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小学時代(春)
EX2話 酷似する性、交わる選択肢
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EX2話 酷似する性、交わる選択肢
う~~!!ワタシ座学嫌い~!はやく体育来ないかな~
墓譚ほんとに体育好きよねえ…夢は体操選手だっけ?
んっふっふー……そう!ワタシは身体動かすのが好きだから体操選手かな~って!
ふ~ん、まあいいんじゃない?応援してるよ
けど落ち着きはもう少し必要かもね~
え~なんでさ?動ければよくない!?
やれやれ…体操選手への道のりは始まったばかりだなーこりゃ
意味わかんなーい!ワタシの何がいけないってのさー!
だからそれ、落ち着きがないんだよ。体操選手になるなら落ち着きも必要かもしれないじゃん?
それは……そうかもだけど…?
なら決まり!瞑想とかしよう、それがいい。
もうしてるよ
え!?まさかあの墓譚が待てを覚えようとしてるぅ!?
いや目的はないんだけどね~ほら家、神社だし?
ぽいことしようかな~って。
そっか~。それでそれで~?もう成果出てきたの~??
それがまだ…………沈黙に耐えられなくてさ…………
あー………やっぱり?
ちょっとおっ!やっぱりってなに!?
…まあまあ…。想像通りだっただけだって~
むむむ…否定、できない……こうなったら――
ん?
帰って特訓だあああ!!!
びゅーーーん!!!
ちょっと~?まだ授業残ってるよ~?
………聞いてないし
あーあ、まずこれを直せって言ったのになあ
一方、紀羽は
給食後 教室
悪い万粂、これを理科室に運んでくれるか?
話しかけてきたのは担任の先生だった。
あ、はい。わかりました。
助かる。いやあお姉さんと違ってしっかりしてるなあ。
姉さんは関係ありません!
……お?なにか気に障ったか?悪い悪い、
……いえ。あたしこそすみません。時間がもったいないですし、もう行きますね。失礼します。
あ、ああ。重いから気をつけて運べよ~?
大人は子供だ。それこそクラスの子たちよりも。
姉さんを出来損ないとみなすなんて、目がついてないんじゃないの?
…なんて、考えても仕方ないか。
持っていこう。そう思い、頼まれた段ボールを持ち上げる。
うっ…!?お、重い……
小学4年生には少々重すぎる。
あの先生…それをわかっていて頼んだの?
だとしたらだいぶ趣味が悪い…。
うんっ……しょ!うんっ……しょ!
もう少しで理科室……。このまま、少しづつ…持っていければ…
曲がり角に差し掛かった時
ドサッ!
いやっ…?!
うわっ…!
紀羽は誰かとぶつかった。
ってて……あ、すみません。怪我はありませんか?
うん。平気だよ!って、墓譚の妹さんか。
こんなところでどうしたの?
担任の先生に頼み事されちゃって…。今運んでいるんですけど中々重くて……
これ?貸して貸して~!よいしょ、っと!
おっさん臭い掛け声でのり子は荷物を持ち上げた。
いや、あの、そんな悪いですよ…!
いいって。それより墓譚に言っといて?まずは落ち着いて授業を受けてみろって
え?でも姉さんとは一緒に登校しましたけど……
あ~………色々あった末に無断で下校したんだよ~。
ん?妹さん…?聞いてる…??
…さん
姉さん…!!!!!なんでいつもそうなんですか!!
っもう!いい!
タッタッタッ………
妹さんもああなのね…
紀羽は墓譚の話を聞くと人が変わったかのように走り出し、
下校した。
う~~!!ワタシ座学嫌い~!はやく体育来ないかな~
墓譚ほんとに体育好きよねえ…夢は体操選手だっけ?
んっふっふー……そう!ワタシは身体動かすのが好きだから体操選手かな~って!
ふ~ん、まあいいんじゃない?応援してるよ
けど落ち着きはもう少し必要かもね~
え~なんでさ?動ければよくない!?
やれやれ…体操選手への道のりは始まったばかりだなーこりゃ
意味わかんなーい!ワタシの何がいけないってのさー!
だからそれ、落ち着きがないんだよ。体操選手になるなら落ち着きも必要かもしれないじゃん?
それは……そうかもだけど…?
なら決まり!瞑想とかしよう、それがいい。
もうしてるよ
え!?まさかあの墓譚が待てを覚えようとしてるぅ!?
いや目的はないんだけどね~ほら家、神社だし?
ぽいことしようかな~って。
そっか~。それでそれで~?もう成果出てきたの~??
それがまだ…………沈黙に耐えられなくてさ…………
あー………やっぱり?
ちょっとおっ!やっぱりってなに!?
…まあまあ…。想像通りだっただけだって~
むむむ…否定、できない……こうなったら――
ん?
帰って特訓だあああ!!!
びゅーーーん!!!
ちょっと~?まだ授業残ってるよ~?
………聞いてないし
あーあ、まずこれを直せって言ったのになあ
一方、紀羽は
給食後 教室
悪い万粂、これを理科室に運んでくれるか?
話しかけてきたのは担任の先生だった。
あ、はい。わかりました。
助かる。いやあお姉さんと違ってしっかりしてるなあ。
姉さんは関係ありません!
……お?なにか気に障ったか?悪い悪い、
……いえ。あたしこそすみません。時間がもったいないですし、もう行きますね。失礼します。
あ、ああ。重いから気をつけて運べよ~?
大人は子供だ。それこそクラスの子たちよりも。
姉さんを出来損ないとみなすなんて、目がついてないんじゃないの?
…なんて、考えても仕方ないか。
持っていこう。そう思い、頼まれた段ボールを持ち上げる。
うっ…!?お、重い……
小学4年生には少々重すぎる。
あの先生…それをわかっていて頼んだの?
だとしたらだいぶ趣味が悪い…。
うんっ……しょ!うんっ……しょ!
もう少しで理科室……。このまま、少しづつ…持っていければ…
曲がり角に差し掛かった時
ドサッ!
いやっ…?!
うわっ…!
紀羽は誰かとぶつかった。
ってて……あ、すみません。怪我はありませんか?
うん。平気だよ!って、墓譚の妹さんか。
こんなところでどうしたの?
担任の先生に頼み事されちゃって…。今運んでいるんですけど中々重くて……
これ?貸して貸して~!よいしょ、っと!
おっさん臭い掛け声でのり子は荷物を持ち上げた。
いや、あの、そんな悪いですよ…!
いいって。それより墓譚に言っといて?まずは落ち着いて授業を受けてみろって
え?でも姉さんとは一緒に登校しましたけど……
あ~………色々あった末に無断で下校したんだよ~。
ん?妹さん…?聞いてる…??
…さん
姉さん…!!!!!なんでいつもそうなんですか!!
っもう!いい!
タッタッタッ………
妹さんもああなのね…
紀羽は墓譚の話を聞くと人が変わったかのように走り出し、
下校した。
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