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第1部_「触れないための規則(ルール)
第6話:綻びと拒絶
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季節が巡り、森の屋敷に本格的な冬が到来した。 朝起きると、窓ガラスには氷の結晶が張り付き、吐く息は真っ白に染まる。 この地域の冬は厳しい。古い屋敷の隙間風は容赦なく熱を奪っていくが、今の私――ノアには、最強の味方があった。
旦那様から支給された、【対魔導防護仕様】の重装メイド服だ。
夏場は「暑苦しい」と旦那様を悩ませていた(らしい)この服だが、冬になるとその真価を発揮した。 何層にも重ねられた高密度の魔導布地は、寒気を完全に遮断する。さらに保温・空調魔法の刻印のおかげで、服の中は常に春のような暖かさだ。 スカートの裾に縫い込まれた鉛のウェイトも、吹き荒れる木枯らしにスカートが捲れるのを防いでくれる。 まさに、冬の家事労働における完全なる「鎧」だった。
「……やはり、良い服ですね」
廊下の拭き掃除をしながら、私は独りごちる。 旦那様は、私の健康を第一に考えてこの服を選んでくれたのだ(と、私は信じている)。 その期待に応えるためにも、冬の寒さごときに負けて家事を疎かにするわけにはいかない。
リビングへ行くと、暖炉の前で旦那様が革の手入れをしていた。 来週からの王都出張に備えて、ブーツや鞄を磨いているのだ。
「丁寧ですね」 「ん? ああ……古いものだからな。手入れをサボると、すぐにダメになってしまう」
旦那様は少し照れくさそうに笑った。 彼の手元にあるブーツは、もう何年も履き込まれているものだ。傷も多いし、革もくたびれている。けれど、綺麗に油が塗り込まれ、艶やかな光沢を放っていた。
「俺は、新しいものに買い換えるのが苦手でね。馴染んだものを、騙し騙し使っているだけだよ。貧乏性なんだ」 「いいえ。とても素敵なことだと思います」
私は心からの敬意を込めて言った。 前の職場である王都では、「消費」が美徳だった。 衣服も道具も、少しでも流行遅れになれば捨てられ、新しいものへと取り替えられる。「直して使う」なんて行為は、貧しい者のすることだと嘲笑された。
けれど、私はそれが嫌いだった。 作り手が込めた想いや、使い手が刻んだ時間を、ゴミのように捨てることへの抵抗感。 だから、彼のように物を大切にする姿勢は、私の胸に深く響く。
「私も、修繕は好きです。破れたら縫い、欠けたら継ぐ。そうやって使い続けることで、物に魂が宿る気がしますから」 「……そうか。君らしいな」
旦那様は優しい目で私を見た。 その視線に、胸の奥が少しだけ熱くなる。 この数ヶ月の共同生活で、私たちは奇妙な信頼関係を築いていた。 言葉数は多くない。けれど、「物を大切にする」「静寂を好む」といった価値観の根底が似ていることに、お互いが気づき始めていた。
この穏やかな時間が、ずっと続けばいい。 私は本気でそう思っていた。 だからこそ、あんな過ちを犯してしまったのかもしれない。 彼との距離を見誤り、踏み込んではいけない領域(地雷)に、土足で触れようとしてしまったのだ。
---------
事件が起きたのは、その翌日だった。 出張の前日。旦那様は書斎で書類の整理に追われていた。 私は荷造りの手伝いをするため、寝室のクローゼットを開けていた。
「コートは厚手のものにしますか? 王都はここより冷え込むと聞きます」 「ああ、頼む。一番奥にある紺色のやつがいい」
書斎から旦那様の声が返ってくる。 私は言われた通り、クローゼットの奥へと手を伸ばした。 防虫香の匂いが漂う中、綺麗に整頓された衣服が並んでいる。旦那様の性格がよく表れていた。
コートを取り出そうとした時、ふと、その隣にある棚に目が止まった。 畳まれた衣類の山の一番上に、一本のマフラーが置かれていた。
