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かつて、剣聖と呼ばれた剣士編
127話 落ちる陽と昇る闘争心
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127話 落ちる陽と昇る闘争心
春途おはよ。あ、ぐれんもおはよう。
もってなんだよもって!ああ、おはよう!レモネ
ほらこれ。レモネ特製レモネードよ!
大丈夫大丈夫!美味しいやつだから!!
ニコッと笑いレモネードを差し出すレモネ
んっ…おお……美味い!!
だから言ったでしょ?美味しいやつだって!
おう、今日のも美味い。けど昨日のよりも甘いような?
あら、気づいたのね。バカでも舌はいいんだから。
そうよ!今回はマイヤーレモンを使ってみたの。
ぐれんはさ…どっちが好き?
うーん…昨日の酸っぱいほうが好きかな、オレは。
むぅ…そういうところよ、ぐれん
は?なんだ?
さてね。じゃあ今日もちゃんとしなよ
宿あける準備するから!あ、春途は帰んなきゃでしょ?今度宮崎に行くから案内してよね!じゃまた!
ああ!またな!2人とも!!
刀剣と端末を持ち、速攻で帰路に着いた。
みんな…俺、強くなる。誰にも負けないように剣術を磨くから………絶対に守る…絶対………絶対に…
ふぅん。いいね、その眼
ぼくの友人にもいたなあ。あ、ぼくはデヴァール。一応、剣導をやっている者さ。キミの剣術に興味がある。所属している学校はどこだい?今から向かいたい。
天神高校の1年、淵底春途だ。丁度今から帰ろうとしていたところだよ。
そうかそうか。じゃあ着いていっちゃおうかな。いい?
止める理由はないし
好きにしたらいいんじゃないか?
じゃ、そうするね。
(なんだこの人…不思議な感じだな……)
お、来た。結構空いてるな。ここにしよう。
来た時と同じ席に座る春途。
じゃあぼくはとなりに座ろうかな。
黄色の長髪に灰の瞳を持つ青年は
笑顔で春途のとなりに座った。
………さっき、剣導をやってるって。
ん?ああ、そうだよ。それが?
強いんだな。
いや?そんなに強くはないかな。
嘘だな。俺の眼を見た。異次元にいるヤツしか、そこで判断はしない。
……なかなかどうして。うん、あたり。ぼくはそれなりのつもりさ。
それなりな訳ないだろ。きっと俺や朱里、もしかしたら神住さんと同じくらい強いんじゃないか…って思う。
それはわからない。けど、ぼくは強いかもね。まあこの後キミの部にお邪魔するし、その時でいいんじゃないかな。余計な詮索はしなくてもその時わかるよ。
それも…そうだな。
…
……
………
春途とデヴァールの会話はこれをさいごに、宮崎県に到着するまで言葉ひとつ発することがなかった。
よし、着いた。
それで?天神はどこなんだい?
こっちだ。
慣れた町、慣れた道。吸い慣れた空気に安堵したい気持ちとデヴァールの妙な存在感に圧倒される気持ちで競り合う心境のまま、春途は天神を目指した。
あら、春途さん。そちらの方は?
お、夕菜。ああ、この人はデヴァールだよ。さっき会ったんだ。
デヴァールってあの…!?
え?やっぱすごい人なのか?
すごいっていうか最き―――
しー…お嬢さん。ナイショだよそれは。
口元に人差し指をあてて夕菜にだけ聞こえるように囁いた。
あ、はい。すみません
いいよいいよ、それより2人はもしかして……
えっと、はい。
あ、やっぱりね。なんかぼく、邪魔者みたいだね。
いや、そんなこと!!
ごめんごめん!からかっちゃったよ。
あははっ、少し羨ましくてね。
そ、そうですか。ほっ
っ…
そっと胸を撫で下ろす夕菜。それを見た春途はかわいさの間から覗き込む色気にドキッとしてしまう
あ、春途さん?どうしたの?
あ、いや…なんでもない。
えー、そんな顔じゃないと思うよー?ぼくは
からかわないでくれ!あ、今から天神に向かうんだけどよかったら夕菜も来るか?
え?いいの?
だめな訳ないだろ。
やったあ!
左の頬の前で両手をあわせて微笑む夕菜。いや、天使かよって。
そんなこんな、陽が落ちて暗くなりつつある時、ようやく天神高校の剣導部室へ着いた。
到着したあ……あー!!…つっかれたあああ!!
もうっ、だめでしょ春途さん!
え~いいだろ?俺の部室でもあるし。
いけません!さ、起きて!
