの、どの、、、綺麗な人と、、あちらは年上です・・・」
「うろたえるな・・・ルカ。年上でも問題ないだろう。二人の時間を過ごしてこい。話があるならそのあとでいいだろう」
「ありがとうございます。殿下。先に休みます」
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