1 / 28
1
しおりを挟む
「ディアナ・フォン・グラナート公爵令嬢! 貴様との婚約を、本日この時をもって破棄させてもらう!」
きらびやかなシャンデリアが輝く、卒業記念パーティーの真っ只中。
第一王子、ウィルフレイド・ル・ヴァルムの声が、祝杯の喧騒を切り裂いて響き渡った。
楽団の演奏が止まり、着飾った貴族たちが一斉にこちらを振り返る。
主役であるはずの王子の傍らには、守られるように震える男爵令嬢のリリアンが寄り添っていた。
対する私は、手に持っていたシャンパングラスを静かに給仕のトレイへと戻す。
「……お言葉ですが、ウィルフレイド様。今、なんとおっしゃいましたか?」
「聞こえなかったのか! 婚約破棄だと言ったのだ! この悪辣な毒婦め!」
ウィルフレイド様は、まるで英雄にでもなったかのように胸を張り、私を指さした。
「ど、毒婦……。それはまた、ずいぶんと風情のない呼び名ですわね」
「ふん、自業自得だ! 貴様がリリアンに行った数々の嫌がらせ、すべて把握しているぞ!」
王子の言葉に合わせて、周囲からひそひそと蔑みの視線が突き刺さる。
普段の私なら、ここで完璧な公爵令嬢の仮面を被り、理路整然と反論していただろう。
だが、今の私の脳内では、まったく別の感情が爆発していた。
(……やった。ついに、ついに来たわ!)
(これで、明日からあの過酷な『完璧な王太子妃教育』を受けなくて済むのね!?)
(早起きして礼儀作法を叩き込まれ、昼食を抜きながら語学を学び、夜は夜で歴史の研究……。そんな地獄の日々から解放される!)
(おまけに、この無能で空気の読めない王子のお守りも卒業……。最高すぎる!)
私は必死で、こぼれそうになる笑みを堪え、震えるふりをして俯いた。
「……嫌がらせ、とおっしゃいますと?」
「しらを切るな! リリアンの教科書を隠し、彼女のドレスに泥をかけ、あろうことか……最高級のクリームパフを彼女の机に十箱も送りつけたそうではないか!」
会場が、どよめきに包まれる。
「まあ、十箱も!」
「なんて恐ろしい……。甘いものの暴力だわ……」
(……いや、それは私がリリアンさんに『あなた最近痩せすぎだから、これでも食べて太りなさい』って親切で贈ったやつなんだけど)
(まさか嫌がらせにカウントされるなんて、私の善意って一体何なの?)
隣でリリアンが、ハンカチを噛み締めながら私を睨みつけてくる。
「ディアナ様……。私、あの日から一週間、主食がシュークリームだったんですよ!? おかげでウエストが二センチも増えたんです! 一生の不覚ですわ!」
「……それは、災難でしたわね」
「そうだ! リリアンの可憐なウエストを脅かすとは、公爵令嬢として、いや人間として恥を知れ!」
王子の追撃に、私は心の中で拍手喝采を送った。
いいぞ、もっと言え。もっと私を「不適格」だとなじって、完全に縁を切ってくれ。
「さらに! 貴様は私がリリアンと図書室で語らっている際、通りすがりざまに『……仕事しろ』と吐き捨てたそうだな! 私の王太子としての威厳を傷つけた罪は重いぞ!」
「それは……事実ですわ。だって、執務室には書類が山積みでしたもの」
「黙れ! 愛の語らいは、どんな公務よりも優先されるべき高潔な儀式なのだ!」
(ダメだわ、この王子。早く隠居させないと国が滅ぶわ)
(まあ、もう私の知ったことではないけれど!)
