ボールド国年代記 史上初3D作戦誕生で世界は平和になる?

虎徹周磨

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ドラゴン召喚獣制覇

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タランタシオを成功させたが、魔力の消費も大きいがトラウマの後の整理が思ったより時間がかかった。頭痛ではないが頭がすっきりしないのもあるし、胸やけではないが気持ち悪い感じもする。ベテランの兵士から過去のことを殿下の中で解決するには少し時間がかかりますよ。三十分程度座るか横になられるかして安静に過ごすのがいいですとアドバイスをもらった。


建物の中に入り椅子に腰かけて休むと意識が無くなっていた。五分か十分程度経過しただろうか。しかし頭はすっきりして胸やけは治まっていた。よし行けそうだ!!



外にでるとヘタレな声が聞こえてきた。ノア殿下だろうな。
「やっぱり近く怖い!! 」
「今日こそは克服しましょう!!殿下!!召喚してもらっている魔法部隊も何度も召喚できないのですから」
「三メートル五十は怖い~~」
「ノア殿下、攻撃系ドラゴン三種類にするか? 」
「ドラゴンの眼はもっと怖い~絶対無理~」
アーロ殿下もマチアスもノア殿下には手を焼いている。なにか手はないだろうか? ああ、そうだ、妹のアンナ王女を頼ろう。



アーロ殿下とマチアスに集まってもらって相談を持ちかける。
「マチアス、ノア殿下が怖くても挑んでいくような影響を与えるような人物に心当たりはないか? 陛下とか王妃様とか」
「殿下の性格上ではご両親二人では難しいですね。反発するばかりです、弟ぎみの第二皇子と妹ぎみの第一王女でも同じような反応だと思われます」
「では、ライバルの男子とかノア殿下がムキになるような存在とかは? 」
「僕も学園時代の同級生ですが、ライバルもいなければムキになるような嫌いな人物もいない人です」
「では、私の婚約者のアンナ王女に手紙を書きます。どんなことでもいいので解決の糸口を見つけます。アンププテラとガルグイユの召喚獣が成功出来たら手紙を書く時間をください。今夜までに書きますので早馬でお願いします」
「アンドレア殿下、承知した。召喚獣と早馬の手配をすぐにする。よろしく頼む」
「ありがとうございます。」



仮想兵士は三十ずつ二個所に設置された。




よし!! いこう「アンピプテラ」
空が一瞬暗くなり稲光のあとに巨大な翼が生えた蛇が降りてきた。操れている。まずは炎だ! アンピプテラのまわりが赤く光った途端に炎を吐き出し仮想兵士の三十は一瞬で燃え上がった。次は氷だ。ドラゴンは大量の氷を吐き出した。仮想兵士は燃えたまま氷の塊に豹変した。真っ黒のままで凍らせた。ケイトのときと同じことができた。
「解アンピプテラ」
空が暗くなり稲光がするほうにアンピプテラは飛び去っていった。

良かった。成功だ。


かなり疲れたが先ほどのような疲労はない。十分程度休んでガルグイユに移る。



「ガルグイユ」
にわか雨が降り雲からドラゴンが飛びながら降りてきた。操作できる。仮想兵士に炎を吐きかぶせ燃え上がらせる。次の水の操作をする。次は洪水を起こすぐらいの大量の水を吐き出した。仮想兵士が水で流されていき、先ほどのアンピプテラの凍った仮想兵士まで巻き込んでガルグイユの前左右に広がっていった。
「解ガルグイユ」
にわか雨が降ると同時に雲が空を覆いガルグイユは風を巻き起こして飛びあがり雲の中に去っていった。


できた!!!!!! アーロ殿下とノア殿下にルカ・マチアス・レスターが走ってくる。みんなとハイタッチして抱き合った!! できて良かった。
「今日はお祝いだ!! 」
「いつも集まってお祝いしていません?? 」
「それはそれ、今日は今日だ」
「みんな飲ん兵衛になっていませんか?? 」
「それも必要なことだよ」



ノア殿下はいい人だ。が、今すぐに取りかからなくては。アーロ殿下がさりげなく言ってくれた。
「アンドレア殿下、お疲れ様。先ほどの頼みごとを至急お願いしたい」
「承知いたしました。ではこれで別行動に入ります」
「よろしく頼む。他の手配は済んでいる」
「助かります」



アンナ王女への手紙を書く機会が上手い具合にまわってきた。本当は毎日集まって宴会しているから寝静まった時間に書こうと考えていた。昼間に時間が取れたことが偶然でも嬉しい。優先事項はノア殿下のやる気をどう起こすかだが、アンナ王女への誠心誠意の内容も盛り込みたい。それからの三時間はあっという間だった。ルカが夕食の時間ですと部屋をノックするまではトイレのことまで忘れていた時間だった。おかげで三通の手紙を認めることができた。



我に帰ると手が痛い、背中と腰が痛かった。集中できたことと手紙を書き上げたことに驚いた。アーロ殿下に手紙三通を渡して勝手に早馬を一つ追加したことを詫びるが、理由を説明するとその場で賛成してもらえた。今日明日のことの協力もだ。この仲間は家族同然に思えた。今晩の(お祝い)も楽しみだ。


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