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第3部_「右手に剣を。左手に血を」
第40話:鞘に収める勇気
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ある日の夕暮れ時。 空は茜色から群青色へとグラデーションを描き、王都の家々に明かりが灯り始める時間帯。 アルベルトは、いつものように騎士団の詰め所を出て、裏路地へと向かっていた。
今日の任務は、貴族間の小競り合いの仲裁だった。 剣を抜くことはなかったが、互いの醜い自尊心がぶつかり合う罵り合いを聞き続けるのは、魔獣を相手にするよりも精神を摩耗させる。 彼の胃は冷たく縮こまり、早くあの場所へ行って、温かいスープでこの重苦しさを洗い流したいと渇望していた。
路地を曲がり、『ひだまり亭』の看板が見えてくる。 だが、その日の店からは、いつもの穏やかな笑い声ではなく、耳障りな怒号が漏れ聞こえていた。
「なんだこのスープは! 温(ぬる)いんだよ!」 「も、申し訳ありません……すぐに温め直しますから……」
ガラス越しに見える店内の様子に、アルベルトの足が止まった。 店の中央で、柄の悪い男たちが二人、テーブルを拳で叩いて暴れていた。 粗末な革鎧を着込み、腰には安物の剣を下げている。どこかの戦場から流れてきた傭兵崩れだろうか。酒が入っているのか、顔を赤くして唾を飛ばしている。 その前で、レティが青ざめた顔で頭を下げていた。
「温め直せだぁ? 客に冷めたもん食わせといて、それだけかよ!」 「誠に申し訳ありません、代金は結構ですので……」 「当たり前だろ! 慰謝料だよ慰謝料! 俺たちの貴重な時間を無駄にしたんだ、それなりの誠意を見せろって言ってんだよ!」
男の一人が、レティの肩を突き飛ばした。 彼女はよろめき、背後のカウンターに背中を強打した。 店内にいた数人の常連客たちは、恐怖で縮こまり、誰も助けに入ろうとしない。相手は武装した荒くれ者だ。一般人が関われば怪我をする。
瞬間。 アルベルトの視界から、色彩が消えた。 茜色の夕暮れも、店の明かりも、全てがモノクロームの「標的」へと変わる。
全身の血液が沸騰するような怒りと、それとは裏腹に氷点下まで冷え込む思考。 「剣聖」としての戦闘本能が、瞬時に彼の肉体を支配した。
カラン。 ベルの音が鳴るより速く、アルベルトは店内に滑り込んだ。 足音はさせない。気配も消す。呼吸をするように自然な動作で、彼は暴れている男の背後に立った。
男たちは気づかない。自分たちの背後に、王国の死神が立っていることに。
アルベルトの右手が、腰の剣に伸びる。 特殊な研磨石が仕込まれた「研ぎ鞘」。 これを抜けば、耳をつんざくような金属音と共に、刃は極限まで研ぎ澄まされ、目の前の肉塊を一刀両断にするだろう。 躊躇(ためら)いはなかった。 この店を汚すゴミだ。レティに暴力を振るい、彼女の笑顔を奪った害虫だ。 掃除しなければならない。 殺す必要はないかもしれないが、二度と剣を握れないように腕の一本くらいは落としてやる必要がある。いや、恐怖を刻み込むには首を跳ねるのが一番手っ取り早いか。
思考は冷徹に、残酷な最適解を弾き出す。 指先が柄にかかる。 殺気が、針のように尖り、一点に収束する。
カチリ。 鞘の中で、刃が鳴った。
その、殺意の臨界点に達した時だった。
「――ダメっ!!」
鋭く、凛とした声が店内に響いた。 次の瞬間、小さな影がアルベルトの視界に飛び込んできた。 レティだった。 突き飛ばされてうずくまっていたはずの彼女が、弾かれたように駆け寄り、アルベルトと傭兵の間に割って入ったのだ。
彼女は両手を大きく広げ、アルベルトの胸板を押し返すようにして立ちはだかった。
「レティ……? どいてくれ、そいつらは……」 「ダメです! 抜かないで!」
アルベルトの低い声に、彼女は首を横に振った。 彼女は傭兵たちに無防備な背中を向けたまま、真っ直ぐにアルベルトを睨みつけた。 その瞳は潤んでいたが、恐怖で揺らいではいなかった。そこには、猛獣を前にした調教師のような、毅然とした意志が宿っていた。
「ここは食事をする場所です。……血を流す場所じゃありません!」