「……?」
それは、少し異質な存在感を放っていた。 他の衣服が地味な色合いで統一されているのに対し、そのマフラーは暖かそうな暖色系のチェック柄だった。 男性が自分で選んだというよりは、誰かからの贈り物のような、柔らかな雰囲気がある。
手に取ってみる。 手触りは柔らかいが、随分と古いもののようだ。 所々、生地が薄くなっているし、端の方は少しほつれているようにも見える。
(旦那様は、これを忘れているのかもしれない)
私はそう判断した。 今回の出張は真冬の移動だ。首元を温めるマフラーは必需品だろう。 これだけ使い込まれているということは、きっと愛用品に違いない。奥に仕舞い込んで、出すのを忘れていたのだろう。
「旦那様、こちらのマフラーもお持ちしますか? かなり冷え込みそうですし……」
私は善意100パーセントで、そのマフラーを手に取り、寝室の入り口へ向かった。 ちょうどそこへ、書類を抱えた旦那様が入ってきた。
「ああ、悪いな。コートは見つかったか? ……ん?」
彼の視線が、私の手元に落ちる。 瞬間。 屋敷の温度が、一気に氷点下まで下がった気がした。
彼の顔から表情が消えた。 いつも穏やかな琥珀色の瞳が、見たこともない鋭い光を帯びて、細められる。 それは、獲物を前にした猛獣の目。あるいは、敵対者を排除しようとする騎士の目だった。
「――触るな!!」
空気を切り裂くような怒号。 私は驚きで体がすくみ、手に持っていたマフラーを取り落としそうになった。
旦那様が凄い速さで詰め寄り、私の手からマフラーをひったくるように奪い取った。 乱暴な手つきだった。いつもの紳士的な彼からは想像もできない、拒絶そのものの動作。
「だ、旦那様……?」 「……勝手なことをするな。誰が、そこを開けていいと言った」
低い声。 地を這うような、冷え切った声だった。 彼はマフラーを胸に抱きかかえ、私を睨みつけていた。いや、睨んでいるというよりは、何か汚らわしいものが自分の聖域に侵入したのを、必死に追い払おうとしているような、必死な形相だった。
「申し訳、ありません……。寒そうでしたので、お使いになるかと……」 「いらない! ……それは、使うためのものじゃない。二度と触るな」
彼は吐き捨てるように言い、マフラーをクローゼットの奥の、一番高い棚へと乱雑に押し込んだ。そして扉を大きな音を立てて閉めた。 ドン、という音が、静かな寝室に重く響いた。
沈黙。 息をするのも躊躇われるような、重苦しい沈黙が降りた。
私の思考は真っ白になっていた。 やってしまった。 理由は分からないけれど、私は彼の「逆鱗」に触れたのだ。 「物を大切にする」なんて分かり合えたつもりでいたけれど、それは私の驕りだった。 私には触れる資格のない、彼の心の奥底にある「何か」に、私は無神経な手を伸ばしてしまった。
「……出て行ってくれ」
背中を向けたまま、彼が言った。 その背中は小さく震えていて、拒絶の壁を全身から放っていた。
「……はい。失礼いたしました」
私は震える足を叱咤して、完璧な一礼をした。 逃げるように部屋を出る。 パタン、と扉が閉まる音が、私と彼の世界の境界線のように聞こえた。
廊下に出た途端、膝から力が抜けた。 心臓が痛いほど早鐘を打っている。
怖かった。 怒鳴られたことが怖かったのではない。 あの優しい人が、あんなにも悲痛な顔で私を拒絶したことが、どうしようもなくショックだったのだ。
(私は、ただのメイド。一線を越えてはいけなかった)
私は自分の胸元の、重装メイド服の硬い感触を握りしめた。 そうだ。この服は鎧だ。 私を守るための鎧であると同時に、私と他者を隔てる壁でもある。 その壁の内側から出て、彼の心に踏み込もうとした私が間違っていたのだ。
あのマフラーは、きっと特別なものなのだ。 私のような他人が、気安く触れていいものではない。
