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傷治果剣導高校編・2(終)
161話 匂い探偵・リサ穣
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161話 匂い探偵・リサ穣
………ん……っはあ。よく寝た。ここは?
………わかる。さすがにわかる。医務室だろこれ。白い天井、薬の香り……これは間違いない。……我ながら無茶なことしたな。さすがに無理があったか。
それはそうと…なんか狭いし重いぞ?ん?
春途は辺りを見渡す。
お?気がついたか。おはようさん
レス!なんだよ、見舞いに来てくれてたのか?
あー……ま、そんなとこだ。
おっと、隣の姫は起こさないでくれよ?
俺らが来るまでずっと、
リサが看ててくれたんだってさ。
おまえのこと。
姫…?リサのことか?
春途は恐る恐る毛布を取る。
ひっ!?
なんと、
リサが春途の右足に抱きついて寝ていた。
は…ると……いい、匂い………すき……すぅ…すぅ……。
おー…こりゃすげえ。リサさ、兄貴が死んでから笑わないし基本話さないしでほんと、生きてるのに死んでたんだよ。そんなリサがねえ……。
春途、おまえやっぱすごいな。
いや、俺はなんもしてないよ。
ただ立会をしただけだ。
ほんとか?ならなんで……俺が話しかけても
鎌向けられるだけだったってのに。
まあまあ。偶々だよ。
そういうもんかねえ…。
…かわいい寝顔だな。
春途はリサの頭を撫でながら言う。
う…んゆ………は、ると…?
ああ、すまん。起こしちゃったか。おはよう。
じゃ俺は退散すっかねえ。
よろしくやっとけよ?春途
あっ、こら!そんなんじゃ―――
ぎゅっと春途の腕をつかみ、リサが口を開く。
だめ……まだいっしょ………もう少し……
わ、わかったわかった。気の済むまでどうぞ。
ふふ…春途はやさしいな………そしていい匂い……なんだか安心する。
そうか?気のせいとかじゃないか?
むぅ……違う…違うもん。
ガチャ!
春!お見舞い来たよ………ねえ春?
その人は誰?また新しい子をひっかけたの?
え…いや、あの…な?……えっと………
ねえ。あなたこそなに?
わたしの春途に手、出さないで?
はあああ!?わ、わたしの??なんなんですかー!!
もう知りません!!
バタンッ!
いっちゃった……
ね、春途。怪我は大丈夫?
ああ。少し痛むけど平気だ。リサはどうなんだ?
わたし?わたしも平気だよ。春途が平気なんだもん。
なんだそりゃ。あ、そういえば!
コユキとレシヤ…だっけか?あいつらはどうなった?つかどっちが勝ったんだ?
え?あー…そっか知らないんだ。えっとね?
わたしが咲かせた。
2人は2個隣のベッドで寝てるよ。
生命は繋いだみたい。………残念だけど。
残念ってなんだよ。よかったじゃないか。あの2人のコンビネーション、敵に回したくないよ二度と。
そう?
ああ。
それに勝てたわたしは……
ああ。すごいよ。
えへへ……やったやった。もっと褒めて?
なんかリサって、こんなに近かったっけ?
え?うーん……なんでか分からないけど、春途は安心できるから。信用あるってすごいんだよ?
それさっきレスから聞いたよ。お兄さんがいなくなった後、誰とも絡まなくなったって。
うん、そうだよ。けど少しだけ違う。絡まないじゃない、絡みたいけど絡めないの。
具体的には?
えっと…どう話しかけていいかわからない。
わたし誰かと話すときはいつも、
にぃにのことばかり話してたから。
ねえ、春途。どう話しかければいいの?
なあ、リサ。
ちょっと難しく考えすぎなんじゃないか?
え?
別にとって喰われる訳じゃあねえよ。天盾のやつなんかは仲良くなれるんじゃないか?俺なんかよりももっといいヤツが近くにいるじゃないか。
他人と話せないから…わからないけど………春途は特別……なの。
そんな曖昧な―――
匂い。匂いが安心するの……アリサとかレスは違う。
うるさい匂いだった。だから春途は特別……なの。
お、おうそうか
(やっぱリサって匂いフェチなのか?)
だから…春途はわたしの……なの。
あー……そうかそうか。うん、とりあえず離れようか。
や。
いや、離れようか。
やー!
