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春途の春編
18話
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18――
公開立会までの間、俺たちは剣導部の勧誘ポスターを張り紙させてもらう事にした。時期ハズレの勧誘ポスターはグレーだが、今回は例外らしい。
……けどこれ作り過ぎじゃないか?朱里
「そんなことないって!というか
多い方がいいでしょ?普通!」
いやまあそうかもだけど、30は多くないか?
1人増やすのにそんなに要らないだろ。
シカモキメタハリバショソンナオオクナイ
「そ、そんなことないも~ん。」
「春途くん、とりあえず貼ってきますか?
ポスター」
…そうだな。貼ってこようか
俺は2~3部掬って部室を出た。
にしてもこのポスター、よくできてるな。一体誰が?
「私だよ?私!」
そこにいたのは朱里だった。
お前って結構クリエイティブなんだな。
「お前ってなによ、お前ってえ!」
す、すまんって。
「まあでも?褒められた感じするし?
悪い気はしないね!」
朱里は勉強ができて
レイアウトとイケるとか何者だって感じだな。
頼りにしてるからな。朱里"先輩"
「うっひょお!!春途が!
春途が先輩呼びしてくれたああ!?」
「何かイイコトあるかもなっと!」
ねえよ。てかそんな喜ばれると
なんか気色悪いっての。
「の~ん!!……そういや春途?」
ん?なんだ?
「私たち別方向に向かうハズじゃ?」
あっ、忘れてた!すまない!
「いいっていいって!んじゃねー!」
行っちゃった…。
俺も指定された場所に行くか。
貼る場所を話し合ったのは直前で30部は余る…。
真っ直ぐ行けば数分、なのですぐに着いた。
えーと…。ここか、それからここ、あとはあっちね。
手際よくポスターを貼っていく。
ふぅ。できたー。さて、部室に戻るか。
少しずつ持ち込むしかないな。
体力づくりにもなって一石二鳥だ。
うっ、はあっはあっ…はあっ……。
とか思ってた俺を殴りたい。
先と同じ流れで進めて最初を合わせ3週はしたか。
依然としてポスターの山は崩れそうもない。
これほんとに作りすぎたんだよ。
なら朱里、聞いてんのか?
「ん~?ふぁにぃ?モグモグ」
なに1人休憩してんだよ、こっち手伝って
「え~、疲れたしどうしよっかn」
ギギギ~!
冥が朱里の首元を摘み引き攣る
「痛い痛い痛い痛~い!!!」
「姉さまがサボっているのがいけないのです!」
「すみません春途くん、姉さまってば
いつもこうなんです…。」
うん、だと思うよ。
慣れたから平気だよ、ある程度は。ありがと
「ふふっ、そうですか…。なんだか少し嬉しいです」
そっか。冥は本当に
真面目でいい娘なのになんでまああんな―――
自由人が生まれたんかな。
自由人が生まれてしまったのでしょうか。
「あ~!ひどいひどい!
アネサマ泣いちゃうぞ~?」
「泣いて結構ひどい上等!
なのでさっさとやる!いいですね!?」
「それに何です?そのアネサマって」
「ふっふっふっ~。それはねえ…
話せば永くなるが…いいかね?」
「なら結構です。さっ、部活しましょ部活」
こんな状況で本当にもう一人の入部を望めるのか?
「…………ここかな?失礼しまーす!」
「こ、この声は…!?」
どうやら冥の知り合いみたいだ。
けど一体何の用事で…?
「ぼくは刃張、炎下刃張だよ、よろしく。
ぼくを剣導部に入れてくれないかな?」
炎下刃張(ひもと はばり)
「って、あの時のお姉さんじゃん!こんにちは!
もう痛くない?平気?」
え?んーと、どういう関係?
「春途くん、あのね?この間一緒に
出かけたでしょ?その時私が怒って
飛び出した時に色々あった子なの。」
遊びにって…ああ、あれか「魔導学館」
なるほどその時に。
刃張くん、だっけ?冥がお世話になったみたいで。
「そんな、気にしないでください。
ぼくが勝手にしたことですし。」
ん?したこと?なんのことだ?刃張
「あー、えっと。お姉さんが階段を踏み外して
転落したんです。それを助けようとして
ぼくが下敷きに…。それでお姉さんったら
パニックになって大した事ない怪我なのに
救急車を呼んで検査とか払ってくれたんです。
大事っぽくなりましたが
お姉さんが優しい人なのは伝わりました。」
冥、意外と大変だったんだな。
「ま、まあそれなりに?」
「出た疑問符!この間のことなのに
懐かしいですね。」
とりあえず
刃張くんと冥の馴れ初めぽいのはわかった。
でだ刃張くん、君が剣導部に入りたい理由は?
「入りたい部活動がないことと
知ってる人がいること。あとはぼく自身の
身体能力を活かしたいってところかな。」
「これじゃあだめかな?」
正直まだ足りない気がしてる。確かに
その3つは理由にしては十分過ぎるくらい。
けどそれはそれらすべてが本心だった場合だ。
なら少し動いてみようか。
「はい!」
俺は魔導の木偶を設置した。
この木偶は魔導の顕現だから長くは置けない。
訓練用短剣で斬ってみてくれ。
「了解ですっ!」
そういうと刃張は的確に且つ
迅速に斬り裂いてみせた。
「どうですか!?お兄さん!」
すごい…。これもしかすると実質部長の
朱里より強いんじゃ?
合格…でいいよな、部長?
「えー!?部長って私のことー!?!?」
ドタドタドタドタドタドタ!!!!
朱里は地獄耳とはこのことと知らしめんばかりに
疾風の如き速度で立会場に向かってきた。
「え?部長ってお兄さんじゃないんですか?
まともだったのでてっきり……」
「のーーーん!!私もまともだよ?ま・と・も!
けど入部は大歓迎!これからよろしくね~!」
まともな枠が1つ増えたと思えばよかったのか?
まあ朱里は元気になるし冥は知り合いなら
許容範囲だろう。
公開立会までの間、俺たちは剣導部の勧誘ポスターを張り紙させてもらう事にした。時期ハズレの勧誘ポスターはグレーだが、今回は例外らしい。
……けどこれ作り過ぎじゃないか?朱里
「そんなことないって!というか
多い方がいいでしょ?普通!」
いやまあそうかもだけど、30は多くないか?
1人増やすのにそんなに要らないだろ。
シカモキメタハリバショソンナオオクナイ
「そ、そんなことないも~ん。」
「春途くん、とりあえず貼ってきますか?
ポスター」
…そうだな。貼ってこようか
俺は2~3部掬って部室を出た。
にしてもこのポスター、よくできてるな。一体誰が?
「私だよ?私!」
そこにいたのは朱里だった。
お前って結構クリエイティブなんだな。
「お前ってなによ、お前ってえ!」
す、すまんって。
「まあでも?褒められた感じするし?
悪い気はしないね!」
朱里は勉強ができて
レイアウトとイケるとか何者だって感じだな。
頼りにしてるからな。朱里"先輩"
「うっひょお!!春途が!
春途が先輩呼びしてくれたああ!?」
「何かイイコトあるかもなっと!」
ねえよ。てかそんな喜ばれると
なんか気色悪いっての。
「の~ん!!……そういや春途?」
ん?なんだ?
「私たち別方向に向かうハズじゃ?」
あっ、忘れてた!すまない!
「いいっていいって!んじゃねー!」
行っちゃった…。
俺も指定された場所に行くか。
貼る場所を話し合ったのは直前で30部は余る…。
真っ直ぐ行けば数分、なのですぐに着いた。
えーと…。ここか、それからここ、あとはあっちね。
手際よくポスターを貼っていく。
ふぅ。できたー。さて、部室に戻るか。
少しずつ持ち込むしかないな。
体力づくりにもなって一石二鳥だ。
うっ、はあっはあっ…はあっ……。
とか思ってた俺を殴りたい。
先と同じ流れで進めて最初を合わせ3週はしたか。
依然としてポスターの山は崩れそうもない。
これほんとに作りすぎたんだよ。
なら朱里、聞いてんのか?
「ん~?ふぁにぃ?モグモグ」
なに1人休憩してんだよ、こっち手伝って
「え~、疲れたしどうしよっかn」
ギギギ~!
冥が朱里の首元を摘み引き攣る
「痛い痛い痛い痛~い!!!」
「姉さまがサボっているのがいけないのです!」
「すみません春途くん、姉さまってば
いつもこうなんです…。」
うん、だと思うよ。
慣れたから平気だよ、ある程度は。ありがと
「ふふっ、そうですか…。なんだか少し嬉しいです」
そっか。冥は本当に
真面目でいい娘なのになんでまああんな―――
自由人が生まれたんかな。
自由人が生まれてしまったのでしょうか。
「あ~!ひどいひどい!
アネサマ泣いちゃうぞ~?」
「泣いて結構ひどい上等!
なのでさっさとやる!いいですね!?」
「それに何です?そのアネサマって」
「ふっふっふっ~。それはねえ…
話せば永くなるが…いいかね?」
「なら結構です。さっ、部活しましょ部活」
こんな状況で本当にもう一人の入部を望めるのか?
「…………ここかな?失礼しまーす!」
「こ、この声は…!?」
どうやら冥の知り合いみたいだ。
けど一体何の用事で…?
「ぼくは刃張、炎下刃張だよ、よろしく。
ぼくを剣導部に入れてくれないかな?」
炎下刃張(ひもと はばり)
「って、あの時のお姉さんじゃん!こんにちは!
もう痛くない?平気?」
え?んーと、どういう関係?
「春途くん、あのね?この間一緒に
出かけたでしょ?その時私が怒って
飛び出した時に色々あった子なの。」
遊びにって…ああ、あれか「魔導学館」
なるほどその時に。
刃張くん、だっけ?冥がお世話になったみたいで。
「そんな、気にしないでください。
ぼくが勝手にしたことですし。」
ん?したこと?なんのことだ?刃張
「あー、えっと。お姉さんが階段を踏み外して
転落したんです。それを助けようとして
ぼくが下敷きに…。それでお姉さんったら
パニックになって大した事ない怪我なのに
救急車を呼んで検査とか払ってくれたんです。
大事っぽくなりましたが
お姉さんが優しい人なのは伝わりました。」
冥、意外と大変だったんだな。
「ま、まあそれなりに?」
「出た疑問符!この間のことなのに
懐かしいですね。」
とりあえず
刃張くんと冥の馴れ初めぽいのはわかった。
でだ刃張くん、君が剣導部に入りたい理由は?
「入りたい部活動がないことと
知ってる人がいること。あとはぼく自身の
身体能力を活かしたいってところかな。」
「これじゃあだめかな?」
正直まだ足りない気がしてる。確かに
その3つは理由にしては十分過ぎるくらい。
けどそれはそれらすべてが本心だった場合だ。
なら少し動いてみようか。
「はい!」
俺は魔導の木偶を設置した。
この木偶は魔導の顕現だから長くは置けない。
訓練用短剣で斬ってみてくれ。
「了解ですっ!」
そういうと刃張は的確に且つ
迅速に斬り裂いてみせた。
「どうですか!?お兄さん!」
すごい…。これもしかすると実質部長の
朱里より強いんじゃ?
合格…でいいよな、部長?
「えー!?部長って私のことー!?!?」
ドタドタドタドタドタドタ!!!!
朱里は地獄耳とはこのことと知らしめんばかりに
疾風の如き速度で立会場に向かってきた。
「え?部長ってお兄さんじゃないんですか?
まともだったのでてっきり……」
「のーーーん!!私もまともだよ?ま・と・も!
けど入部は大歓迎!これからよろしくね~!」
まともな枠が1つ増えたと思えばよかったのか?
まあ朱里は元気になるし冥は知り合いなら
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