私は深く息を吐き、乱れた呼吸を整えた。 忘れよう。そして、わきまえよう。 明日の朝には、また「完璧な家事代行」の顔で彼を送り出さなければならないのだから。 たとえ、胸の奥がこんなにもズキズキと痛むとしても。
旦那様から支給された、【対魔導防護仕様】の重装メイド服だ。
夏場は「暑苦しい」と旦那様を悩ませていた(らしい)この服だが、冬になるとその真価を発揮した。 何層にも重ねられた高密度の魔導布地は、寒気を完全に遮断する。さらに保温・空調魔法の刻印のおかげで、服の中は常に春のような暖かさだ。 スカートの裾に縫い込まれた鉛のウェイトも、吹き荒れる木枯らしにスカートが捲れるのを防いでくれる。 まさに、冬の家事労働における完全なる「鎧」だった。
「……やはり、良い服ですね」
廊下の拭き掃除をしながら、私は独りごちる。 旦那様は、私の健康を第一に考えてこの服を選んでくれたのだ(と、私は信じている)。 その期待に応えるためにも、冬の寒さごときに負けて家事を疎かにするわけにはいかない。
リビングへ行くと、暖炉の前で旦那様が革の手入れをしていた。 来週からの王都出張に備えて、ブーツや鞄を磨いているのだ。
「丁寧ですね」 「ん? ああ……古いものだからな。手入れをサボると、すぐにダメになってしまう」
旦那様は少し照れくさそうに笑った。 彼の手元にあるブーツは、もう何年も履き込まれているものだ。傷も多いし、革もくたびれている。けれど、綺麗に油が塗り込まれ、艶やかな光沢を放っていた。
「俺は、新しいものに買い換えるのが苦手でね。馴染んだものを、騙し騙し使っているだけだよ。貧乏性なんだ」 「いいえ。とても素敵なことだと思います」
私は心からの敬意を込めて言った。 前の職場である王都では、「消費」が美徳だった。 衣服も道具も、少しでも流行遅れになれば捨てられ、新しいものへと取り替えられる。「直して使う」なんて行為は、貧しい者のすることだと嘲笑された。
けれど、私はそれが嫌いだった。 作り手が込めた想いや、使い手が刻んだ時間を、ゴミのように捨てることへの抵抗感。 だから、彼のように物を大切にする姿勢は、私の胸に深く響く。
「私も、修繕は好きです。破れたら縫い、欠けたら継ぐ。そうやって使い続けることで、物に魂が宿る気がしますから」 「……そうか。君らしいな」
旦那様は優しい目で私を見た。 その視線に、胸の奥が少しだけ熱くなる。 この数ヶ月の共同生活で、私たちは奇妙な信頼関係を築いていた。 言葉数は多くない。けれど、「物を大切にする」「静寂を好む」といった価値観の根底が似ていることに、お互いが気づき始めていた。
この穏やかな時間が、ずっと続けばいい。 私は本気でそう思っていた。 だからこそ、あんな過ちを犯してしまったのかもしれない。 彼との距離を見誤り、踏み込んではいけない領域(地雷)に、土足で触れようとしてしまったのだ。
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事件が起きたのは、その翌日だった。 出張の前日。旦那様は書斎で書類の整理に追われていた。 私は荷造りの手伝いをするため、寝室のクローゼットを開けていた。
「コートは厚手のものにしますか? 王都はここより冷え込むと聞きます」 「ああ、頼む。一番奥にある紺色のやつがいい」
書斎から旦那様の声が返ってくる。 私は言われた通り、クローゼットの奥へと手を伸ばした。 防虫香の匂いが漂う中、綺麗に整頓された衣服が並んでいる。旦那様の性格がよく表れていた。
コートを取り出そうとした時、ふと、その隣にある棚に目が止まった。 畳まれた衣類の山の一番上に、一本のマフラーが置かれていた。
「……?」
それは、少し異質な存在感を放っていた。 他の衣服が地味な色合いで統一されているのに対し、そのマフラーは暖かそうな暖色系のチェック柄だった。 男性が自分で選んだというよりは、誰かからの贈り物のような、柔らかな雰囲気がある。