いや、だから―――
やなの。このままいく。…だめ?
いや…あのなあ……誤解されるから。
誤解?わたしはいいよ?
いや、俺が困る。
むぅ………。
さ、さあさあ!とりあえずえるなに報告するかー!そうと決まればいつもの部屋にいくぞー?
たしか対角線上なんだったっけ。
だとすると結構離れてるな……。
仕方ない。いくぞ?リサ
ん。
リサと一緒に立会場の隣の総督室へ向かう。途中、最短ルートから逸れるとリサが裾を引っ張ってくれた。
着いた。ここだな。失礼します!
キィィ!!
あら。案外早いじゃない。ほら、傷を見せてみなさい?
…変なことしたら斬り咲く。
おい、待て待て。なんでそうやって威嚇するんだよ!
あら。驚いたわ。あなたたちって今回が初よね?前から知り合いとかそんなんじゃないわよね?
ああ。そうだよ。
(いや、にしては
急に縮まりすぎじゃないかしら?距離!)
ほんとに?
ああ、ほんとだよ。な?リサ。
ん。この匂いは初めて。
………リサが言うなら間違いはないわね。
けどどうやってそこまで仲良くなれたのかしら?
この間の立会が初めてなはずなのに。
春途の匂いは安心できる……いい匂いなの。
ちょっとごめんなさいね。春途、こっち来なさい。
(ねえ、リサってほんとに匂いフェチなのかしら?)
(わっかんねえよ!けどそうなんじゃないか?
話せなくても匂いは嗅ぐらしいし。)
ねえリサ。えるなはどんな匂いだったのかしら?
えるなはやさしい匂い。けど刺もあった。油断大敵
(なんだか的を得てるわね……よし)
ねえリサ、あなたもしかして匂いから
人物を組分けられたりするのかしら?
できる。話すのより得意。
そうなのね。
そんなことできるなんて、すごいじゃないの!
え?……あ、……えと…うん………あ、ありがと……
あ、脱線してたわね。
えっと……うん。もう殆ど治ってるわね。これなら
えるなと立会しなさいな!春途!!!
のぞむところだ…!!!
こうして春途とえるなの立会が決まった。
立会はこのあとすぐっ!!!
………ん……っはあ。よく寝た。ここは?
………わかる。さすがにわかる。医務室だろこれ。白い天井、薬の香り……これは間違いない。……我ながら無茶なことしたな。さすがに無理があったか。
それはそうと…なんか狭いし重いぞ?ん?
春途は辺りを見渡す。
お?気がついたか。おはようさん
レス!なんだよ、見舞いに来てくれてたのか?
あー……ま、そんなとこだ。
おっと、隣の姫は起こさないでくれよ?
俺らが来るまでずっと、
リサが看ててくれたんだってさ。
おまえのこと。
姫…?リサのことか?
春途は恐る恐る毛布を取る。
ひっ!?
なんと、
リサが春途の右足に抱きついて寝ていた。
は…ると……いい、匂い………すき……すぅ…すぅ……。
おー…こりゃすげえ。リサさ、兄貴が死んでから笑わないし基本話さないしでほんと、生きてるのに死んでたんだよ。そんなリサがねえ……。
春途、おまえやっぱすごいな。
いや、俺はなんもしてないよ。
ただ立会をしただけだ。
ほんとか?ならなんで……俺が話しかけても
鎌向けられるだけだったってのに。
まあまあ。偶々だよ。
そういうもんかねえ…。
…かわいい寝顔だな。
春途はリサの頭を撫でながら言う。
う…んゆ………は、ると…?
ああ、すまん。起こしちゃったか。おはよう。
じゃ俺は退散すっかねえ。
よろしくやっとけよ?春途
あっ、こら!そんなんじゃ―――
ぎゅっと春途の腕をつかみ、リサが口を開く。
だめ……まだいっしょ………もう少し……
わ、わかったわかった。気の済むまでどうぞ。
ふふ…春途はやさしいな………そしていい匂い……なんだか安心する。
そうか?気のせいとかじゃないか?
むぅ……違う…違うもん。
ガチャ!
春!お見舞い来たよ………ねえ春?
その人は誰?また新しい子をひっかけたの?