私は深く、深く溜息をつく演技をした。
「……わかりました。ウィルフレイド様がそこまでおっしゃるのなら、私に弁明の余地はございません。謹んで、婚約破棄をお受けいたしますわ」
「……え? あ、ああ。そうか。ようやく認めたか」
拍子抜けしたように、王子が目を瞬かせた。
もっと泣き喚いて縋り付かれるとでも思っていたのだろうか。
「つきましては、婚約解消に伴う諸手続き、および慰謝料の請求についてですが……」
「ふん、慰謝料だと? 加害者の貴様が何を……」
「いえ、逆ですわ。私がウィルフレイド様に『自由』という名の慰謝料を差し上げます。ですから、私の身辺整理については一切口出しをしないと、ここで誓っていただけますか?」
「なんだそれは……。よくわからんが、貴様が二度と私の前に現れないというのなら、望むところだ!」
「ありがとうございます。お言葉、しかと承りました。証人の皆様も、今の言葉をお忘れなきよう」
私は周囲の貴族たちに向けて、これ以上ないほど優雅に一礼した。
その動作があまりに完璧だったためか、会場は静まり返る。
「それではウィルフレイド様。そしてリリアン様。お二人で末永く、クリームパフな日々をお過ごしくださいませ」
「き、貴様……最後まで嫌味を!」
「さようなら。……ああ、せいせいした」
最後の一言は、誰にも聞こえないほどの小声で。
私は背筋をピンと伸ばし、出口へと向かって歩き出した。
背後で王子が何かを叫んでいたような気がするが、今の私には心地よいBGMにしか聞こえない。
一歩、会場の外へ踏み出した瞬間。
夜の冷たい空気が、火照った肌に触れて最高に気持ちよかった。
「……終わった。私の『公爵令嬢・ディアナ』としての役目は、今この瞬間に終わったのよ!」
私は夜空に向かって、拳を握りしめた。
「明日からは、何時に起きてもいい。誰に指示されなくてもいい」
「お茶を淹れるのも、ドレスを選ぶのも、全部後回しにして……」
「死ぬほど、ダラけてやるんだから!」
これが、後に「氷の悪役令嬢」と呼ばれた私が、最高の「定休日」を手に入れるまでの、輝かしき第一歩であった。
きらびやかなシャンデリアが輝く、卒業記念パーティーの真っ只中。
第一王子、ウィルフレイド・ル・ヴァルムの声が、祝杯の喧騒を切り裂いて響き渡った。
楽団の演奏が止まり、着飾った貴族たちが一斉にこちらを振り返る。
主役であるはずの王子の傍らには、守られるように震える男爵令嬢のリリアンが寄り添っていた。
対する私は、手に持っていたシャンパングラスを静かに給仕のトレイへと戻す。
「……お言葉ですが、ウィルフレイド様。今、なんとおっしゃいましたか?」
「聞こえなかったのか! 婚約破棄だと言ったのだ! この悪辣な毒婦め!」
ウィルフレイド様は、まるで英雄にでもなったかのように胸を張り、私を指さした。
「ど、毒婦……。それはまた、ずいぶんと風情のない呼び名ですわね」
「ふん、自業自得だ! 貴様がリリアンに行った数々の嫌がらせ、すべて把握しているぞ!」
王子の言葉に合わせて、周囲からひそひそと蔑みの視線が突き刺さる。
普段の私なら、ここで完璧な公爵令嬢の仮面を被り、理路整然と反論していただろう。
だが、今の私の脳内では、まったく別の感情が爆発していた。
(……やった。ついに、ついに来たわ!)
(これで、明日からあの過酷な『完璧な王太子妃教育』を受けなくて済むのね!?)
(早起きして礼儀作法を叩き込まれ、昼食を抜きながら語学を学び、夜は夜で歴史の研究……。そんな地獄の日々から解放される!)
(おまけに、この無能で空気の読めない王子のお守りも卒業……。最高すぎる!)
私は必死で、こぼれそうになる笑みを堪え、震えるふりをして俯いた。
「……嫌がらせ、とおっしゃいますと?」
「しらを切るな! リリアンの教科書を隠し、彼女のドレスに泥をかけ、あろうことか……最高級のクリームパフを彼女の机に十箱も送りつけたそうではないか!」
会場が、どよめきに包まれる。
「まあ、十箱も!」
「なんて恐ろしい……。甘いものの暴力だわ……」
(……いや、それは私がリリアンさんに『あなた最近痩せすぎだから、これでも食べて太りなさい』って親切で贈ったやつなんだけど)
(まさか嫌がらせにカウントされるなんて、私の善意って一体何なの?)
隣でリリアンが、ハンカチを噛み締めながら私を睨みつけてくる。
「ディアナ様……。私、あの日から一週間、主食がシュークリームだったんですよ!? おかげでウエストが二センチも増えたんです! 一生の不覚ですわ!」
「……それは、災難でしたわね」
「そうだ! リリアンの可憐なウエストを脅かすとは、公爵令嬢として、いや人間として恥を知れ!」
王子の追撃に、私は心の中で拍手喝采を送った。
いいぞ、もっと言え。もっと私を「不適格」だとなじって、完全に縁を切ってくれ。
「さらに! 貴様は私がリリアンと図書室で語らっている際、通りすがりざまに『……仕事しろ』と吐き捨てたそうだな! 私の王太子としての威厳を傷つけた罪は重いぞ!」
「それは……事実ですわ。だって、執務室には書類が山積みでしたもの」
「黙れ! 愛の語らいは、どんな公務よりも優先されるべき高潔な儀式なのだ!」
(ダメだわ、この王子。早く隠居させないと国が滅ぶわ)
(まあ、もう私の知ったことではないけれど!)