手に取ってみる。 手触りは柔らかいが、随分と古いもののようだ。 所々、生地が薄くなっているし、端の方は少しほつれているようにも見える。
(旦那様は、これを忘れているのかもしれない)
私はそう判断した。 今回の出張は真冬の移動だ。首元を温めるマフラーは必需品だろう。 これだけ使い込まれているということは、きっと愛用品に違いない。奥に仕舞い込んで、出すのを忘れていたのだろう。
「旦那様、こちらのマフラーもお持ちしますか? かなり冷え込みそうですし……」
私は善意100パーセントで、そのマフラーを手に取り、寝室の入り口へ向かった。 ちょうどそこへ、書類を抱えた旦那様が入ってきた。
「ああ、悪いな。コートは見つかったか? ……ん?」
彼の視線が、私の手元に落ちる。 瞬間。 屋敷の温度が、一気に氷点下まで下がった気がした。
彼の顔から表情が消えた。 いつも穏やかな琥珀色の瞳が、見たこともない鋭い光を帯びて、細められる。 それは、獲物を前にした猛獣の目。あるいは、敵対者を排除しようとする騎士の目だった。
「――触るな!!」
空気を切り裂くような怒号。 私は驚きで体がすくみ、手に持っていたマフラーを取り落としそうになった。
旦那様が凄い速さで詰め寄り、私の手からマフラーをひったくるように奪い取った。 乱暴な手つきだった。いつもの紳士的な彼からは想像もできない、拒絶そのものの動作。
「だ、旦那様……?」 「……勝手なことをするな。誰が、そこを開けていいと言った」
低い声。 地を這うような、冷え切った声だった。 彼はマフラーを胸に抱きかかえ、私を睨みつけていた。いや、睨んでいるというよりは、何か汚らわしいものが自分の聖域に侵入したのを、必死に追い払おうとしているような、必死な形相だった。
「申し訳、ありません……。寒そうでしたので、お使いになるかと……」 「いらない! ……それは、使うためのものじゃない。二度と触るな」
彼は吐き捨てるように言い、マフラーをクローゼットの奥の、一番高い棚へと乱雑に押し込んだ。そして扉を大きな音を立てて閉めた。 ドン、という音が、静かな寝室に重く響いた。
沈黙。 息をするのも躊躇われるような、重苦しい沈黙が降りた。
私の思考は真っ白になっていた。 やってしまった。 理由は分からないけれど、私は彼の「逆鱗」に触れたのだ。 「物を大切にする」なんて分かり合えたつもりでいたけれど、それは私の驕りだった。 私には触れる資格のない、彼の心の奥底にある「何か」に、私は無神経な手を伸ばしてしまった。
「……出て行ってくれ」
背中を向けたまま、彼が言った。 その背中は小さく震えていて、拒絶の壁を全身から放っていた。
「……はい。失礼いたしました」
私は震える足を叱咤して、完璧な一礼をした。 逃げるように部屋を出る。 パタン、と扉が閉まる音が、私と彼の世界の境界線のように聞こえた。
廊下に出た途端、膝から力が抜けた。 心臓が痛いほど早鐘を打っている。
怖かった。 怒鳴られたことが怖かったのではない。 あの優しい人が、あんなにも悲痛な顔で私を拒絶したことが、どうしようもなくショックだったのだ。
(私は、ただのメイド。一線を越えてはいけなかった)
私は自分の胸元の、重装メイド服の硬い感触を握りしめた。 そうだ。この服は鎧だ。 私を守るための鎧であると同時に、私と他者を隔てる壁でもある。 その壁の内側から出て、彼の心に踏み込もうとした私が間違っていたのだ。
あのマフラーは、きっと特別なものなのだ。 私のような他人が、気安く触れていいものではない。
私は深く息を吐き、乱れた呼吸を整えた。 忘れよう。そして、わきまえよう。 明日の朝には、また「完璧な家事代行」の顔で彼を送り出さなければならないのだから。 たとえ、胸の奥がこんなにもズキズキと痛むとしても。
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