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31話:栗原と下森の企み
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一時退院までのリハビリプランを見ながら山本は練習をしては病院へ向かって前宮のフォローをしたり、片山の指示の元で車椅子の確認などをした。
そんな中、山本は一つ忘れていたことがある。それは男子応援団団長の大山はあの後どうしてるのか見ていない。
「大山君、ここ最近見てないというか私が練習や病院へ向かっての生活になってるから会ってないな…」
大山の姿を見る機会がなかった山本は演舞仲間でもある為、心配していた。
数日後、一時退院した前宮は車椅子を押してくれる山本の元で楽しく登校する。
「やっぱ涼太君がいないと寂しいや!車椅子での登校だけど、私を頼ってね!」
「なんか申し訳ないな…。骨もあまり良いとは言えないし、念のためにAEDまで片山先生から貰ったから重大なことは起きても対処出来ると思う。ただ、僕の上半身は他の人に見せたくないな。電気ショックの跡が分かり易すぎる」
2人の会話はラブラブだった。
練習もあるので前宮は山本に合わせて登校する。校門で偶然大山を見かけ、挨拶した。
「大山君じゃん!おはよう!」
「おー山本に前宮じゃないか!ってか前宮あの一件より痩せ細ったな。団長でもあるから練習に専念してたから、個人でのお見舞いに来れなくてすまなかった」
大山は前宮に謝る。しかし、前宮は何も言わずに頭を上げてくれと言わんばかりにアピールした。
「謝るようなことでもないよ。僕がした事だから仕方ない。何より、守山さんの姉紗耶香さんの命救えただけ良かったと思うしさ」
神様すぎる前宮だが、大山は2人にヤバめな話をする。
「栗原と下森やばいぞ…。2人がいない時の陰口とか偽りの噂を広めてるよ」
「それってどんな噂なの?詳しく聞きたい」
山本は積極的に聞く中、前宮は不安な顔へと変わった。
「病院へ入院している前宮はわざと事故にあって愛人の山本を呼び出している、とか山本は前宮と淫らなことを病院でするために休んだとかその2つが今広まってるよ」
「あの2人マジで殺そうかな…。ムカつく」
見たことない山本の殺気に負けじと前宮はドス黒いオーラをぶちまけていた。大山も2人の殺気に気が付いたのか、後ろへ後退する。
「…なるほど。マスゲーム復帰の案は白紙にしないといけないようだな。しかし、相手は女の子2人だから手出しは無理か。大山に一つ頼むとしよう。マスゲームの練習を邪魔してくれるか?全部踊り覚えると言ってたからわざと間違えて時間を稼ぐ形だ」
「なるほど、そうすれば確実に…マスゲームは無くなるね。演舞はいけるから問題ないぞ!やろうぜ」
大山は、普段通りに前宮が入院している期間の時と同じ接し方をする。
栗原と下森の話を聞くべく、携帯を用いて盗み聞きをする事となった。
「おーい!2人とも練習してるのかぁ~?」
「もちろん!ってか団長でもある大山君がここに来て大丈夫なの?」
栗原が大山に応答する。その会話も盗み聞きしている山本たちはただ、黙って聞くことしかしなかった。
「大体覚えたけど、そもそもマスゲームないって言ってたから意味なくね?って思う」
「分かるけど、それを打開する物があるの。前宮が用意してたマスゲーム賛成の文書!少し脅しておいたから良かった。ここ最近、まゆっちとは馴々しく話してるからムカつくんだよね。イチャイチャしたいなら違う場所でしてよねって思う。どうせ、あの2人は前宮の入院により2人っきりでイチャイチャしてんだろうね。あのバカップル爆発すればいいのに」
栗原の本音が超が付くほどの爆弾発言で山本と前宮はただただ、泣く事しかできなかった。
「何のために用意したんだよ…。もう訳わからない。何がバカップルだよ、山本は確かにテスト前は慌てるけれども本番に強いし僕が教えたところとか全て記憶する、まさにクラスの中で最も記憶力が高い女子だぞ。舐めやがって…」
「ごめんね涼太…。私がもっと強く言って止めれば良かった。そしたら、涼太君が事故に遭うことなんてなかったと思う。もし、涼太君が前に患って今も戦ってる自律神経失調症の事が分かってのことならあの2人は涼太君のこと殺す気だったのかな…」
その瞬間、大山と繋がっていた携帯がプツンと切れる。ワイヤレスイヤホンで会話を聞いていたみたいで、これ以上はやばいと見て切ったのだと2人は思った。
「まゆっちのせいじゃないよ。事故に遭っても今こうして生きてるじゃないか!そして大切な守山紗耶香先輩の命を救ったわけだから尚更良かったとプラスに考えよう。また、泣いちゃって…。車椅子で言うのはあれだけど僕が抱きしめて落ち着くまで泣いて良いよ。2人で乗り越えよう」
前宮は山本の背中を優しく抱擁して抱く。肩の中で、山本は泣き崩れて嗚咽を出しながらずっと悲しんだ。
前宮は優しく声をかけることに専念する。
「まゆっちは、僕を救ってくれたヒーローさ。僕の心とこの傷を癒してくれた。復帰するまでに応援してくれた、まさに前宮応援団団長ってやつだよ。だからこれからも色々立ち塞がることあるけれども僕とまゆっちなら乗り越えれると思う。一緒に頑張ろ!」
「ありがとう涼太君…。そう言ってくれるの君だけだよ。私の胸が他の人より小さいことに対して肯定してくれたり、病んだ心を癒やし回復してくれたり、デートではプレゼントしてくれて本当にありがとう…。私も涼太君の事守るからこれからもよろしくね」