私は深く、深く溜息をつく演技をした。
「……わかりました。ウィルフレイド様がそこまでおっしゃるのなら、私に弁明の余地はございません。謹んで、婚約破棄をお受けいたしますわ」
「……え? あ、ああ。そうか。ようやく認めたか」
拍子抜けしたように、王子が目を瞬かせた。
もっと泣き喚いて縋り付かれるとでも思っていたのだろうか。
「つきましては、婚約解消に伴う諸手続き、および慰謝料の請求についてですが……」
「ふん、慰謝料だと? 加害者の貴様が何を……」
「いえ、逆ですわ。私がウィルフレイド様に『自由』という名の慰謝料を差し上げます。ですから、私の身辺整理については一切口出しをしないと、ここで誓っていただけますか?」
「なんだそれは……。よくわからんが、貴様が二度と私の前に現れないというのなら、望むところだ!」
「ありがとうございます。お言葉、しかと承りました。証人の皆様も、今の言葉をお忘れなきよう」
私は周囲の貴族たちに向けて、これ以上ないほど優雅に一礼した。
その動作があまりに完璧だったためか、会場は静まり返る。
「それではウィルフレイド様。そしてリリアン様。お二人で末永く、クリームパフな日々をお過ごしくださいませ」
「き、貴様……最後まで嫌味を!」
「さようなら。……ああ、せいせいした」
最後の一言は、誰にも聞こえないほどの小声で。
私は背筋をピンと伸ばし、出口へと向かって歩き出した。
背後で王子が何かを叫んでいたような気がするが、今の私には心地よいBGMにしか聞こえない。
一歩、会場の外へ踏み出した瞬間。
夜の冷たい空気が、火照った肌に触れて最高に気持ちよかった。
「……終わった。私の『公爵令嬢・ディアナ』としての役目は、今この瞬間に終わったのよ!」
私は夜空に向かって、拳を握りしめた。
「明日からは、何時に起きてもいい。誰に指示されなくてもいい」
「お茶を淹れるのも、ドレスを選ぶのも、全部後回しにして……」
「死ぬほど、ダラけてやるんだから!」
これが、後に「氷の悪役令嬢」と呼ばれた私が、最高の「定休日」を手に入れるまでの、輝かしき第一歩であった。
0
あなたにおすすめの小説
不機嫌な侯爵様に、その献身は届かない
翠月 瑠々奈
恋愛
サルコベリア侯爵夫人は、夫の言動に違和感を覚え始める。
始めは夜会での振る舞いからだった。
それがさらに明らかになっていく。
機嫌が悪ければ、それを周りに隠さず察して動いてもらおうとし、愚痴を言ったら同調してもらおうとするのは、まるで子どものよう。
おまけに自分より格下だと思えば強気に出る。
そんな夫から、とある仕事を押し付けられたところ──?
何も決めなかった王国は、静かに席を失う』
ふわふわ
恋愛
王太子の婚約者として、
表には立たず、裏で国を支えてきた公爵令嬢ネフェリア。
だが――
彼女が追い出されたのは、嫉妬でも陰謀でもなかった。
ただ一つ、「決める役割」を、国が彼女一人に押しつけていたからだ。
婚約破棄の後、ネフェリアを失った王国は変わろうとする。
制度を整え、会議を重ね、慎重に、正しく――
けれどその“正しさ”は、何一つ決断を生まなかった。
一方、帝国は違った。
完璧ではなくとも、期限内に返事をする。
責任を分け、判断を止めない。
その差は、やがて「呼ばれない会議」「残らない席」「知らされない決定」となって現れる。
王国は滅びない。
だが、何も決めない国は、静かに舞台の外へ追いやられていく。
――そして迎える、最後の選択。
これは、
剣も魔法も振るわない“静かなざまぁ”。
何も決めなかった過去に、国そのものが向き合う物語。
白い結婚で結構ですわ。愛人持ちの夫に興味はありません
鍛高譚
恋愛
公爵令嬢ルチアーナは、王太子アルベルトとの政略結婚を命じられた。だが彼にはすでに愛する女性がいた。そこでルチアーナは、夫婦の義務を果たさない“白い結婚”を提案し、お互いに干渉しない関係を築くことに成功する。
「夫婦としての役目を求めないでくださいませ。その代わり、わたくしも自由にさせていただきますわ」
そうして始まった王太子妃としての優雅な生活。社交界では完璧な妃を演じつつ、裏では趣味の読書やお茶会を存分に楽しみ、面倒ごととは距離を置くつもりだった。
——だが、夫は次第にルチアーナを気にし始める。
「最近、おまえが気になるんだ」
「もっと夫婦としての時間を持たないか?」
今さらそんなことを言われても、もう遅いのですわ。
愛人を優先しておいて、後になって本妻に興味を持つなんて、そんな都合の良い話はお断り。
わたくしは、自由を守るために、今日も紅茶を嗜みながら優雅に過ごしますわ——。
政略結婚から始まる痛快ざまぁ! 夫の後悔なんて知りませんわ
“白い結婚”を謳歌する令嬢の、自由気ままなラブ&ざまぁストーリー!