「だが、こいつらは君を侮辱した。君に暴力を振るった」
アルベルトの声から殺気が漏れる。 許せなかった。彼女が傷つけられた事実が、彼の中の怪物を目覚めさせていた。
「だからって、アルさんのその手を汚させたくないんです!」
レティが叫んだ。 彼女は、アルベルトの、剣の柄を握ろうとしている右手を、自分の両手で包み込んだ。 彼女の手は震えていた。 怖くないはずがない。背後には理不尽な暴力を振るう男たちがいて、目の前には殺意に濡れた「人斬り」がいるのだ。 それでも彼女は、アルベルトの指を一本ずつ、強引に剣から引き剥がそうとした。
「貴方の手は……温かくて、大きくて、働き者の手です。……ご飯を食べるための手であってほしいんです! こんな、つまらない人たちの血で、貴方の手を汚さないで!」
その言葉が、アルベルトの胸を貫いた。 汚さないで。 今まで、彼の剣を止めようとした人間など、一人もいなかった。 上官も、同僚も、民衆さえも。彼が剣を抜けば「敵を倒してくれる」「守ってくれる」と期待し、称賛した。彼の剣が血に濡れることは、英雄の証だと信じて疑わなかった。 だが、この女性だけは違った。 彼女は、彼が「英雄」になることよりも、「ただの人間」でいてくれることを望んでくれた。
「……え、あ、なんだ?」
背後の傭兵たちが、ようやく異変に気づいたように振り返った。 彼らは、レティの背後に立つ巨漢――アルベルトの姿を見て、ぎょっとしたように息を呑んだ。 殺気は収まっていない。だが、剣を抜こうとしていた姿勢は崩れ、その手は小柄な女性に握られている。
「……お客さん」
レティはゆっくりと振り返り、呆気にとられている傭兵たちに向き直った。 彼女はアルベルトの手を背中で守るように隠し、一歩前に出た。
「スープが温かったのは、私の不手際です。この場でお詫びしますし、代金もいただきません」
声は震えていた。膝も笑っていた。 けれど、彼女は逃げなかった。
「でも、これ以上他のお客さんの迷惑になったり、私の大事な常連さんに乱暴な真似をするなら……すぐにお引き取りください。衛兵を呼びます」
「な、なんだとぉ? 俺たちを誰だと……」 「衛兵が来るまで、私が相手になります!」
レティは近くにあったフライパンを構えた。 それは武器としてはあまりに頼りなく、滑稽ですらあった。 だが、その必死な姿と、背後に控えるアルベルトから放たれる底冷えするような圧力に、男たちの酔いは一気に覚めたようだった。
「ち、チッ……しけた店だぜ。行くぞ」 「お、覚えてろよ!」
捨て台詞は威勢が良かったが、その足取りは逃げるように早かった。 男たちが店を出て行く。扉が閉まる音が、静寂を取り戻した店内に響いた。
ふうっ、とレティが大きく息を吐き、その場にへたり込みそうになった。 アルベルトは慌ててその体を支えた。 彼女の体は、小鳥のように震えていた。
「……無茶をする。相手は武装していたんだぞ。殴られたらどうするつもりだったんだ」 「その時は……このフライパンで、カーンってしてやるつもりでした」
彼女は強がって笑おうとしたが、目からはボロボロと涙がこぼれ落ちていた。 怖かったのだ。本当は、足がすくむほど怖かったのだ。 それでも、彼女は俺を守るために、立ちはだかってくれた。
「ごめんなさい、アルさん。……私、貴方が誰かを傷つけるところ、見たくなかったんです」
レティは、アルベルトの胸に顔を埋めた。
「貴方は、すごく優しい人だから。……誰かを斬ったら、その分だけ貴方の心が傷つく気がして……それが、嫌だったんです」
アルベルトは、言葉を失った。 俺が優しい? 人を斬って心が傷つく? 買いかぶりすぎだ。俺はもう、何も感じない人形のような男なのに。 だが、彼女の涙に濡れた服越しに伝わってくる体温が、俺の中の凍りついた部分を溶かしていく。
守ろうとしたはずが、守られていた。 物理的な力ではない。「想い」という、もっと強靭で温かい力によって、俺は救われたのだ。
「……レティ」
アルベルトは、震える彼女の背中に、そっと腕を回した。 不器用で、硬い動作だったが、精一杯の感謝と謝罪を込めて。
「すまない。……ありがとう」
彼は静かに、自分の腰の剣から手を離した。 そして、その手で彼女の小さな手を包み込んだ。 この手を、二度と彼女の前で血に染めたくない。 彼女が信じてくれた「ご飯を食べるための温かい手」であり続けたい。
店内に漂うスープの香りと、彼女の髪の甘い香りの中で、アルベルトは心の中で深く誓った。 最強の剣聖であることよりも、この女性の涙を拭える男でありたい、と。
今日の任務は、貴族間の小競り合いの仲裁だった。 剣を抜くことはなかったが、互いの醜い自尊心がぶつかり合う罵り合いを聞き続けるのは、魔獣を相手にするよりも精神を摩耗させる。 彼の胃は冷たく縮こまり、早くあの場所へ行って、温かいスープでこの重苦しさを洗い流したいと渇望していた。
路地を曲がり、『ひだまり亭』の看板が見えてくる。 だが、その日の店からは、いつもの穏やかな笑い声ではなく、耳障りな怒号が漏れ聞こえていた。
「なんだこのスープは! 温(ぬる)いんだよ!」 「も、申し訳ありません……すぐに温め直しますから……」
ガラス越しに見える店内の様子に、アルベルトの足が止まった。 店の中央で、柄の悪い男たちが二人、テーブルを拳で叩いて暴れていた。 粗末な革鎧を着込み、腰には安物の剣を下げている。どこかの戦場から流れてきた傭兵崩れだろうか。酒が入っているのか、顔を赤くして唾を飛ばしている。 その前で、レティが青ざめた顔で頭を下げていた。
「温め直せだぁ? 客に冷めたもん食わせといて、それだけかよ!」 「誠に申し訳ありません、代金は結構ですので……」 「当たり前だろ! 慰謝料だよ慰謝料! 俺たちの貴重な時間を無駄にしたんだ、それなりの誠意を見せろって言ってんだよ!」
男の一人が、レティの肩を突き飛ばした。 彼女はよろめき、背後のカウンターに背中を強打した。 店内にいた数人の常連客たちは、恐怖で縮こまり、誰も助けに入ろうとしない。相手は武装した荒くれ者だ。一般人が関われば怪我をする。
瞬間。 アルベルトの視界から、色彩が消えた。 茜色の夕暮れも、店の明かりも、全てがモノクロームの「標的」へと変わる。
全身の血液が沸騰するような怒りと、それとは裏腹に氷点下まで冷え込む思考。 「剣聖」としての戦闘本能が、瞬時に彼の肉体を支配した。
カラン。 ベルの音が鳴るより速く、アルベルトは店内に滑り込んだ。 足音はさせない。気配も消す。呼吸をするように自然な動作で、彼は暴れている男の背後に立った。
男たちは気づかない。自分たちの背後に、王国の死神が立っていることに。
アルベルトの右手が、腰の剣に伸びる。 特殊な研磨石が仕込まれた「研ぎ鞘」。 これを抜けば、耳をつんざくような金属音と共に、刃は極限まで研ぎ澄まされ、目の前の肉塊を一刀両断にするだろう。 躊躇(ためら)いはなかった。 この店を汚すゴミだ。レティに暴力を振るい、彼女の笑顔を奪った害虫だ。 掃除しなければならない。 殺す必要はないかもしれないが、二度と剣を握れないように腕の一本くらいは落としてやる必要がある。いや、恐怖を刻み込むには首を跳ねるのが一番手っ取り早いか。
思考は冷徹に、残酷な最適解を弾き出す。 指先が柄にかかる。 殺気が、針のように尖り、一点に収束する。
カチリ。 鞘の中で、刃が鳴った。
その、殺意の臨界点に達した時だった。
「――ダメっ!!」
鋭く、凛とした声が店内に響いた。 次の瞬間、小さな影がアルベルトの視界に飛び込んできた。 レティだった。 突き飛ばされてうずくまっていたはずの彼女が、弾かれたように駆け寄り、アルベルトと傭兵の間に割って入ったのだ。
彼女は両手を大きく広げ、アルベルトの胸板を押し返すようにして立ちはだかった。
「レティ……? どいてくれ、そいつらは……」 「ダメです! 抜かないで!」
アルベルトの低い声に、彼女は首を横に振った。 彼女は傭兵たちに無防備な背中を向けたまま、真っ直ぐにアルベルトを睨みつけた。 その瞳は潤んでいたが、恐怖で揺らいではいなかった。そこには、猛獣を前にした調教師のような、毅然とした意志が宿っていた。
「ここは食事をする場所です。……血を流す場所じゃありません!」
「だが、こいつらは君を侮辱した。君に暴力を振るった」
アルベルトの声から殺気が漏れる。 許せなかった。彼女が傷つけられた事実が、彼の中の怪物を目覚めさせていた。
「だからって、アルさんのその手を汚させたくないんです!」