2人は再度互いの愛を確かめ合った。
そんな中、山本は一つ忘れていたことがある。それは男子応援団団長の大山はあの後どうしてるのか見ていない。
「大山君、ここ最近見てないというか私が練習や病院へ向かっての生活になってるから会ってないな…」
大山の姿を見る機会がなかった山本は演舞仲間でもある為、心配していた。
数日後、一時退院した前宮は車椅子を押してくれる山本の元で楽しく登校する。
「やっぱ涼太君がいないと寂しいや!車椅子での登校だけど、私を頼ってね!」
「なんか申し訳ないな…。骨もあまり良いとは言えないし、念のためにAEDまで片山先生から貰ったから重大なことは起きても対処出来ると思う。ただ、僕の上半身は他の人に見せたくないな。電気ショックの跡が分かり易すぎる」
2人の会話はラブラブだった。
練習もあるので前宮は山本に合わせて登校する。校門で偶然大山を見かけ、挨拶した。
「大山君じゃん!おはよう!」
「おー山本に前宮じゃないか!ってか前宮あの一件より痩せ細ったな。団長でもあるから練習に専念してたから、個人でのお見舞いに来れなくてすまなかった」
大山は前宮に謝る。しかし、前宮は何も言わずに頭を上げてくれと言わんばかりにアピールした。
「謝るようなことでもないよ。僕がした事だから仕方ない。何より、守山さんの姉紗耶香さんの命救えただけ良かったと思うしさ」
神様すぎる前宮だが、大山は2人にヤバめな話をする。
「栗原と下森やばいぞ…。2人がいない時の陰口とか偽りの噂を広めてるよ」
「それってどんな噂なの?詳しく聞きたい」
山本は積極的に聞く中、前宮は不安な顔へと変わった。
「病院へ入院している前宮はわざと事故にあって愛人の山本を呼び出している、とか山本は前宮と淫らなことを病院でするために休んだとかその2つが今広まってるよ」
「あの2人マジで殺そうかな…。ムカつく」
見たことない山本の殺気に負けじと前宮はドス黒いオーラをぶちまけていた。大山も2人の殺気に気が付いたのか、後ろへ後退する。
「…なるほど。マスゲーム復帰の案は白紙にしないといけないようだな。しかし、相手は女の子2人だから手出しは無理か。大山に一つ頼むとしよう。マスゲームの練習を邪魔してくれるか?全部踊り覚えると言ってたからわざと間違えて時間を稼ぐ形だ」
「なるほど、そうすれば確実に…マスゲームは無くなるね。演舞はいけるから問題ないぞ!やろうぜ」
大山は、普段通りに前宮が入院している期間の時と同じ接し方をする。
栗原と下森の話を聞くべく、携帯を用いて盗み聞きをする事となった。
「おーい!2人とも練習してるのかぁ~?」
「もちろん!ってか団長でもある大山君がここに来て大丈夫なの?」
栗原が大山に応答する。その会話も盗み聞きしている山本たちはただ、黙って聞くことしかしなかった。
「大体覚えたけど、そもそもマスゲームないって言ってたから意味なくね?って思う」
「分かるけど、それを打開する物があるの。前宮が用意してたマスゲーム賛成の文書!少し脅しておいたから良かった。ここ最近、まゆっちとは馴々しく話してるからムカつくんだよね。イチャイチャしたいなら違う場所でしてよねって思う。どうせ、あの2人は前宮の入院により2人っきりでイチャイチャしてんだろうね。あのバカップル爆発すればいいのに」
栗原の本音が超が付くほどの爆弾発言で山本と前宮はただただ、泣く事しかできなかった。
「何のために用意したんだよ…。もう訳わからない。何がバカップルだよ、山本は確かにテスト前は慌てるけれども本番に強いし僕が教えたところとか全て記憶する、まさにクラスの中で最も記憶力が高い女子だぞ。舐めやがって…」
「ごめんね涼太…。私がもっと強く言って止めれば良かった。そしたら、涼太君が事故に遭うことなんてなかったと思う。もし、涼太君が前に患って今も戦ってる自律神経失調症の事が分かってのことならあの2人は涼太君のこと殺す気だったのかな…」
その瞬間、大山と繋がっていた携帯がプツンと切れる。ワイヤレスイヤホンで会話を聞いていたみたいで、これ以上はやばいと見て切ったのだと2人は思った。
「まゆっちのせいじゃないよ。事故に遭っても今こうして生きてるじゃないか!そして大切な守山紗耶香先輩の命を救ったわけだから尚更良かったとプラスに考えよう。また、泣いちゃって…。車椅子で言うのはあれだけど僕が抱きしめて落ち着くまで泣いて良いよ。2人で乗り越えよう」
前宮は山本の背中を優しく抱擁して抱く。肩の中で、山本は泣き崩れて嗚咽を出しながらずっと悲しんだ。
前宮は優しく声をかけることに専念する。
「まゆっちは、僕を救ってくれたヒーローさ。僕の心とこの傷を癒してくれた。復帰するまでに応援してくれた、まさに前宮応援団団長ってやつだよ。だからこれからも色々立ち塞がることあるけれども僕とまゆっちなら乗り越えれると思う。一緒に頑張ろ!」
「ありがとう涼太君…。そう言ってくれるの君だけだよ。私の胸が他の人より小さいことに対して肯定してくれたり、病んだ心を癒やし回復してくれたり、デートではプレゼントしてくれて本当にありがとう…。私も涼太君の事守るからこれからもよろしくね」
2人は再度互いの愛を確かめ合った。
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