婚約破棄を申し入れたのは、父です ― 王子様、あなたの企みはお見通しです!
みかぼう。
恋愛
公爵令嬢クラリッサ・エインズワースは、王太子ルーファスの婚約者。
幼い日に「共に国を守ろう」と誓い合ったはずの彼は、
いま、別の令嬢マリアンヌに微笑んでいた。
そして――年末の舞踏会の夜。
「――この婚約、我らエインズワース家の名において、破棄させていただきます!」
エインズワース公爵が力強く宣言した瞬間、
王国の均衡は揺らぎ始める。
誇りを捨てず、誠実を貫く娘。
政の闇に挑む父。
陰謀を暴かんと手を伸ばす宰相の子。
そして――再び立ち上がる若き王女。
――沈黙は逃げではなく、力の証。
公爵令嬢の誇りが、王国の未来を変える。
――荘厳で静謐な政略ロマンス。
(本作品は小説家になろうにも掲載中です)
出来レースだった王太子妃選に落選した公爵令嬢 役立たずと言われ家を飛び出しました でもあれ? 意外に外の世界は快適です
流空サキ
恋愛
王太子妃に選ばれるのは公爵令嬢であるエステルのはずだった。結果のわかっている出来レースの王太子妃選。けれど結果はまさかの敗北。
父からは勘当され、エステルは家を飛び出した。頼ったのは屋敷を出入りする商人のクレト・ロエラだった。
無一文のエステルはクレトの勧めるままに彼の邸で暮らし始める。それまでほとんど外に出たことのなかったエステルが初めて目にする外の世界。クレトのもとで仕事をしながら過ごすうち、恩人だった彼のことが次第に気になりはじめて……。
純真な公爵令嬢と、ある秘密を持つ商人との恋愛譚。
『めでたしめでたし』の、その後で
ゆきな
恋愛
シャロン・ブーケ伯爵令嬢は社交界デビューの際、ブレント王子に見初められた。
手にキスをされ、一晩中彼とダンスを楽しんだシャロンは、すっかり有頂天だった。
まるで、おとぎ話のお姫様になったような気分だったのである。
しかし、踊り疲れた彼女がブレント王子に導かれるままにやって来たのは、彼の寝室だった。
ブレント王子はお気に入りの娘を見つけるとベッドに誘い込み、飽きたら多額の持参金をもたせて、適当な男の元へと嫁がせることを繰り返していたのだ。
そんなこととは知らなかったシャロンは恐怖のあまり固まってしまったものの、なんとか彼の手を振り切って逃げ帰ってくる。
しかし彼女を迎えた継母と異母妹の態度は冷たかった。
継母はブレント王子の悪癖を知りつつ、持参金目当てにシャロンを王子の元へと送り出していたのである。
それなのに何故逃げ帰ってきたのかと、継母はシャロンを責めた上、役立たずと罵って、その日から彼女を使用人同然にこき使うようになった。
シャロンはそんな苦境の中でも挫けることなく、耐えていた。
そんなある日、ようやくシャロンを愛してくれる青年、スタンリー・クーパー伯爵と出会う。
彼女はスタンリーを心の支えに、辛い毎日を懸命に生きたが、異母妹はシャロンの幸せを許さなかった。
彼女は、どうにかして2人の仲を引き裂こうと企んでいた。
2人の間の障害はそればかりではなかった。
なんとブレント王子は、いまだにシャロンを諦めていなかったのだ。
彼女の身も心も手に入れたい欲求にかられたブレント王子は、彼女を力づくで自分のものにしようと企んでいたのである。
断罪される前に市井で暮らそうとした悪役令嬢は幸せに酔いしれる
葉柚
恋愛
侯爵令嬢であるアマリアは、男爵家の養女であるアンナライラに婚約者のユースフェリア王子を盗られそうになる。
アンナライラに呪いをかけたのはアマリアだと言いアマリアを追い詰める。
アマリアは断罪される前に市井に溶け込み侯爵令嬢ではなく一市民として生きようとする。
市井ではどこかの王子が呪いにより猫になってしまったという噂がまことしやかに流れており……。
離れ離れの婚約者は、もう彼の元には戻らない
月山 歩
恋愛
婚約中のセシーリアは隣国より侵略され、婚約者と共に逃げるが、婚約者を逃すため、深い森の中で、離れ離れになる。一人になってしまったセシーリアは命の危機に直面して、自分の力で生きたいと強く思う。それを助けるのは、彼女を諦めきれない幼馴染の若き王で。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる