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轟譜剣導高校編・1
181話 Try・On・花結び
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181話 Try・On・花結び
お兄ちゃんお兄ちゃん!ねえねえいつ来る?
来週ならわたしもいるからおすすめだよ?
いや、まだ話し合いが終わってないしな……
そうなの?なら仕方ないね。あーあ、お兄ちゃんに会いたかったなあ~再来週から仕事いそがしくなるな~?チラッ
わかったよ。明日だ、明日までに答えを出す。それでいいか?
うん!楽しみにまってるね!ともちゃんも会うの楽しみにしてたし、会えるといいな~。それじゃあお兄ちゃん。またね!
相変わらず一方的だな。けど何故か断れない。
………ともちゃん?誰だそれ。
…っとと、いけね!早く帰らないと!
時間は夜七時を過ぎていた。
母さんが心配だ……
俺の母さんは5年前、父さんを亡くした。
死因は交通事故だった……。父さんを亡くしてからというもの、母さんは毎晩泣き続けた。……俺の寝たあとに。中学にあがる頃、俺はトイレに起きた。その時にみたんだ。
傷なんて癒えるものじゃないんだろう。
少なくとも、その傷は、母さんのなかでは。
無用な心配をさせまいと俺がいるところでは笑顔をつくっては浮かべていた。逆にそっちのが心配だっての。
とかなんとか言ってて、そのことを聞き出せたのは高校に入ってからなんだ。
聞けないよなそんなこと。恐る恐る、勇気を出してやっと聞けそうって時だ。そんな時、母さんから話しを切り出した。なにを聞きたいのか理解ってたように。
父さんは剣導部のルールを作った創設グループの1人だったらしく、唯我の父親とも面識があるらしい。そんな父さんが何者かに狙われた。そして殺害された。
犯人が判明する寸前で事故として処理された。だから
母さんが泣いていたのは父さんが事故で亡くなったからじゃない。他殺を事故と処理されたからだったんだ。
そんなことがあって、淵底家で増えた決まりがある。それが門限だ。殺されて帰らぬ人となったトラウマから俺も遅くならないようにと決めたことだ。
……なんだけど、さすがに午後6時は早すぎない?とは思う。いや、俺から言い出した決まりなんだけど冷静になったらん~?とはなるよ。なんでこんな意味不明な門限設定したんだ?俺は。
なんて話をしていたらもう
着いた。ただいまー!
いつも通りに帰宅。母さんに今日あったことを話したり、お風呂入ったりしてそのまま部屋に向かった。
ん……?
(なんだこの違和感………部屋に誰かいる…はあ!?)
お、おい夕菜!なにやってんだ!
あ、おかえりなさい。えっと、時間があったので
お義母さまに相談していました。
どうしてそれからこうなる!?
裸体に赤リボンという男なら誰もが夢見たシチュエーション。本来俺も嬉しいサイドのハズなんだけど今は心配が勝る
な、なんの相談だよ……
あ、えーと……春途くんが見てくれない………です。ひいちゃいますよね?すみません……。
い、いやひかない!ひかないけども!
………ちょっと母さん!!!
あら、どうしたの?
どうしたもこうしたもない!
夕菜になんてことを吹き込んだんだ!?
あら。嬉しいかな~って。ダメだった?
普通に考えてダメだろ!夕菜も嫌なら嫌と言うべきなんだ!
すみません……けどその、
春途くんなら……嫌じゃ…ない………です。
ん???
ほらほらぁ。
彼女さんもこう言ってるし?いいじゃないの。さあさあ、早くやることやっちゃいなさい?じゃあ母さん下にいるからね~?
バタンッ!
そういい母さんは部屋から出ていった。残された俺と夕菜は………
………あの、春途くん。私…私……っ!
ドサッ!
ベッドに春途を押し倒し息を荒らげる夕菜
はっ……はあっ!…はあっ……っう……!
(だめだだめだだめだだめだ!夕菜が暴走してる!何か…抜け出すことができるものは……!?)
押し倒された場所にはなにもなかった。非常時にと思って置いていた干し柿もなくなっていた。
(嘘だろおお!?)
…おとなしくしていてくださいね。
すぐよくなりますから♡
やめろおおおおお!!!!
それから体感時間5日間が過ぎてようやく
……んくっ、ごちそうさまでした。春途くん♡
はあっ……はあ……っはあ………。な、なにすんだよ……夕菜
……ごめんなさい。
私、春途くんがほしくて……それで……。
気持ちは嬉しいけどさ。
もう少しやり方を考えてくれないか?
………考えたやり方に気づきさえしてくれないのに。
ん?どうしたんだ?
いえ、なんでもありません。
そうか。腹減っただろ?一緒に食べようぜ。
いいんですか?
ああ。母さんのことだから作りすぎているだろうし。丁度いいよ。
ありがとうございます。
俺と夕菜が下りていくと暴走を越えた暴走状態の母さんにつかまり、あれこれ聞かれたけどその後は3人で仲良くご飯を食べた。
そうだ。夕菜って轟譜剣導高校って知ってるか?
はい。知ってますよ。それが?
実は来週、交流戦があるんだけど、夕菜と唯我は実質天神って感じだし一緒にどうかなって。
……嬉しい提案、ぜひ参加させてください。けれど他の女の名前を出すところはよくないと思いますよ?
そうか?……すまない。
ならあとで準備するもの教えるよ。
はい。お願いします。
そうだ。せっかくだしお風呂も入っていったらどう?
ほら、2人で仲良く!
いいんですか?やったあ!
……俺さっき入ったりばかりなんだけど。
そんなこと言わないの。
ほら、彼女さんも乗り気だし。
今日という日はまだまだ終わらなさそうだ。
お兄ちゃんお兄ちゃん!ねえねえいつ来る?
来週ならわたしもいるからおすすめだよ?
いや、まだ話し合いが終わってないしな……
そうなの?なら仕方ないね。あーあ、お兄ちゃんに会いたかったなあ~再来週から仕事いそがしくなるな~?チラッ
わかったよ。明日だ、明日までに答えを出す。それでいいか?
うん!楽しみにまってるね!ともちゃんも会うの楽しみにしてたし、会えるといいな~。それじゃあお兄ちゃん。またね!
相変わらず一方的だな。けど何故か断れない。
………ともちゃん?誰だそれ。
…っとと、いけね!早く帰らないと!
時間は夜七時を過ぎていた。
母さんが心配だ……
俺の母さんは5年前、父さんを亡くした。
死因は交通事故だった……。父さんを亡くしてからというもの、母さんは毎晩泣き続けた。……俺の寝たあとに。中学にあがる頃、俺はトイレに起きた。その時にみたんだ。
傷なんて癒えるものじゃないんだろう。
少なくとも、その傷は、母さんのなかでは。
無用な心配をさせまいと俺がいるところでは笑顔をつくっては浮かべていた。逆にそっちのが心配だっての。
とかなんとか言ってて、そのことを聞き出せたのは高校に入ってからなんだ。
聞けないよなそんなこと。恐る恐る、勇気を出してやっと聞けそうって時だ。そんな時、母さんから話しを切り出した。なにを聞きたいのか理解ってたように。
父さんは剣導部のルールを作った創設グループの1人だったらしく、唯我の父親とも面識があるらしい。そんな父さんが何者かに狙われた。そして殺害された。
犯人が判明する寸前で事故として処理された。だから
母さんが泣いていたのは父さんが事故で亡くなったからじゃない。他殺を事故と処理されたからだったんだ。
そんなことがあって、淵底家で増えた決まりがある。それが門限だ。殺されて帰らぬ人となったトラウマから俺も遅くならないようにと決めたことだ。
……なんだけど、さすがに午後6時は早すぎない?とは思う。いや、俺から言い出した決まりなんだけど冷静になったらん~?とはなるよ。なんでこんな意味不明な門限設定したんだ?俺は。
なんて話をしていたらもう
着いた。ただいまー!
いつも通りに帰宅。母さんに今日あったことを話したり、お風呂入ったりしてそのまま部屋に向かった。
ん……?
(なんだこの違和感………部屋に誰かいる…はあ!?)
お、おい夕菜!なにやってんだ!
あ、おかえりなさい。えっと、時間があったので
お義母さまに相談していました。
どうしてそれからこうなる!?
裸体に赤リボンという男なら誰もが夢見たシチュエーション。本来俺も嬉しいサイドのハズなんだけど今は心配が勝る
な、なんの相談だよ……
あ、えーと……春途くんが見てくれない………です。ひいちゃいますよね?すみません……。
い、いやひかない!ひかないけども!
………ちょっと母さん!!!
あら、どうしたの?
どうしたもこうしたもない!
夕菜になんてことを吹き込んだんだ!?
あら。嬉しいかな~って。ダメだった?
普通に考えてダメだろ!夕菜も嫌なら嫌と言うべきなんだ!
すみません……けどその、
春途くんなら……嫌じゃ…ない………です。
ん???
ほらほらぁ。
彼女さんもこう言ってるし?いいじゃないの。さあさあ、早くやることやっちゃいなさい?じゃあ母さん下にいるからね~?
バタンッ!
そういい母さんは部屋から出ていった。残された俺と夕菜は………
………あの、春途くん。私…私……っ!
ドサッ!
ベッドに春途を押し倒し息を荒らげる夕菜
はっ……はあっ!…はあっ……っう……!
(だめだだめだだめだだめだ!夕菜が暴走してる!何か…抜け出すことができるものは……!?)
押し倒された場所にはなにもなかった。非常時にと思って置いていた干し柿もなくなっていた。
(嘘だろおお!?)
…おとなしくしていてくださいね。
すぐよくなりますから♡
やめろおおおおお!!!!
それから体感時間5日間が過ぎてようやく
……んくっ、ごちそうさまでした。春途くん♡
はあっ……はあ……っはあ………。な、なにすんだよ……夕菜
……ごめんなさい。
私、春途くんがほしくて……それで……。
気持ちは嬉しいけどさ。
もう少しやり方を考えてくれないか?
………考えたやり方に気づきさえしてくれないのに。
ん?どうしたんだ?
いえ、なんでもありません。
そうか。腹減っただろ?一緒に食べようぜ。
いいんですか?
ああ。母さんのことだから作りすぎているだろうし。丁度いいよ。
ありがとうございます。
俺と夕菜が下りていくと暴走を越えた暴走状態の母さんにつかまり、あれこれ聞かれたけどその後は3人で仲良くご飯を食べた。
そうだ。夕菜って轟譜剣導高校って知ってるか?
はい。知ってますよ。それが?
実は来週、交流戦があるんだけど、夕菜と唯我は実質天神って感じだし一緒にどうかなって。
……嬉しい提案、ぜひ参加させてください。けれど他の女の名前を出すところはよくないと思いますよ?
そうか?……すまない。
ならあとで準備するもの教えるよ。
はい。お願いします。
そうだ。せっかくだしお風呂も入っていったらどう?
ほら、2人で仲良く!
いいんですか?やったあ!
……俺さっき入ったりばかりなんだけど。
そんなこと言わないの。
ほら、彼女さんも乗り気だし。
今日という日はまだまだ終わらなさそうだ。
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