レティが叫んだ。 彼女は、アルベルトの、剣の柄を握ろうとしている右手を、自分の両手で包み込んだ。 彼女の手は震えていた。 怖くないはずがない。背後には理不尽な暴力を振るう男たちがいて、目の前には殺意に濡れた「人斬り」がいるのだ。 それでも彼女は、アルベルトの指を一本ずつ、強引に剣から引き剥がそうとした。
「貴方の手は……温かくて、大きくて、働き者の手です。……ご飯を食べるための手であってほしいんです! こんな、つまらない人たちの血で、貴方の手を汚さないで!」
その言葉が、アルベルトの胸を貫いた。 汚さないで。 今まで、彼の剣を止めようとした人間など、一人もいなかった。 上官も、同僚も、民衆さえも。彼が剣を抜けば「敵を倒してくれる」「守ってくれる」と期待し、称賛した。彼の剣が血に濡れることは、英雄の証だと信じて疑わなかった。 だが、この女性だけは違った。 彼女は、彼が「英雄」になることよりも、「ただの人間」でいてくれることを望んでくれた。
「……え、あ、なんだ?」
背後の傭兵たちが、ようやく異変に気づいたように振り返った。 彼らは、レティの背後に立つ巨漢――アルベルトの姿を見て、ぎょっとしたように息を呑んだ。 殺気は収まっていない。だが、剣を抜こうとしていた姿勢は崩れ、その手は小柄な女性に握られている。
「……お客さん」
レティはゆっくりと振り返り、呆気にとられている傭兵たちに向き直った。 彼女はアルベルトの手を背中で守るように隠し、一歩前に出た。
「スープが温かったのは、私の不手際です。この場でお詫びしますし、代金もいただきません」
声は震えていた。膝も笑っていた。 けれど、彼女は逃げなかった。
「でも、これ以上他のお客さんの迷惑になったり、私の大事な常連さんに乱暴な真似をするなら……すぐにお引き取りください。衛兵を呼びます」
「な、なんだとぉ? 俺たちを誰だと……」 「衛兵が来るまで、私が相手になります!」
レティは近くにあったフライパンを構えた。 それは武器としてはあまりに頼りなく、滑稽ですらあった。 だが、その必死な姿と、背後に控えるアルベルトから放たれる底冷えするような圧力に、男たちの酔いは一気に覚めたようだった。
「ち、チッ……しけた店だぜ。行くぞ」 「お、覚えてろよ!」
捨て台詞は威勢が良かったが、その足取りは逃げるように早かった。 男たちが店を出て行く。扉が閉まる音が、静寂を取り戻した店内に響いた。
ふうっ、とレティが大きく息を吐き、その場にへたり込みそうになった。 アルベルトは慌ててその体を支えた。 彼女の体は、小鳥のように震えていた。
「……無茶をする。相手は武装していたんだぞ。殴られたらどうするつもりだったんだ」 「その時は……このフライパンで、カーンってしてやるつもりでした」
彼女は強がって笑おうとしたが、目からはボロボロと涙がこぼれ落ちていた。 怖かったのだ。本当は、足がすくむほど怖かったのだ。 それでも、彼女は俺を守るために、立ちはだかってくれた。
「ごめんなさい、アルさん。……私、貴方が誰かを傷つけるところ、見たくなかったんです」
レティは、アルベルトの胸に顔を埋めた。
「貴方は、すごく優しい人だから。……誰かを斬ったら、その分だけ貴方の心が傷つく気がして……それが、嫌だったんです」
アルベルトは、言葉を失った。 俺が優しい? 人を斬って心が傷つく? 買いかぶりすぎだ。俺はもう、何も感じない人形のような男なのに。 だが、彼女の涙に濡れた服越しに伝わってくる体温が、俺の中の凍りついた部分を溶かしていく。
守ろうとしたはずが、守られていた。 物理的な力ではない。「想い」という、もっと強靭で温かい力によって、俺は救われたのだ。
「……レティ」
アルベルトは、震える彼女の背中に、そっと腕を回した。 不器用で、硬い動作だったが、精一杯の感謝と謝罪を込めて。
「すまない。……ありがとう」
彼は静かに、自分の腰の剣から手を離した。 そして、その手で彼女の小さな手を包み込んだ。 この手を、二度と彼女の前で血に染めたくない。 彼女が信じてくれた「ご飯を食べるための温かい手」であり続けたい。
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