え…いや、あの…な?……えっと………
ねえ。あなたこそなに?
わたしの春途に手、出さないで?
はあああ!?わ、わたしの??なんなんですかー!!
もう知りません!!
バタンッ!
いっちゃった……
ね、春途。怪我は大丈夫?
ああ。少し痛むけど平気だ。リサはどうなんだ?
わたし?わたしも平気だよ。春途が平気なんだもん。
なんだそりゃ。あ、そういえば!
コユキとレシヤ…だっけか?あいつらはどうなった?つかどっちが勝ったんだ?
え?あー…そっか知らないんだ。えっとね?
わたしが咲かせた。
2人は2個隣のベッドで寝てるよ。
生命は繋いだみたい。………残念だけど。
残念ってなんだよ。よかったじゃないか。あの2人のコンビネーション、敵に回したくないよ二度と。
そう?
ああ。
それに勝てたわたしは……
ああ。すごいよ。
えへへ……やったやった。もっと褒めて?
なんかリサって、こんなに近かったっけ?
え?うーん……なんでか分からないけど、春途は安心できるから。信用あるってすごいんだよ?
それさっきレスから聞いたよ。お兄さんがいなくなった後、誰とも絡まなくなったって。
うん、そうだよ。けど少しだけ違う。絡まないじゃない、絡みたいけど絡めないの。
具体的には?
えっと…どう話しかけていいかわからない。
わたし誰かと話すときはいつも、
にぃにのことばかり話してたから。
ねえ、春途。どう話しかければいいの?
なあ、リサ。
ちょっと難しく考えすぎなんじゃないか?
え?
別にとって喰われる訳じゃあねえよ。天盾のやつなんかは仲良くなれるんじゃないか?俺なんかよりももっといいヤツが近くにいるじゃないか。
他人と話せないから…わからないけど………春途は特別……なの。
そんな曖昧な―――
匂い。匂いが安心するの……アリサとかレスは違う。
うるさい匂いだった。だから春途は特別……なの。
お、おうそうか
(やっぱリサって匂いフェチなのか?)
だから…春途はわたしの……なの。
あー……そうかそうか。うん、とりあえず離れようか。
や。
いや、離れようか。
やー!
いや、だから―――
やなの。このままいく。…だめ?
いや…あのなあ……誤解されるから。
誤解?わたしはいいよ?
いや、俺が困る。
むぅ………。
さ、さあさあ!とりあえずえるなに報告するかー!そうと決まればいつもの部屋にいくぞー?
たしか対角線上なんだったっけ。
だとすると結構離れてるな……。
仕方ない。いくぞ?リサ
ん。
リサと一緒に立会場の隣の総督室へ向かう。途中、最短ルートから逸れるとリサが裾を引っ張ってくれた。
着いた。ここだな。失礼します!
キィィ!!
あら。案外早いじゃない。ほら、傷を見せてみなさい?
…変なことしたら斬り咲く。
おい、待て待て。なんでそうやって威嚇するんだよ!
あら。驚いたわ。あなたたちって今回が初よね?前から知り合いとかそんなんじゃないわよね?
ああ。そうだよ。
(いや、にしては
急に縮まりすぎじゃないかしら?距離!)
ほんとに?
ああ、ほんとだよ。な?リサ。
ん。この匂いは初めて。
………リサが言うなら間違いはないわね。
けどどうやってそこまで仲良くなれたのかしら?
この間の立会が初めてなはずなのに。
春途の匂いは安心できる……いい匂いなの。
ちょっとごめんなさいね。春途、こっち来なさい。
(ねえ、リサってほんとに匂いフェチなのかしら?)
(わっかんねえよ!けどそうなんじゃないか?
話せなくても匂いは嗅ぐらしいし。)
ねえリサ。えるなはどんな匂いだったのかしら?
えるなはやさしい匂い。けど刺もあった。油断大敵
(なんだか的を得てるわね……よし)
ねえリサ、あなたもしかして匂いから
人物を組分けられたりするのかしら?
できる。話すのより得意。
そうなのね。
そんなことできるなんて、すごいじゃないの!
え?……あ、……えと…うん………あ、ありがと……
あ、脱線してたわね。
えっと……うん。もう殆ど治ってるわね。これなら
えるなと立会しなさいな!春途!!!
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