即刻寝転ぶ春途
それを叱る夕菜の図は姉弟にも思える。
よし、じゃあやろうか。
ああ。負けないぞ
春途VSデヴァール 立会開始―――。
春途おはよ。あ、ぐれんもおはよう。
もってなんだよもって!ああ、おはよう!レモネ
ほらこれ。レモネ特製レモネードよ!
大丈夫大丈夫!美味しいやつだから!!
ニコッと笑いレモネードを差し出すレモネ
んっ…おお……美味い!!
だから言ったでしょ?美味しいやつだって!
おう、今日のも美味い。けど昨日のよりも甘いような?
あら、気づいたのね。バカでも舌はいいんだから。
そうよ!今回はマイヤーレモンを使ってみたの。
ぐれんはさ…どっちが好き?
うーん…昨日の酸っぱいほうが好きかな、オレは。
むぅ…そういうところよ、ぐれん
は?なんだ?
さてね。じゃあ今日もちゃんとしなよ
宿あける準備するから!あ、春途は帰んなきゃでしょ?今度宮崎に行くから案内してよね!じゃまた!
ああ!またな!2人とも!!
刀剣と端末を持ち、速攻で帰路に着いた。
みんな…俺、強くなる。誰にも負けないように剣術を磨くから………絶対に守る…絶対………絶対に…
ふぅん。いいね、その眼
ぼくの友人にもいたなあ。あ、ぼくはデヴァール。一応、剣導をやっている者さ。キミの剣術に興味がある。所属している学校はどこだい?今から向かいたい。
天神高校の1年、淵底春途だ。丁度今から帰ろうとしていたところだよ。
そうかそうか。じゃあ着いていっちゃおうかな。いい?
止める理由はないし
好きにしたらいいんじゃないか?
じゃ、そうするね。
(なんだこの人…不思議な感じだな……)
お、来た。結構空いてるな。ここにしよう。
来た時と同じ席に座る春途。
じゃあぼくはとなりに座ろうかな。
黄色の長髪に灰の瞳を持つ青年は
笑顔で春途のとなりに座った。
………さっき、剣導をやってるって。
ん?ああ、そうだよ。それが?
強いんだな。
いや?そんなに強くはないかな。
嘘だな。俺の眼を見た。異次元にいるヤツしか、そこで判断はしない。
……なかなかどうして。うん、あたり。ぼくはそれなりのつもりさ。
それなりな訳ないだろ。きっと俺や朱里、もしかしたら神住さんと同じくらい強いんじゃないか…って思う。
それはわからない。けど、ぼくは強いかもね。まあこの後キミの部にお邪魔するし、その時でいいんじゃないかな。余計な詮索はしなくてもその時わかるよ。
それも…そうだな。
…
……
………
春途とデヴァールの会話はこれをさいごに、宮崎県に到着するまで言葉ひとつ発することがなかった。
よし、着いた。
それで?天神はどこなんだい?
こっちだ。
慣れた町、慣れた道。吸い慣れた空気に安堵したい気持ちとデヴァールの妙な存在感に圧倒される気持ちで競り合う心境のまま、春途は天神を目指した。
あら、春途さん。そちらの方は?
お、夕菜。ああ、この人はデヴァールだよ。さっき会ったんだ。
デヴァールってあの…!?
え?やっぱすごい人なのか?
すごいっていうか最き―――
しー…お嬢さん。ナイショだよそれは。
口元に人差し指をあてて夕菜にだけ聞こえるように囁いた。
あ、はい。すみません
いいよいいよ、それより2人はもしかして……
えっと、はい。
あ、やっぱりね。なんかぼく、邪魔者みたいだね。
いや、そんなこと!!
ごめんごめん!からかっちゃったよ。
あははっ、少し羨ましくてね。
そ、そうですか。ほっ
っ…
そっと胸を撫で下ろす夕菜。それを見た春途はかわいさの間から覗き込む色気にドキッとしてしまう
あ、春途さん?どうしたの?
あ、いや…なんでもない。
えー、そんな顔じゃないと思うよー?ぼくは
からかわないでくれ!あ、今から天神に向かうんだけどよかったら夕菜も来るか?
え?いいの?
だめな訳ないだろ。
やったあ!
左の頬の前で両手をあわせて微笑む夕菜。いや、天使かよって。
そんなこんな、陽が落ちて暗くなりつつある時、ようやく天神高校の剣導部室へ着いた。
到着したあ……あー!!…つっかれたあああ!!
もうっ、だめでしょ春途さん!
え~いいだろ?俺の部室でもあるし。
いけません!さ、起きて!
即刻寝転ぶ春途
それを叱る夕菜の図は姉弟にも思える。
よし、じゃあやろうか。
ああ。負けないぞ
春途VSデヴァール 立会開始―――。
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